頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

死は確かだが不確か

 

本日もご訪問ありがとうございます。

 

現在わたしは、平野啓一郎さんの『本心』という作品を読んでいます。

本心

本心

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平野啓一郎さんは2022年の個人的ベスト書籍に選ばせていただきました『ある男』を執筆された作家さんです。

floodinhead.hatenablog.com

 

まだ読み始めですが、今日ある一文を見ました。

 

概要としては『33分間の移動で、死に33分だけ近づいた』というものです。

 

このときに「面白いな」と思ったんですよね。

 

 

【死】って当然じゃないですか。

『生は偶然、死は必然』だとかも言いますし。

 

生物は死にますよね(これはわかりやすい単位で見たときの話ですけどね。もっと俯瞰的に見れば山と谷の流れの方が適切な表現となるのでしょうし)。

 

生物は、当然死ぬんですけど、その死っていつになるのかわかんないわけですよ。

《あと何時間で死》みたいに寿命が頭上に表示されているわけではないですし、表示されていても次の瞬間に事故や事件や天変地異に遭っておっ死ぬかもしれない。

 

死は確かにあるのですが、"いつ死ぬか" かは不確か なんですよ。

 

!"%$&'??!"!"

 

ですが、死は当然としてあるので、確かに『33分だけ死には近づいてる』のです。

 

すごく面白くないですか?

 

いえ、面白い。のです。

 

 

死って実は一番具体的な概念であり事実なのかも。

 

Majiすげー面白い。

 

 

 

ありがとうございました( ¨̮ )

 

すげー面白い。