頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

【八十八ヶ所巡礼】幻魔大祭 in 酒蔵へようこそ!!【京都磔磔】

 
本日もご訪問ありがとうございます。
開演までの行動と入場してからの挙動

久々の京都、わたしのお氣に入りな場所や、お初に行きたいところなど多々あったのでお昼すぎに京都へ到着しておりました。

 

伏見稲荷へ行き登山を行い(実は既にFox Trick Attackを受けていた…)、広隆寺へ行き(思惟手のアニキへご挨拶 あと乳幼児ベビーじゃんばりかわゆい)、清水寺に行ったけど胎内巡りができず、靈明神社に行って安井金比羅宮で御礼参りをしてクッキーを買ってハコへ(Ben's CockieさんMAJIで美味しい)。



同じあたり?にある『都雅都雅』には行ったことがありましたが、磔磔』には行ったことがなく、‬ばっちりと迷いましたが、無事開演までに到着出来てひと安心です。

 

さて本日わたしが共にライヴを鑑賞するは、堺ファンダンゴでの『仏滅ナイト!』と5月にでかねこで一緒に食べられた友人のI氏です。

 

入場し、何も考えずにフロア奥にある高台へ。

 

 

本日のお開場、京都磔磔さんは長方形の左下が樂屋からの動線PA卓があり、右下には段々になった高台があります。

その高台へ、MAJIなーんも考えずに向かって、友人へ『伏見稲荷大社でお狐さんにFox Trick Attack!をされていたこと』などを話していましたとさ。

磔磔の場所が住宅街の中にあるため、【21時音締め絶対】らしく、18:30のオンタイムでスタート。

 

PA卓あたりに百年ものミラーボールがあったのですが、開演と共に光が絞られていました。


 

 

開演〜虚夢虚夢

一般的なライヴハウスはステージと樂屋が繋がっていることが多いのですが、磔磔というライヴハウスはステージと樂屋が繋がっておりません(都雅都雅も)。

そのため、演者はフロアに設けられた動線を通ってステージへとプロレス入場をする必要があります(わたしはその登場方法を聞いた時に『プロレス入場』と教えられました)。

 

その情報が貴様らの皆様に浸透していたのか、動線の近くにいる貴様らがそわそわしておりました。

 

 

樂屋は二階にあるようで、登場SEが落ち着くとKenzooooooooさんが階段をおりてきました。

ゆったりじっくりと踏みしめながら、ステージへ。

 

ステージ上で貴様らの視線と歓声を一頻り浴びたあと、『お次はあちら』と手のひらでフロア後方の階段を示しKatzuya Shimizuさん、その次のマーガレット廣井さんへ繋ぎます。

マーガレット廣井さん、なんかより細くなってたきがするんですが氣のせいですかね?

 

 

お三方がステージに登り、マーガレット廣井さんの『準備OK』の一音が鳴らされたらばSEは止み、一曲めの始まりが近づきます。

 

 

〜〜♪

 

これは、、、『虚夢虚夢』だ!!!

2022年年末に開催された『大・仏滅ナイト!!』では、イントロのギターが『慧光』のイントロのようなクリーンサウンドでしたが、この日は音源と同じな歪みとフェイザーサウンドでした。

 

「空!」

 

 

初めて行ったライヴハウスでは音が氣になっちゃうのは、まったく性以外の何でもないですが(余談ですが、8/26終わりに行った音樂酒場で聞いたところによると、ロックが好きな人はハコの音響とかを氣にしてよく聴いている人が多いらしいです。閑話休題)、この曲の時点ではギターのアタック音(「ガッ!」とくる感じ)が聴こえないシンセっぽい音、ベースは輪郭のかなり丸い音でした。

つまり、個人的心象をありのまま話すと、すこし物足りない音。

 

ですが、人間の体ってのは音を吸収するものですし、特に衣服はハイの領域を吸収することや、ハイは高いところでまわりがちという性質もあるので、フロア後方の高台にいる以上は仕方ないよな。と思います。

あと、いくらリハーサルをしていても、来る観客の体格や服装などでもスピーカーから出た音がどのように回るかなんてのは予想のできない部分で、実際に演奏が始まらないとわからないところです(しかも本公演が開催された季節は秋なので、各々がどんな服をしているかは不明です。真夏だとほとんどの方がTシャツでしょうから音の予想もつきやすい。そう行った意味でも季節的な要因もあるはず)。

そんなリハーサル時点と開演後との差を調整するのがPAさんの役割、腕、妙なのです。いつもありがとうございますPAさん。

 

事実、『幽楽町線』か『鬼畜』の時には竿樂器お二人の音ははっきりとして、「ガッ!」というピッキングした時のアタック感も聴こえておりましたし。

 

 

あと、のちのMCでマーガレット廣井さんが話されていましたが、この磔磔というライヴハウスは元酒蔵だそうなので、そのためもあって独特でまろやかな音像だっただと思います。

これを書いているのは、もちろん終演した後ですが、親孝行推奨MC前くらいから?《かなり好きな音の箱》だと思っていたので、本当にまた磔磔で再演をしてほしい。

あの音は磔磔でしか味わえない音ですよ。

 

 

仏滅トリシュナー

実は『京都は仏教と親和している町だから、仏滅はやりそうだな』と思っておりました。

 

しかし『仏滅トリシュナー』好きね、貴様らの皆様。わたしも大好きですけど。

 

 

わたしの耳が能力足らずなのだと思いますが、仏滅のベースとドラムのユニゾンフレーズがいっつもバスドラムしか聴こえないんだよな。

もっと良い耳に成長させたい。

 

あと個人的に『仏滅トリシュナーのベースリフはフルピッキングなのかエコノミーピッキングなのか問題』が前から氣になっていたのですが、一弦を弾く時の指が全部同じ指(多分人差し指)だったので、フルピッキングだと思われます。

 

 

ギターソロ終わりでは、マーガレット廣井さんより『日々の辛い辛いお勤め』を労っていただけます。

この時に「磔磔は住宅街の中にあるから音出しを21時まででやめないといけない。それで急いでいたから、樂屋に一升瓶を忘れてきてしまった。あれがないと不安なんだ」と、スタッフの方に「一升瓶を持ってきて!」と頼んでおりました。

樂屋から一升瓶が登場し、貴様らの皆様らで受け渡して無事にマーガレット廣井さんの手元に(マーガレット廣井さんが「〜〜みたいにしてステージに持ってきて!」と言っていたのですが、『なにみたいに』なのかは覺えておりません。わたしは因幡の白兎みたいだな、と思いました。別に酒は貴様らを騙していないけど。いや、酒は騙してくるか)。

 

一升瓶を受け取って、ぐびり、と勢いよく飲料を煽るマーガレット廣井さん。

 その姿に貴様らの皆様は歓声をあげていらっしゃいましたが、一升瓶を煽って歓声が上がるバンドマンなんてマーガレット廣井さんくらいじゃないのかしら。

 

 

幽楽町線

Katzuya Shimizuさんのギターが轟きます。

「『幽楽町線』だ!京都は盆地だから?」などと思いましたが、何よりも驚いたのはKenzooooooooさんのバスドラムです。

 

このイントロ?は、電車が踏切を通過する際の衝撃音をバスドラムで再現しているわけですが、その打音の響き方が、MAJI "高架下のライヴハウス" で魂消ました。

あの篭った感じの音、まさに高架下にある鉄筋コンクリート製のライヴハウスの中で聴いている音じゃないですか!

あまりに "まんま"すぎたので、(°0°)みたいな顔をして固まっておりました。

(あと、マーガレット廣井さんがタッピングで鳴らす「ププペププ」って効果音が何を表しているのか未だにわかりません…。。)

 

 

ギターソロで両手を前に出して、貴様らへ左右に分かれるようにジェスチャーするKatzuya Shimizuさん。

 

そうです。 Katzuya Shimizuさんがフロアへ降りてきました。

 

『日本』の時のマーガレット廣井さんや、ギターソロの長尺な曲でしばしばKatzuya Shimizuさんがフロアに降りて貴様らの皆様の中を練り歩く演出があります(ロックのライブイベントで行われるモッシュの中に、観客が左右に割れて合図とともにぶつかり稽古を行うWall Of Death / WODというものがありますが、それを文字ってマーガレット廣井さんやKatzuya Shimizuさんがフロアで練り歩く演出のことを、巷ではWOMやWOSを呼称されているそうです)。

 

 

Katzuya Shimizuさんは一直線にフロア後方の高台に向かってきて、悠々と頂上でギターソロを弾き始めます。

眼前に貴様らさんのいない、本当の本当に目の前でKatzuya Shimizuさんがギターソロを拝んでおりました…。。

 

まさかまさかなので、他の貴様ら諸氏も目をまん丸にして驚いておられましたが、そらぁあんなリアクションになるよ。最高だもん。

 

普通に弾いた後、背面ギターも披露していただきました。

 

 

ちなみに、わたくしはちょっとばかしギターを嗜むのですが、Katzuya Shimizuさんのギターがすげーテクニックなのは存じているので、その時わたしはギターのパーツなどを凝視して降りました。

 

ギターは、8/26に初めて認知した《十重二十重》のイカす竿。

ネジ締めタイプのロックペグ搭載で、コイルタップのボリュームノブかは不明でしたがノブの端?にナットの銀色が見えていたのでコイルタップかもしれません。

それらのことよりもわたしが氣になったのは(上記のことはすでに知覺していた部分でもあるので)、ジャックのことです。

IbanezのP.I.Aのようにエンドピン近くにザグリ(凹みのことだと思っていただいたら問題ありません)が入っており、そちらにジャックが設けられているのですが、四角くてつやつやした黒い機器?がギター側のジャックとシールドジャックの間にかまされておりました。

あんなの見たことないんだけど、音がよくなったりするやつなのかしら。

 

無知ってものはやだこと。


www.youtube.com

 

背面ギターを、表面・裏面と披露し(わたしはちょうど側面、Katzuya Shimizuさんの横にいたのでヘッドにぶつかりそうになりましたが、ぶつかっても良い思い出になったかもなどと思うとともにそれが理由で竿にダメージでもあったら冗談にならないので、ぶつからなくてよかったと思います)、目を丸くして驚く貴様ら諸氏を満足そうな顔で眺めて、Katzuya Shimizuさんはステージにお戻りになりました。

 

『幽楽町線』のギターソロ終わりで「イェー!」ってマーガレット廣井さんが言うの良いよね。

 

 

鬼畜

スネアの打音で『鬼畜が始まること』を知覺します(この日はハイハットのハーフオープン音がなかったように思います)

なんだかお久しぶりね、鬼畜。と思いました。

 

 

この曲ではギターアルペジオ(コードを一度に弾くのではなく、一音ずつ弾く奏法。コードはルートという根っこになる音があり、そのルートに長三度や完全五度、テンション音などのコードトーンを追加して弾く。ちなみに『仏滅トリシュナー』のサビはD sus2から始まる)が二箇所あり、最初のアルペジオは指弾きなのですが、この日は『和紙に墨が滲むみたいな音』 だと感じました。

 

指、または爪弾きはピック弾きに比べて丸い音になるのが特徴的なのですが、この日の音は、他の箱で聴いた時は全く違った音色になっていて、それが『和紙に墨が滲むみたいな音』 だと感じた次第です。

 

ギターソロの音も、ハイがまろやかで中音域が押し出た「香が揺蕩うような音像」をしていて印象的でした。

 

 

高台で見ていたから初めて知ったのかもしれませんが、ラストサビ前のベースってあんなに音数多かったの??

音源でわたしが聴き取れていないだけ?

明らかにえげつないプレイへアレンジされていたように思うんだけどなぁ。

 

とにかく、そんなマーガレット廣井さんに驚きました。最後の変拍子フレーズもいつもと違って聴こえたけど、それはピッキングの妙と箱の特性から生じたものかしらね。

 

 

SYG88

Kenzooooooooさんが軽妙なドラムを叩きます。

この時のフレーズで勘違いして「あら、沙羅魔都?今日は早いのね」とか思ったりいたしました。

 

 

『SYG88』が始まる前はお三方によるソロ回しがありますが、わたしこのソロ回し好きなんですよね〜。

8/26の【マーガレット廣井ベースギンギン祭】ではマーガレット廣井さんが「ソロ回しでベースが最後になるのはやだ」的なお話をされておりましたが、SYG88前のソロ回しはマーガレット廣井さん→Katzuya Shimizuさん→Kenzooooooooさんの順番なんですね、そういえばね。

 

 

ふた回し目くらいの時にKenzooooooooさんがされていた『八分のフレーズかと思ったら16分音符の音が食い込んできたフレーズ』と、『クローズドロールのフレーズ』が好きでした。

 

あと、マーガレット廣井さんが『狂感できない』のPVでしていたポーズ→Katzuya Shimizuさんがくるっとターン!→Kenzooooooooさんハイハット側を向いて停止した状態から三拍目で振り向く、という場面もございました。

 
この曲には7/8拍子の部分がありますが、あそこのKatzuya Shimizuさんってダブルフィンガータッピングされてたんですね。
変態すぎて大喜びのわたしです。
 
 
あとこの日、歌詞にある「良からぬこと考えているのは」の歌い方が「良からぬ(笑)ことを(笑)考えているのは(笑)」みたいな『本当によからぬことを考えている感じ』の歌い方をされていて笑ってしまいました。

 

 

MC

「ここって元酒蔵で、住宅街の中にあるから21時以降の音出し厳禁らしいんだよ。『長くなっちゃいけないから』って、開演前にKenzooooooooがすげー急かすから一升瓶忘れた」とマーガレット廣井さんは話しておりましたが、当のKenzooooooooさんは「近隣に迷惑かかっちゃいけないから当然だろ」という表情をされておりました。

Katzuya Shimizuさんの表情は見ておりませんが、きっとただ正面をじっと見つめられていたことでしょう。

 

 

「貴様らの中に、自分は何をやっても自由だ!って人いる? 本当の自由って、実はそんなにないと思うんだよ」と話すマーガレット廣井さん。

 

まぁねえ。

そうだろうなぁ、と思います。

 

だって我々服着てるし。

 

 

自由・不自由の話から繋がったのかは定かでないのですが、ゴミのポイ捨ての話へ変遷しました。

そこでは『自販機の横に置いてある瓶・缶用のゴミ箱に無理やり押し込まれている、ラージカップ』について言及されておりました。

 

あれ、も〜〜〜うわたしも本当に不快に思っていたので共感に次ぐ共感の嵐で赤べこになっておりました。

 

マーガレット廣井さんも同じ感性を持たれていて、なんだか安心?ではないかもですが安心いたしました。

 

あとわたしが個人的に超不快でクソダサいと思っているのは、飲み終わったペットボトルやコーヒーチェーンの空き容器を、街の段差や死角などに "置いている" ことです。

あの蛮行が行われた容器って、コンビニコーヒーの場合もよくあるけど、コーヒーチェーンのものだとセイレーンモチーフのロゴを冠した企業のものしか見ないの、なんでなのでしょうね。

 

 

『金土日』煽り

「『磔磔』の意味って知ってる?」とマーガレット廣井さんが貴様らの皆様に問いかけるも、貴様らうんともすんとも言わず(わしも知らんかった)。

 

「『蝶がひらひら舞うような、水がさらさら流れるような』って意味で昔の中國の偉い人が言った言葉らしい。けどちょっと調べただけだからよくは知らない」と、発言し貴様ら諸氏の笑みを引き出しておりました。

(その後も「蝶のように舞い」と何度か言っていたので、"えっ、『蜂と蝶』とか歌ったりする??" などとあるはずのない妄想をしていたりしました)

 

 

この日のKenzooooooooさんの紹介は「on!蝶のようにひらひらとドラムを叩く男!八十八ヶ所巡礼の蝶々!Kenzoooooooo!!」でした。

『八十八ヶ所巡礼の蝶々!』と言われた時は、Kenzooooooooさんは思わずはにかんでおりましたね( ¨̮ )

 

蝶々のようなドラムを披露した後に、マーガレット廣井さんが「Kenzooooooooそんなドコドコ叩いたら外のスピーカーがボフボフしちゃうんだよ」と意見したのですが、それを聞いたKenzooooooooさんが叩く音を小さくして「そうなの?」と口パクで貴様ら諸氏に聴いておりました。

個人的には全然氣にならなかったですよ!

 

 

Katzuya Shimizuさんの紹介は「水のようにさらさらとギターを弾く男!なんかかっちゃんとイメージとぴったりじゃん! on!水のようにさらさらとギターを弾く早弾きMachine!!Katzuya Shimizu先生!」でした。

メンバー紹介の時って、大抵Katzuya Shimizuさんは困惑するような、はにかむような表情をされますよね。

この日のギターソロはいつもよりサイズがコンパクトだと感じたのですが、やっぱり21時以内に収める為なんですかね。

 

 

マーガレット廣井さんですが、箱の前職が酒蔵だからか「蝶のようにひらひらと舞い、水のようにさらさらと流れ、どぶろくのようなベースを弾く!マーガレット廣井でございまぁす!」とご自身を紹介されておりました。

なんでどぶろくだったんだろう?氣分?

 

 

沙羅魔都
過去の個人的な経験則より、音源として発売前にPVなどが公開されている曲は、数度は聴くけどあまり聴きこまないようにしているんですが(いざ音源になった時に飽きちゃってなぁなぁになっちゃうから。それって曲に対して失礼と思ってしまうからですね)、この曲の語り部分で「走馬灯の中に楽しいページをめちゃくちゃ増やそう」と語られているのを初めて知りました。
結果的に言うと、この日は走馬灯で残るだろうと感じます。
 
 
音源でエンディングになるところは、ライヴではアレンジがされております。
音源のエンディング部分は、ライヴでは一旦のブレイクになるだけで、もうひと回しふた回しくらい、バンド全体で展開があるのです。
 
そのブレイク時に、👇
  1. ベースが休符になったタイミングでマーガレット廣井さんが一升瓶に手を伸ばして一口煽る。
  2. 瓶に蓋をし、床へ置く。
  3. 再度のバンドオールイン。
 
この上記した流れを行なっていたのですが、マーガレット廣井さんの仕草挙動がまったく悠然としたものであり、再度オールインしたところでもしれっとジャストの音符で弾き始めたので、「!!〜、!!!!〜〜!、、達人かよ…!!」と思いました。ビギナー素人な感想みたいだな。
もし自分が同じ立場だったら、早く飲料を飲んで、次の音を出すことに意気込んで心の準備をしていると思います。
 
ですが、悠々と、さも「この曲では自分の役割もう終わり〜」みたいな落ち着きで一升瓶を煽って、なんもしていないかのようにベストな一音を繰り出す様は、かっこいいの一言ですよね。
 
 
それと、この曲の時に思ったのかは定かじゃないですが、マーガレット廣井さんベースの位置少し下げました?
マーガレット廣井さんって【Steinbagerのボディの長辺がほとんど水平になるくらいの位置】にベースを抱えていらっしゃる印象なのですが、この日はその長辺が斜めになっていたので氣になりました。
 
マーガレット廣井さんのベースが斜めになっていることなんてこれまでの意識になかったので、少し斜めになっていただけでMetallicaのRobert Trujillo氏を想起しちゃったわね。
あとさ、前までは黒ガムテープでシールドをベースのボディに固定していたと思うんですが、この日は黒ガムテープが見えませんでした。
白ガムテープに変えたのか、エンドピンとストラップの間に通すようにされていたのか、ストラップに貼り付けて固定していたのか。どれなんだろう。
 
 
マーガレット廣井さんの道徳を説くMC
「我々、魔族なのでまぁまぁ長く三人で演奏してきたけど、磔磔は初めてきた。元酒蔵でライヴできるなんてMAJIで嬉しい!」というお話から、『魔族の言葉を理解している貴様らはすごい』みたいな話に遷移。
 
 
超個人的な生活から出した、現時点での意見としては、「自分とは他人なんだから相手の氣持ちが理解できるわけねーじゃん」というのが率直なところなのですが(一応弁明をしておきますが、この日に初めて思った訳ではなくてそれなりに昔から思っております)、でももっと奥を見てみれば(奥を見れているのならば)、『《相手の言っている・主張していること》を聴こうとする姿勢』がすごいという意味だったのかな、と思います。
 
『目の前の相手の意見を、聴いて、その真意を憶測でも考えようとする意思』というか。
 
 
例えるならば、「食事の前に『いただきます』をすること」だったり、「死者を悼んで祈ること」だったり。
 
正直、その行為自体に意味なんてまったくないのかもしれないけど、その行為を行う氣持ちこそが重要だったりするのだろうし。
所詮人間なんて思念の塊ですしさ。知らんけど。
 
 
 
「目の前の相手の意見を聞かずに突っぱねる」というのも、見方を変えりゃあ、『日本』で歌われている冷笑主義になるとも感じるし。
…ということは、「話し合っても、所詮は他人なんだから分かり合えるわけないっしょ」と思っているわたしは、わたし自身が嫌っている冷笑主義に支配されているということになるのか?
どっちかというと冷笑主義というよりもニヒリズムの側面の方が強い氣もするけれど。
 
わたしの考えなんて別にいいんだよ。
閑話休題だっつうの。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
『「磔磔の前職が酒蔵だった」ということで、興奮してリハ入りしてから話をしていたら機材の準備が大幅に遅れた話』や、『ラージカップを瓶・缶専用のゴミ箱に捨てるような貴様らにしなかった貴様らのご両親にBIG UP!』などのお話をされておりました。
 
"酒をよく吸った場所は音がよく響く" らしいのですが、それはマーガレット廣井さんがお付き合いのある先輩バンドマンさんから聴いたんですかね。
なんだって五十年以上もライヴハウスとして営業されているらしいですかね。
 
 
『ハイの丸い、まろやかな音がしている箱』と、わたしの所管を前述いたしましたが、その感想も酒蔵だったという建物の構造上の特徴と、建材がたくさん酒を飲んだというのが理由としてあるのかもなぁ、と思います。
一発で大好きな箱になりました。
そりゃあいろんな大ベテランバンドマンから愛し続けられるわけですね。
 
是非ともまた磔磔で公演を行っていただきたい限りです。切に。
とはいえ、いろんな事情はあるから「あったらいいな〜」くらいで思っています。
人は思念で動いているから、生きたり想ったりしていりゃあ叶ったりもするでしょう。
 
 
日本
『日本』の最初で『君が代』を大合唱するの、好きなんですよね。
マーガレット廣井さんが「誰でも知ってるカヴァー曲をひとつ!」と言うところも好きだし。
 
 
前述で "WOM" と紹介した、マーガレット廣井さんがフロアを巡礼するセクションです。
フロアには柱があるのですが、「柱の向こうにいる貴様ら!我々が見えていないだろう!大丈夫、我々見えていない!」とマーガレット廣井さんが言うが早いか、フロアに降りて柱の方へ歩を進めます。
 
そのまま直進して、フロア後方のPA卓付近へ(PAさんともタッチされておりました)。
PA卓裏のスタッフルームに入り何やら話しておりました。
のちに「ステージマイクのシールドが足らないのでもう一本マイクを用意してください」と話していたことが判明します。
マイクの用意がされるまでに、我々のいる高台へ登るマーガレット廣井さん。
 
まだマイクがなかった時に、88 SUMMER FESTIVAL 2023の蛍光Tを着ていらした方に対して、「会いたかったんだよ!」と言ってたのよかったな。
 
 
マイクがご用意されたことを確認したマーガレット廣井さん。
高台の段差を登るためのビールケースを持って上がり、頂上で「イエーイ!」と叫んでおりました。
おなじみの「脳みそ起きてますか!!」や「おはようございます!!」を言った後、「ここの人たちは "こんばんは" だわ(笑)」と言い直しておりましたが、いつもおはようの方で言っているじゃないですか!いいんですよ!おはようございます!!!
 
実は《マーガレット廣井さんの持つマイクから伸びたコードを持つ》という役割をしてみたかったので、(「多分意味ないんだろうな」と思いながらも)率先して持ったりしておりました。
ああいうのは、きっと参加することが重要。
 
一通り『貴様ら諸氏の脳みそを起こすイエーイ!』を行い、マーガレット廣井さんはステージへ戻りましたとさ。
 
 
何万光年回も言っておりますが、「ご静聴有難う!」の後の音、最ッッッ高にかっこいいので大好きです。
あとこの部分で阿波踊りをするマーガレット廣井さんを永遠に見続けていたい。
 
 
本編が終了し、樂屋に戻る時に、Katzuya Shimizuさんは高台にいる我々へお手を降っておられました(アンコール終わりも同様)。
 
 
アンコール明けの仏狂

アンコール明けでは「21時超えてまで演奏してたら、近隣の方から苦情がきて営業立ち退きとかになっちゃいけないから、不安になりながら演奏してたけど、柱に時計があることを17曲目くらいで氣付いた。全然余裕だった」というようなことを話されておりました。

 

「我々のせいで営業立ち退きになったら、昔からここに出ているレジェンドたちに顔向けできない。我々もまたここでできるなら演奏したいし」とお話されておりましたね。

 

 

そして最後の曲は「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」と、『仏狂』

8/26くらいから音源よりも読経のテンポ上がってますよね。

「難しいんだよ」とぼやいて?おりました( ¨̮ )

 

 

どのあたりか忘れましたが、マーガレット廣井さん白目剝いてた?照明の兼ね合いでそう見えただけかしら。

 

あとこの時に初めて氣付きましたが、曲頭の「仏説摩訶般若波羅蜜多心経」が終わってギターフレーズが轟きますが、あのセクションって7/8拍子なんですね。

今宵も良い仏狂。

 

 

終演と、おしまいに。
はぁ、、素敵な夜でした。
終演後は磔磔の正面民家の窓に映ったねこんころさんの影を見て「印象派ねこ〜!」などと思ったり、友人と軽くAlc.を煽ったりしたあと、無事帰宅いたしました。
 
この日は稲荷山を登山したりしたので、33,012歩、距離にして24.3kmを歩いていたらしいです。
知らんがな。
流石に脚が真空パックされたみたいに疲れました。
疲れるなんて、まったくぜんたい生きておりますね( ¨̮ )
 
 
 
さて、お次は11/22の魔つやまです!
地域は違いますが、愛媛という意味では地元!帰省!
 
 
お愉しみに〜☆
ありがとうございました( ¨̮ )v
 
 
 
 
 
 
今回のタイトルである『幻魔大祭 in 酒蔵へようこそ!!』ですが、『JOVE JOVE』の時にマーガレット廣井さんが仰っていた言葉です。
あまりに最高だったので、タイトルとさせていただきました。