頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

エンタメ化

 

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妖怪に何か用かい?

この世には妖怪という概念があります。

 

わたしはスピリチュアルも肯定派ですので、妖怪とか幽霊とかのオカルト事に対しても好意的肯定的に思っています。

 

理由としては『居ないことが証明されていないから』というのと『居た方が夢があるから』というものです。

『目に見えないものは信じない』という意見もありますが、個人的には「つまんねえやつだな。粋じゃねえ。夢がねえ」と思っています。

 

 

さて、この妖怪を「居ないもの・完全なフィクション」だと仮定すると『どうして妖怪なんてものが生まれたのか』が疑問点になります。

非常に理性的に説明するならば、現代科學で解明されていなかったこと〈理解不能の事象〉を、妖怪の仕業と仮定することで〈事象を理解下に置くことができるため〉に、妖怪が誕生したのではないかと考えられます。

 

つまり『安心したい』ということです。宗教が誕生するプロセスと同じですね。

 

 

風邪をひいたときの意識が朦朧としている状態で、『ざらざらして湿った温かいものが肌を撫でた。これは"あか舐め"の仕業だ』と思っても、実際は保護者や配偶者が濡れ布巾で体を拭いているだけであった、という場合もあるはずです。

 

ほらね、解明って無粋で面白みも夢もないでしょ?

 

そんな『妖怪はいるのかいないのか論争』なんてのはどうでもよくて、今回取り上げたいのは『妖怪をデザインした人がいる』ということです。

 

 

デザインした人、エンタメ化した人

『妖怪が本当にいるのかどうか』なんて本当にどうでもよくて、わたしが氣になっているのは『妖怪という概念を誰が作ったか』と『妖怪を誰がデザインしたか』です。

 

さっと調べたところ、奈良時代に妖怪の起源があり、鎌倉〜室町時代くらいから容姿が表現されはじめ、江戸時代に大流行したそうですね。

 

江戸時代ってのは、判じ絵も流行ったような洒落っ氣のある粋な時代です。

 

そんな洒落っ氣のある時代だから、「得体のわからない恐怖さえも樂しんじゃおう!あえて!」ということで妖怪が生まれたのではないかと思います。

 

いわば『恐怖のエンタメ化』っちゅうような感じですね。

 

 

そして『妖怪というエンタメ』があれだけ発達していたのは、ある程度"娯楽の幅が狭かったから"ではないかと思う次第です。

 

娯楽が狭い→出力・表現の手段が少ない→結果として妖怪のバリエーションが増える。

 

ということは、これだけ娯楽が溢れて多様に増えた現代では全くの新生新人妖怪は生まれないのではないか。と、思っております。

 

「娯楽や表現方法が増えた」ということはプラス面でもあるけど、それだけ「表現力が下がった」とマイナス面的なをすることもできます。

 

 

狭いからこその良い部分。広いからこその良くない部分

『表現方法が狭い』ということは、世間に通用するためにはそれだけ試行錯誤が必要になってくるということです。

「新作妖怪らしいけど、これって古典のあの妖怪と同じではないか」と消費者に言われかねないからです。

そのために妖怪を考案する人は、あれやこれやと思考し『新しい妖怪』を生み出すのですね。

 

ということは、現代という『娯楽の表現方法が多様化した世』では、その試行錯誤が江戸時代よりもおざなりになっているという可能性も、大いにあり得るとわたしは思うわけです。

 

ということは江戸時代のエンターテイナーは今よりも高度なものだったということか?

 

でも実際にPCで音樂を作るようになってから、明らかに昭和世代のプレイヤーよりも樂器や歌のスキルが低いプレイヤーが増えたから"江戸時代の方が高度な表現をしていた"というのは、当たっていそうです。

 

 

ということは江戸時代では上手くいかなかった表現者も、現代では上手く表現をしているという可能性も出てきます。

 

もしそうならば表現者は江戸時代よりも増えたということなのでしょうか?

 

でも、"生む人間"は何をどうしようが『生む人間』ですし、"受け取るだけの人間"はどこまで行っても『受け取るだけの人間』です。これは経験上における現時点での結論です。

 

ということはクリエイターと消費者の絶対的な割合は、今も昔も変わってなんていなくて、クリエイター側の表現方法が多様化したからクリエイターが増えた様に感じているだけなのか?

 

あれ?記事の初めに言っていたことと違った方向に話が向かっているような氣がするぞ??

 

 

 

個人的にクリエイターと消費者は3:7の割合だと感じていて、その『クリエイター』の中に革新者と先導者が含まれています。

革新者(イノベーター):先導者:消費者の割合は、1:2:7だと思っています。

しかしこのお話は別の論点になるので、また別の機会にでも♡

 

 

 

『妖怪はデザインされたものだ』だの『妖怪という概念があります』だのとここまで言ってきたけども、それこそ『オカルト否定派』みたいじゃんね。

無粋だわぁ。つまらんやつだぜ、まったく。

 

 

 

ありがとうございました( ¨̮ )