本日もご訪問ありがとうございます。
先日、この記事を読んでいました。
読んでいてふと思ったことがあります。
『昔からあるロングセラーのお菓子って、発売当初は透明パッケージのもの、多くない?』
これです。
そんな仮説が思い浮かび、すぐさま『ロングセラー食品の初代パッケージ』を調べてみました。
湖池屋 ポテトチップス 1962年発売
カルビー ポテトチップス 1975年発売
カルビー サッポロポテト 1972年発売
マスヤ おにぎりせんべい 1969年発売
日清 チキンラーメン 1958年発売
丸美屋 のりたま 1960年発売
以上は『ロングセラーのお菓子(食品)』でざっと考えた時に、思い浮かんだものです。
どうですか?
やっぱり透明パッケージ多くないですか?
『チキンラーメン』とか面白いですよね。
初めて発売された年は1958年で、初代のパッケージは中が見える透明な窓がありますが、パッケージの変更と共にその窓がだんだん小さくなり、1983年以降のパッケージでは窓が消えています。
発売時にはまだまだ知名度が低いため、消費者からの絶対的な信用はない。
そのため中身が見える窓を付けていたけど、発売して25年も経ち『チキンラーメンという商品が浸透したら』パッケージから窓が消えた。
また別で「とても面白い」と感じたのは、『のりたま』です。
多くの商品は「透明パッケージ→中身が見えないパッケージ」へと変わりますが、のりたまはパッケージの変遷が逆なのです。
しかも発売して2,3年で透明パッケージへ変更とかならまだわかりますが、発売して9年後に変更です。
しっかり売れてる。
めちゃくちゃ面白いし、興味深すぎる。
大体は1958年〜1976年に発売された商品が透明パッケージを採用しているみたいです。
これは単純な「時代の流行」なのか、「食品の安全性に対しての関心」なのか。どっちなのでしょう?
単純に流行かな、とも思いますが、上に挙げた商品たちは、みんな発売して少なくとも50年近くは経っています。
いわゆるロングセラーっていうやつですが、ロングセラーになった理由には『パッケージが透明だったから』というのもあるのではないでしょうか?
初めて発売された当時でも中身が見え、どんなものなのかがわかった。中身がわかるため、安心して買うことができる。
その商品と消費者との間で信頼関係が成り立つわけです。
すると、その信頼効果で商品売れ、信頼が受け継がれてその商品がロングセラーになる。
透明パッケージの後には、中身は見えない「商品のイメージ写真」がプリントされたパッケージに変更されるのが基本となっていますが、同じ新商品でも、最初から『イメージ写真パッケージ』のものより、実際に内容物の見ることができる『透明パッケージ』の物の方が購買率は上がるのではないか感じます。
わたし個人的にも、手にとって買う際に実際に中身が見えている方が、安心できるような氣もします。
ということは、これから発売される商品や現在開発中の商品でも『透明パッケージ』を採用したら、先何十年とロングセラーになるのかもしれませんね( ¨̮ )
ちなみに、今でも箱に入って販売されている食べ物(ポッキーやビスコ、キャラメルなど)は、発売された当時から箱入りで、中身が見える透明な窓などもありませんでした。
ありがとうございました( ¨̮ )