頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

一も全もわたし。それでいて、あなた。

 

みなさま本日も閲覧ありがとうございます。

ご無沙汰しております。

 

最近は24時間ずっと17日間ぶっ通しで八十八ヶ所巡礼さんのアルバムを聴いていました 。

嘘ですが、音源はずっと聴いております。

 

 

 

 

今回は『一は全、全は一』についてのお話です。

 

『一は全、全は一』を最初に知ったのは『鋼の錬金術師』という漫画です。

その考え方に触れた当時は小學生の中學年か高學年くらいでしたので、もちろん言葉の意味なんてわかりませんでした。

 

今では言葉の意味を説明できるようになりましたが、その説明も369の法則が頭に入っていなければ理解は難しいと思いますので、参考動画を貼っておきます。

 

youtu.be

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369

  

369の法則では、3は創造(Generator)、6は維持(Operator)、9は破壊(Destroyer)とされています。

ヒンドゥー教の3神であるブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァ。

 

ブラフマーは創造を、ヴィシュヌは維持を、シヴァは破壊を司っている神とされています。


ここで創造、維持、破壊の英単語の頭文字を見てみましょう。

Generator

Operator

Destroyer

 

GOD(神)の文字が出てきました。

実際のところ、創造・維持・破壊の頭文字を抜き出して神(GOD)という言葉が作られたという説があるそうです。

 

Wiki情報ですが、シヴァは破壊と共に創造も司るそうです。

「在る」ということは「無い」ということと同じ。「無い」ということは「在る」ことでもある。納得ですね。

 

 

さて、この価値観考え方を一番身近な自己の身体へ当てはめてみましょう。

手始めに爪。爪は伸びたら切ります。これは破壊の行為です。

しかし切ろうにも切れない爪があります。これは維持の行為です。

そして、爪の根元は新たに爪を生み出します。これは創造、そして維持の行為です。

 

爪自体が皮膚の不要となった部分であるという説もあります。

不要になった皮膚が爪になる(破壊)、それにより新しい皮膚が作られる(創造)、行なっている行為それ自体が身体を保つために必要な行為である(維持)。

 

或いは髪の毛。

ヒトの髪の毛は一日にだいたい百本程度抜けているそうです(破壊)。

しかしそれは不要になったから抜けたのであって、頭皮にはまだ髪の毛は繁茂している(維持)。

そして毛根の中には新しく毛髪が作られ、今か今かと登場を待っている(創造)。

 

369の組織として、身体は機能している。それは一つも無駄がないほど。

 

 

地球という位置のわたし

 

規模を大きくしましょう。

地球に生まれたわたしたちは、自身を「個人」だと思っています。

しかし、わたしたちが日々口にしている様々な食べ物は地球が生んだものです。

それを食べ、生を続けている。

そして食べた以上は排泄をします。排泄したものが肥料になったり濾過され飲み水になったりします。

 

日々を送っている「自分」が地球に作られていて、自分が「地球を作っている」

その円環の中にいます。

神としての地球。それに作られ、それを作っている自分という存在。

 

地球が存在している宇宙や、太陽系、銀河も地球が存在しているから存在していて、太陽系や銀河が存在しているから、地球が存在している。

 

それはつまり、神とでもいうような存在がいたから世界が作られ、自分も作られた。

その世界を絶えず耕している自分がいるから世界が続いている。

つまり、『世界は自分であり、神は自分であり、神は世界である』ということです。

 

これが「一(自分)も全(世界)もわたし」というブログタイトルの意味です。

 

 

しかし、これは決して「つまりこの世界で一番偉いのは自分で、自分だけが素晴らしいのだ」と言っているわけではありません。

自分が地球を作っているのと同じように、あなたも地球を作っていて耕している。

 

 

これはブッダが言ったとされる「天上天下唯我独尊」と同じ意味合いだと思っています。

しかし決して知恵の足らない人が発している意味合いではありません。

本来の意味合いでの話です。

 

天上天下唯我独尊は「この自分というのは、天の上にも天の下にも、同じ存在は一人としていない尊い存在である。と同時に、目の前のあなたや道を行くあの人も、同じくとても尊い存在なのだから、尊重し合って生きましょう」というのが本来の意味です。

 

決して「自分だけが偉くて他人は取るに足らない存在だ」などという意味ではありません。 

 

というより、自然とされるものをつぶさに観察していれば、そんな大層なことはとてもじゃないが言えないと思います。

 

 

ちょっと「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の感覚と近い氣がしますね。

 

大氣があって、植物がなって、水があるから我々は地球に存在することができる。

その「当たり前」が理解できていれば威張ることなどできないはずだと思います。

ですが、あまりに「当たり前すぎて」氣がつかないというのも致しかたないのかなとも思いますけどね。

 

 

ちなみにこの「地球が我々を生かしてくれていて、地球を食べ、地球へ還元している」という考え方は『ガイア理論』というそうですね。

アニミズムとも親和性が良さそうです。

 

ガイア理論の意味とは 生きている地球からの大切なメッセージ | ELEMINIST(エレミニスト)

 

 

 

お楽しみいただけたなら幸いです。

 

 

ありがとうございました( ¨̮ )