頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

吐き氣を催す傑作

 

本日もご訪問ありがとうございます。

 

数度言及しておりましたアンドレアス・エシュバッハ著作『NSA』を読み終わりました。

 

どのような作品かと言いますと、『第二次大戰の時代に2020年代現在のインターネット技術があったら』という歴史改変小説です。

【もしもシリーズ】ってやつです。

 

 

歴史改変小説はフィリップ・K・ディックさんの『高い城の男』が有名ですね。

 

 

さて、この『NSA』の感想なのですが、まず、面白かったです。

これは本心から思います。

 

エンタメ小説であるので、「!」が多いですね。

 

ふたりの主人公の生まれ、成長、生活と仕事、何よりも個人的に昂ぶったのは、敵対?的にあったふたりが組んでバディ物になるところです。

「っはぇー!そうなんの!」と舌を巻きました。

 

そして『NSA』という題名からも察することができる通り、現代のネットワークトラッキングや監視社会への警鐘も濃く描かれています。

 

いやぁ、このブログもビッグデータ入りしておりますが、後の祭りですね。

 

 

なぜかAIの登場は想像だにしませんでした。

 

 

で、

 

読後の感想です。

 

感想なのですが、、

 

 

なんちゅうもんを書いているんだ

 

 

と思いました。

 

いや、本当に。

 

めちゃくちゃにバッドエンド。

 

 

この記事の題名にしましたが、『吐き氣を催す作品』でした。

食事中に読み終わったのですが、割と真面目に吐き氣を覺えました。

 

しかし、これは傑作なんですよね〜。

 

「『吐き氣を催す傑作』ってものがこの世にあるんだ」と、別に知りたくなかった知見を得ました。

 

上下巻と長いですが、一読の価値はあると思います。

 

 

ありがとうございました( ¨̮ )