頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

芍藥

 


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落とした雫が地を潤せば

芽吹いた若葉は実を付ける

のろまな軟い蟲を愛でる弱虫は

羽根が欲しいと願う

 

開いた 傷口が

零れた その花弁が

 

嫌いな いつもの日々が

氣化して混じり合うまで

 

羽化した秀麗な蝶

はじらいを残し

怖氣付くこの心

知られぬよう

 

綺麗な 果実の肉を

曝して 血が止まるまで

 

「何もない」と嘆いた星屑

糸を離し、飛ぶ。

 

紡いだ言葉が届かないと嘆くのなら

羽根広げ、空、泳ぎ続け

鳳の叫びが大きな波紋を生むように

いざ、陽を背負え。