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いいアルバム〜
この間の記事にて、TVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』で結成された、結束バンドのアルバムを購入したことを書きました。
いざ聴いてみたのですが、良いアルバムでした。
何かへの評価とかっていうのは、個人的に偉そうだなと感じるので、あまり好きではないのですが、いわゆる『普通』の完成度の作品が10段階中で5か6だとしたら、このアルバムは7か8くらいです。
つまり『より良い寄りの、良い』ということです。
「この曲のここが…」とか、「このメロディーがスケールに対してテンションで当たっていて…」とかいったことは野暮ちゃんなのでしません。
いつもやってるもんね〜。
これだけは言わせてください!!!!!
野暮ちゃんはしませんが、一つだけ言いたいことがあります。
アルバムのラストにASIAN KUNG-FU GENERATIONさんの『転がる岩、君に朝が降る』のカヴァーが収録されています。
それの歌唱が、まぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぁ良い!
結束バンドのボーカルは、喜多郁代ちゃんという所謂『クラスの人氣者』が務めており、主人公のぼっちちゃんこと後藤ひとりちゃんは、ギターの演奏に徹するメンバーなので歌わないんですね(将来的にはわかりませんが、彼女の性格的に、まぁないでしょう)。
そう考えると、今日日コーラスすらもしないギタリストってむしろレアですよね。
わたしの狭い知識で大変恐縮ですが、そういったギタリストって八十八ヶ所巡礼のKatzuya Shimizuさんくらいじゃないでしょうか?
初めて八十八ヶ所巡礼さんのライヴに行った時、マイクスタンドが立っていなくて、物珍しさとあまりの見慣れなさから困惑しましたし(『ぼっち・ざ・ろっく!』はメンバーの名前がASIAN KUNG-FU GENERATIONの皆様がモデルになっているので、「マイクスタンド立てないギタリストってアジカンの喜多健介さんくらいか?」と言いたかったのですが、喜多さんはコーラスも務めていらっしゃるので、今回は該当しない…。非常に綺麗なコーラスをされる…)。
そんな『本来なら歌わないぼっちちゃん』が歌っているんですね。
このカヴァーを最初に聴いたのはTVアニメの最終話でしたが、まんま、「ぼっちちゃんが歌っている!」と思いました。
地声と歌声で変わる方はいらっしゃいますが(それがあかん、なんてことではないです!)、ぼっちちゃんの声優をされている青山吉能さんは、〈地声と歌声の境目〉?があまりない方みたいで、また、青山吉能さんの地声と『ぼっちちゃんに当てている声』にほとんど相違がないため、より「ぼっちちゃんが歌ってるじゃん!!!」と感動だったんですね。
裏を返せば『青山吉能さんの歌声、まんま』とも表現ができ、青山吉能さんとしてはぼっちちゃんの演技をされながらの歌唱である部分も多かったのかなぁ、と思うのですが、その『地声と歌声』、『地声と演技した声』との相違が少なかったからこそ、ぼっちちゃんの〈等身大〉みたいなものを感じられるようで、とても良かったです。
このカヴァーがあったからこそ、この曲がアルバムの最後を務めたからこそ、作品としての強度も増したように思います。
またこの曲があってくれたから、作品と聴き手との距離が近くなったような感覺がありました。
『それもちょっと あるよな』と歌っている時の、表情すらも浮かんで来るような表現も好きです。
野暮ちゃん…。
歌詞カードを見ていて驚いたのですが、『カラカラ』はtricotの中嶋イッキュウさんが詞と曲を提供されているのですね。
樂曲クレジットを見たときに「えっ!!!!!イッ……キュウさんじゃん!!!!」となりました。
クソデカ感情かよ。
イッキュウさんが曲を提供していると思ったら、確かにtricotっぽいなと思うもんですね。
サビメロの透明感というか浮遊感というか、水色っぽいコーラスとか、イントロの5/4拍子とか6/8拍子の部分とか、その他の変拍子とかですね。
あれ?でも編曲をされているのは三井律郎さんだから勘違いか?
野暮ちゃんやってるじゃん…。。
サビの右Chで「ジャラッ!ジャーラッ!」と鳴っているクランチギターの歪み具合と、手首のスナップが効いたストロークが好きです!
樂器民増えろ〜!
愛を書いていたら、この作品が10段階のうちで8とか9とかな氣がしてきました。
良いアルバムだ!
『ぼっち・ざ・ろっく!』の影響で樂器を始める方、離れていたけどまた再開しようと思う方が増えたらいいなぁ。
樂器はね、愉しいんだよ〜。
樂器を始めると、樂曲を聴いたときにいいプレイがあったらにっこりできますからね( ¨̮ )
ありがとうございました( ¨̮ )
じつは、書いてた文章が一回全部消えたので、書き直しました。