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ポップカルチャーが好き
わたしはオカルトや怖い話などが好きです。
この間は、生まれて初めて怪談本を買いました。
これまでもホラー小説は買って読んだことはありますが、実話怪談の本は初めてです。
この作品に収録されている『酔歩する男』という短編が、今までになかった(少なくともわたしは体験したことがなかった)ホラーの様相を持っていたので、初読時には強い衝撃を受けました。
形容するなら、《明るい場所のホラー》・《光のホラー》という感じです。
また、他に都市伝説も好きです。
以前にもちらっと折に触れました。
都市伝説は、所謂「信じるか信じないかは〜」の番組も、もう十五年近くは追って観ております。
マイクロチップ
そんなあの有名な番組で、十年ほど前に〈トランスヒューマニズム〉の特集がされておりました。
〈トランスヒューマニズム〉というのは、『人間の肉体と、テクノロジー・機械とを融合させよう』という、理念・思想です。
想像しやすいところだと、義手や義足の類を機械にして、自らの意思で動かす、と言ったようなものだったと記憶しております。
そんな〈トランスヒューマニズム〉を推し進めている会社の代表の方が、自ら「手にマイクロチップを入れている」ということを話しており、実際に『手の甲側、親指と人差し指の間の肉』に、お米粒くらいの大きさの機械が入っているそうです。
「このマイクロチップには色々な情報を入れることができる。銀行口座の情報から健康保険証情報、運転免許証の情報なども入れられる」と、その代表の方は話していました。
そんなようにマイクロチップの有用性を話した後、代表の方は撮影班を庭の小屋の前まで誘導します。
なにをするのかと思っていたところ、おもむろにマイクロチップが入っている箇所をドアノブの辺りに近づけました。
すると、機械音が鳴った後にドアが開場し、扉が開きました。
つまり、所謂な『物質的な鍵』を用いずに、施錠されたドアを解錠したのです。
その一連の映像を見ていたわたしは、当時「はぁ〜、すごい技術があるもんですねえ」と思っていたように記憶しております。
自動改札機
都会には自動改札機というものが導入されております。
田舎なら生身の人間が改札に立っていれば捌けますが、都会だと電車の利用者も多く、生身の人間ではとてもじゃないけど捌き切れないのでしょう。
そこで自動改札機を導入しているのだと思われます。
電車を乗るときには切符というものが必要です。
物理的な磁氣を使った切符は今ももちろんありますが、最近では交通系ICカードなるものも利用者が急増し、物理的な磁氣切符よりも交通系ICカードを利用して電車に乗る人の方が、明らかに多いように感じます(ついにわたしが使っている沿線の、磁氣定期券の発券機が主要な駅だけになりました。こうやって交通系ICカードのみになるんでしょうね。単純に利用率の問題ではあるのだけど)。
『交通系ICカード』は、磁氣カードに任意の金額を入金し、その入金した金額内で交通費を支払うことができる。
わざわざ切符を買わずとも、交通系ICカードに利用した区間分の金額が入金されていれば、自動改札機に磁氣カードを軽く触れさせるだけで、改札が通れてしまうという便利アイテムです。
便利ですね。
今では、その交通系ICカードで色々な決済を行える場所も、大変に増えました。
増えた理由は、まぁ偏に『便利だから』なのでしょうね。
そんな交通系ICカード。
最近では、皆さんが大好きで知らない内にお守りをされている、ほとんど子宮であるところの《けいたいでんわ》でも、交通系ICカードが使えるそうじゃないですか。
以前までは『交通系ICカード』を、自動改札機に触れさせていましたが、《けいたいでんわ》で利用できるものは、そのまま《けいたいでんわ》を改札機に触れさせておりました。
そうすると《けいたいでんわ》の画面に『承認』みたいな表示が行われるみたいです。
ほかにも、最近では《すまーとうおっち》なるものもあるらしいじゃないですか。
この《すまーとうおっっち》は、『腕時計型の端末に、簡易的な《けいたいでんわ》の機能が搭載されているもの』だと認識しております。
この間、ある光景を目にしました。
前を歩く方が、改札を通る際に『左手にしている《すまーと魚っち》を改札に触れさせていた』のです。
「へぇー。まぁ《けいたいでんわ》のちっこい版みたいなものだから、《すまーとうおっち》でも同じことができるのは、そらそうか」と思ったのを覺えております。
しかし、なにかひっかかります。
既視感がある。
その既視感は、十年ほど前に観た『マイクロチップでドアを解錠する様』でした。
思い出してみれば、『マイクロチップでドアを解錠する様』と『《すまーとうおっち》を改札機に触れさせる様』は、あまりに酷似しています。
このときに、わたしは思いました。
「あぁ、予行演習なのだな」と。
思えば、『信じるか信じないか〜』の方は「いきなり新しいテクノロジーや存在を提示しても、その対象が革新的すぎたら、人は衝撃的すぎて受け入れられない。拒否反応を起こしてしまう。だから、段階を踏んで、馴れさせないといけない」と話しておりました。
いきなり、一般的なニュースなどで『マイクロチップ!導入!』とコマーシャルされても、それを見る一般大衆は異質すぎて拒否反応を起こしてしまう。
だから、『交通系ICカード』→《けいたいでんわ》→《すまーとうおっち》と段階を踏ませる。
そうすれば、マイクロチップにも抵抗感を持たず大衆は同意をするから。
ということなのでしょう。
『デマゴギー』とされるもの
十年前に『手に埋め込んだマイクロチップでドアを解錠する映像』を観たときには「すごー、こんなことできるのか」と思っておりましたが、どうやら可能なのでしょうね。実際に目の前で〈前段階〉を見ているのですからね。
でも、人間の記憶は曖昧。しかも一般的な大衆たちはそれに輪をかけて記憶が曖昧ときている。
きっと、全人類が同じ映像を見ていても、三年後にはもう忘れていることでしょう。
もしかしたら、三ヶ月かもしれません。
これだけ記憶力が悪いのだから、十年前に予告されていたことや、十年前の延長のことが今起こっていても、氣付くわけがないですよね。
しかし、どうにも都市伝説というものは鼻白んで聞かれることが多いように感じます。
まぁその『都市伝説として言っている内容』が、眉唾物なものがほとんどであるので、〈怪しい〉と感じるのは仕方がないのかも、とは思いますが、わたしが思うのは、『自分以外の何か(権威とされている者が言ったことや、報道など)』が「この情報は、嘘です。デマゴギーですよ」と言ったことを、大衆たちは鵜呑みにしているだけなのではないのか?ということです。
以前に『刷り込み』の話をしました。
この『刷り込み』は、我ら愚かな人間は〈鳥類にだけある〉と思っておりますが(『刷り込み』が鳥類にのみあると思っているのも、刷り込みですよね)、我々愚かな人間が知らない分野のことを知るとき、「最初に教えられたこと」が、正になるということは、往往にしてあり得ることではないでしょうか(いつぞやの感染症についてなど)。
これは、全く『刷り込み』と同義であると、わたしは思います。
もちろん『デマゴギーとされたもの』が、本当にデマゴギーであることもあるかと思います。
ですが、その当時に『デマゴギーとされた』からといって、『時間が経過したら、実は真実であった』なんてこともあるでしょう。
この『時間が経過したら、実は真実であった』場合は、まだ良いと思います。
ですが、『この情報をデマゴギーとしてコマーシャルして、大衆に刷り込みを行おう』と意図・画策していた場合は?
飛躍している考えであることは否めませんが、これくらいの疑いは持っておいた方が良いと、わたしは感じます。
報道されることを全て信じるのは、危険すぎる。
でも、考え方を変えたら、なんでも全てを政府や為政者や情報を統制するものに任せている方が、幸せだったりするのかもしれません。
わたしは嫌ですけどね。
長々と書きましたが、結局は、これに帰結しますね。
お好きに生きて( ¨̮ )
ありがとうございました( ¨̮ )