頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

たまねぎをむいてもたまねぎ

 

本日もご訪問ありがとうございます。

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わたしは昔『関ジャム』という音樂番組を好んで見ていました。

この番組は音樂のプロが特定のミュージシャンの凄さや、ヒットした曲がどうして売れたのかといった分析をする深夜番組で、その解析に対しての解像度がとても高く、それを好んで見ていました。勉強する為という理由もあります。

 

最近はもう観ることがないのですが、この前なにかのきっかけで「ゴールデンタイムスペシャル」が放送されることを知りました。

 

「どんな内容だろう?」と思って覗いたのですが、『あいみょん宇多田ヒカル、B'z、星野源Mr.Childrenなどといったヒット曲を数多生み出したミュージシャンの曲を、売れっ子プロデューサーなどが厳選し、各ミュージシャンごとの総合トップ10を発表する』というものでした。

他にも取り上げられたミュージシャンはいらっしゃいましたが、その誰もが、いわば『国民的』と評されるような方々ばかりでした。

 

 

その内容を見たときにわたしは、「あぁ…」という寂しさと寒さを感じました。

 

わたしがこの番組を好きだった理由は『結構ディープな人も注目されるから』です。

 

 

その個人的な思いを押し付けるのは全くのお門違いで身勝手なものですが、寒さを感じたのはそこではありません。

 

ラインナップされた全員が『視聴率を見込める方ばかり』だったからです。

 

 

放送される時間帯がゴールデンタイム(19時から21時までの放送枠)であるから、普段番組を見ていない層も見てもらう必要がある。

なぜ見てもらわなければいけないかというと、スポンサーからお金を頂戴しているから。

 

そのスポンサーの商品CMを、より多くの消費者が見るためには、それだけ消費者が好む番組プログラムを組む必要があります。

CMというのは刷り込みの染脳だということは、以前に書いた記事の通りです。

floodinhead.hatenablog.com

 

その『消費者が好むプログラム』というのが、『"国民的"と評されるようなミュージシャンの特集』なのです。

苦笑い。

 

しかし、テレビ(民放)という『資本主義というサークル』の中にあるシステムなのだから、利益を遵守するのは当然です。仕方ない。

 

この状況は、まさに『いくら玉ねぎの皮を剥いても、玉ねぎしか出てこない』さまの様だと感じました。

 

まぁ仕方ない。

 

 

まずジャニーズ所属のタレントさんをMCに起用している時点で、視聴率第一主義なのは決まっているわけだし、つーかまず民放なんてのは、その資本主義的なサイクル体系が回っているから成り立つわけだ。

 

 

こういうことが見え透いちゃうから、テレビっつーものは薄ら寒いと感じてしまうんだよな。

 

 

 

ありがとうございました。