頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

刷新

 

本日も閲覧ありがとうございます。

 

 

 

皆様はこちらの書籍をご存知でしょうか。

 

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https://www.kadokawa.co.jp/product/321911000487/

 

わたしは先日ツイッターにてこちらが流れてきて知りました。

 

ツイート添付の画像を試し読みした時点で「買おう…!」と思い、いざ買って読んでみたのですが、とてもよかったです。

今年ベストです!

 

以前から「知っていかないとな」と思っていたけど、「まだタイミングじゃない」などと怠慢に任せて後回しにしていた女性の生理についてなど、とても詳細かつ優しく、そしてとても分かりやすく書かれていました。

男のわたしとしては全く未知の「女性の生理」についても、本当に優しく柔らかく描かれていました。

生理の期間に起こる、女性の体の基礎体温やホルモンバランスのバイオリズムなども記されており、知れてよかったと感じました。

 

この一冊で、過去のトラウマやずっと抱えていたモヤモヤなどが解消して、救われる方はいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

子を授かった家庭には一冊あってほしい書籍

かなり目から鱗のお話も多く、「大人」と言われる年齢の方々や親となった、お孫さんがいる世代の方が読んでも為になることは多いと思います。

 

個人的には用を足した時のトイレットペーパーでおしりを拭く方向や、心と体、脳との性が違う理由(考え方)などが衝撃的でした。

 

また自慰の名称も、一般的な『マスターベーション』はラテン語で「手を汚す」という意味が語源になっていて、『オナニー』は旧約聖書に出てくるユダの子・オナンから来ているらしく、本来は「中絶性行・膣外射精」という意味だとこちらの書籍では記されていました。

 

floodinhead.hatenablog.com

 

こちらにも書いた通り、わたしは言靈肯定派なので、無意識の意識が知らぬ間に"性"に対してマイナスイメージを植えつけたのかなと、とても衝撃的でした。

 

 

またこちらでは性器やおしりなどの下腹部のことを「恥部」や「陰部」といったように形容をしたことで、マイナスイメージが広まり、性教育やセックスに対しても『後ろめたさ』を感じるようになったのだろうと記されていました。実際テレビはそういった表現の仕方がされているので、納得だと思います。

 

こういった「性に対しての印象」をクローズなものにするのも一九八四年には描かれていましたよね。流石に飛躍しすぎですかね。

 

floodinhead.hatenablog.com

 

 

プライベートパーツ

あと、この書籍では本当に基本のことから書かれています。

「口・胸・性器・おしり」はプライベートパーツといって、お世話や看護が必要な時以外は「例え親であっても」不用意に見せたり見せようとしたり、触ったり触らせたりしてはいけないそうです(理由はその人の命に直接関わる場所だから)。

 

親が好意としてやコミュニケーションとして、そういったプライベートパーツをどうして触ってはいけないかというと、子どもがそういった「"プライベートパーツを勝手に触ったりすること"が好意を表す行動だと思ってしまう」からだそうです。

それによって、悪意のある人物から体を触られても「これは好意表現だから断ってはいけない」と拒否できなかったり、結果、犯罪に巻き込まれて心に深い傷を負ってしまったり、ある時には加害者側になったりしてしまうからだそうです。

 

実際わたしも同性の友人へ好意表現としておしりを触っていました。同性だから良いってものでもない。本当に申し訳なかった。

この本を知って、その友人へそれまでのわたしの愚行を謝ったけど、「これも自分の罪意識を薄めたい為に相手を利用する自己満足な行動だよな」と自己嫌悪したというのはまた別のお話⭐️

 

これは『おうち性教育』とは関係ありませんが、よく言われる「自分がされて嫌なことは相手にしてはいけない」も大事ですが、それよりも「自分がされて嬉しいことでも、それが相手も嬉しいとは限らない」の方が大事じゃないかと思います。

ちょっと難しいので、子どもに教える時はまず前者からの方が良いとは思います。

 

 

良くないと感じたなら、伝統などという言葉に逃げず、対峙を。

やっぱり親が「茶化したり」、「怒ったり」、「からかったり」することで、子どもが「聞くべきではないこと」と思うそうです。

あとやっぱり上の世代の弊害が現状にも受け継がれているそうなので、いくら「伝統」などともっともらしい言葉を使ってこようと、『駄目なものは駄目』と言える正常さを持っておかないとなと思います。

 

人は変化を嫌う(エネルギーを必要とする)から、年を取るにしたがって変化に対して否定的になるそうです。まぁ理解はできますが、保身ですね。

あと変化した際に「自分が善と信じてきたものが悪に変わることで、自分の過去の人生が失敗になる(否定されたと思う)」と思っている方が一定数いらっしゃるようにわたしは感じます。

なので、年を重ねると、より時代遅れの価値観に縋るんじゃないかなと思います。

 

時代や価値観はいつでも若い世代が変えるものなので、必要と思ったことは毅然と主張しましょうと思います。

家事は女性だけの仕事ではないし、男性も泣いたって良い

 

 

小さい子が「うんち」や「おしっこ」をよく口にする理由も書いてあり、その理由もとても目から鱗でした👀✨

よくあることですが、理由や仕組みがわからない状態だと拒否反応を感じますが、「どうしてなのか」を知れば案外すっと腑に落ちるものです。

「へぇー!なーるほど!」となりましたよ😚

 

『おうち性教育はじめます』は本当に為になる良い書籍でしたので、皆さんぜひ一度お手に取ってみてください。

回し者ではありません😉

 

ありがとうございました。