頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

パーマンのコピーロボット

 

 

「『パーマン』ってさ、あんじゃん」

 

 

「そう、藤Co. F G-O作品の漫画」

 

 

「あの作品にコピーロボットって出てくるでしょ」

 

 

「あいつってさ、のっぺらぼう人形で鼻がスイッチになってて、鼻を押した対象とそっくりに変身?するらしいじゃんか」

 

 

「あれってどういう原理なの?」

 

 

「のっぺらぼうだから、カメラでスイッチを押した対象を見ているとかなわけじゃないと思うしよ。いや、テレスクリーン的なものだったら大丈夫か」

 

 

「『鼻スイッチを押した対象とそっくりになる』んでしょ、ということは背丈容姿も寸分違わない状態になるということだ」

 

 

「これってスイッチの部分で、スイッチを押した対象のDNAを判別してんじゃねえの?」

 

 

「指に滲んだ汗に含まれているDNAを解析したら、そりゃあそっくり容姿でもコピー可能だろうと思うよな」

 

 

「うん」

 

 

「だとしたら本革のお財布で押した時ってどうなるんだろうな」

 

 

「お財布のままなの?その革を提供した生物が出現するの?」

 

 

「でもなー」

 

 

「まぁ、なんでもありだよな」

 

 

「まったくなんでもありだよな。まったくもってだな」

 

 

「まったくこの世はなんでもありだよ、まったく」

 

 

「秋だよなー、まったく」