頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

【八十八ヶ所巡礼】難しいプレイを最適解とするバンド【幻魔大祭 2023】

 

本日もご訪問ありがとうございます。

 

行ってきました『幻魔大祭 死國FINAL』!!!!

 

毎夜素敵な夜ですが、この夜は特に素敵な夜でした…。。

 

👇ここまで書いた八十八ヶ所巡礼についての👇

floodinhead.hatenablog.com

 

 

 

 

怪演まで

わたくしごとながら、小生は生まれも育ちも伊予の國でございますので(マーガレット廣井さんKenzooooooooさんのご出身であられる南予ではなく香川寄りの東予という方面)、実家から電車にてどんぶら揺られて会場へ向かいました。

オーシャンビュー

 

『幻魔大祭』発表後の初松山公演からの三度とも、W Studio REDという同じ箱なので、場所の再確認をした後暇を潰すために近くの喫茶店へ。

路地裏珈琲店というお店がとても好きです。何度でも行きます。好きです。

 

 

怪場前に入り口の前へ行きますと、入場を待つ貴様らの皆様諸子が集まっておりました。

いつも思うのですが、本当に八十八ヶ所巡礼さんのライヴに来られる方は世代の幅が広いですね。

 

 

今回はチケットの整理番号がなかなか若めだったので、早々に入場。

👉初めて最前列を経験いたしました✌️

ここらへん

 

〜怪演〜

 

 

奈落サブウーファー

怪演し、御三方が入場。

有難いことに見慣れた光景ですが、マーガレット廣井さんが着けているベルトの先が括られていることに、この時初めて氣が付きました。

 

Kenzooooooooさんのダイナミックなドラムからスタート(スネアのロールから始まったので『某WN夜』かと思いました。そろそろ聴きたい)。

 

 

この日に座していた場所は上手(ステージを正面に見て右側)の最前列だったのですが、この場所ですることと言ったら、一つです。

Katzuya Shimizuさんのプレイを凝視する!!!

 

またまたわたくし事で恐縮ですが、わたくしはギターを嗜んでおります。

だったらKatzuya Shimizuさんのプレイを目に焼き付けない手はありません。

8/26に開催された【マーガレット廣井ベースギンギン祭】の時に、近くでプレイを観て以来、虜です。

特に、変態で(褒めてる)意味不明な(褒めてます)プレイを観ると手を叩いて悦ぶ奇特なわたしには超絶プレイというものは観るべきものなのです。

 

 

さて、この『奈落サブウーファー』を見て聴いて思ったのは、結構ピッキング強めなんだな、という事でした。

ですが、公演の一曲目なので力みがあったということでもあるでしょう。

 

事実、その後の曲はピッキングが強めだと感じませんでしたしね。

 

そしてオルタネイトのストローク(ピックを上下させる動き)で弾く時は、コードバッキングであろうが流れるように単音フレーズを弾く時であろうが、弦を撫でるような、しゃらりしゃらりというピッキングをされておりました。

 

 

苦苦★念仏

貴様らの皆様と一緒に苦しめる曲ですね‪( ¨̮ )‬

この曲の肝の一つは、サビの部分でさながら念仏よろしく繰り返されるKatzuya Shimizuさんの速弾きですが、あれってスウィープフレーズをフルピッキングでしてる?

 

ギターではスウィープという『低音弦→高音弦』や『高音弦→低音弦』へのワンストロークで複数の音を出すという演奏方法があります(メタル系のギタリストが好む奏法)。

左手の指板を押さえる場所と運動にて「もしかして、スウィープフレーズを八分音符のフルピッキングでしてる??」と、思いました(ちなみに、マーガレット廣井さんもベースソロでスウィープっぽいことをされていたと思います)。

 

 

他にも、「冷やっと視てる♪」の前に「ンペペペペーン♪」というナチュラハーモニクス(指板を押さえず、弦に軽く触れた状態で弦を弾く奏法)が鳴る部分がありますが、ナチュラハーモニクスを鳴らす場所の位置関係的に人差し指と薬指ですれば樂なのにわざわざ人差し指を移動させて「ンペペペペーン♪」を発音させておりました(伝わってる?)。

 

 

この時に『八十八ヶ所巡礼というバンドは《難解なことを最適解とするバンド》なのだろうか』と思いました。

 

だって別にあんなにわざわざ難しい事しなくて良いはずじゃないですか。

 

いつかにマーガレット廣井さん本人が仰っておりましたが、樂器を演奏しながら歌わなくても良いわけですし、ベースもルート弾きで良いしギターもコードバッキングで良いしドラムもエイトビートで事足りるっちゃ足りる。

 

そもそも変拍子にする必要もない。『4/4拍子のベースルート弾きギターコードバッキングエイトビートドラムのバンド』なんてごまんといます。

というよりもそれがスタンダードですらある。

 

ですが、あえてそう言ったtheoryに反してわざわざ難しいことをしていて、それを八十八ヶ所巡礼というバンドの正解、最適解としているのてはないか、そのように感じる、と思いました。

 

 

 

あと、Katzuya Shimizuさんは思ってた以上にダウンピッキングを多用してて、想像よりもチキンピッキング(ピックを持っていない指でピッキングする奏法。人差し指と親指でピックを持っているとしたら、中指でピッキングしたりする。ハイブリッドピッキングとも言われる)で演奏させてました。

確かにオルタネイトよりもダウンピッキングの方が緊張感が出たりしますし、チキンピッキングを習得したらフレーズの幅が広がる&ある意味樂ができますもんね。

 

 

八十八発

すげー好き。

『八十八ヶ所巡礼』というバンドの、ある側面からみた到達点みたいな感じがする。

 

いつぞやのでかねこ公演から、この曲がとても好きになっている。

 

重心の低い武骨なロックって感じで、ドカンのズボンとかが似合いそう。

 

 

近頃どうしてる?(新曲)

噂の新曲です。

 

曲始まりはドラムの16ビートとベースの一音ループが八分音符で鳴らされる構成でした。

この曲入りからもう「ハッとしてグッときた」ので好きな曲です。

 

八十八ヶ所巡礼さんが最近作る曲は『味付けが濃いもの(テクニックを全面に押し出したもの)』ではなく『出汁の味とその深み全体を存分に味わう(奏者とバンドが練り上げた芳醇なグルーヴを味わう)』ものが多くなっている印象があるのですが、この曲もその出汁系の曲でした。

 

バンドアンサンブルについてはそんな感じ。

 

 

曲が持っている雰囲氣という観点からは、『手練れなベテランバンドがループマシンを導入したら』みたいなアプローチを感じました。

例えるなら、Queenさんの『Another One Bites The Dust』みたいなイメージ(あくまでわたし個人のイメージです)。

あるいはBee Geesさんの『Stayin' Alive』みたいな70年代ディスコっぽい感じ。


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ギターを嗜む者の視点からすると、ギターのリフが「トゥルルテット テリリ~テリリ~♪」というメロディーで、『テリリ~♪』がチキンピッキングかつダブルストップ(一度に二つの音を同時に発音する方法)だったので、ダブルストップ大好き人間からすると、メインリフがとても最高。

しかも『テリリ~♪』はスライドですしね。あまりにも最高。

 

 

この新曲は「近頃どうしてる?」という問いかけ?を基点とした曲であると思います。

その理由は『近頃どうしてる?』という問いかけが複数回繰り返されるからです。

 

わたしは《新曲とあらば音を聴きたい人間》なので、歌詞にはあまり注目せず、音やアンサンブルに意識を集中させておりました。

そんな状況で、「近頃どうしてる?踊らされてないかい?」みたいな言葉が聴こえて、ハッともニヤリともしてしまいました。

 

『踊らされる』が指すものは色々とありますが、これって流行りのこととかも指しているのだろうと感じたためです。

 

何においても流行り廃りってものがあります。

 

消費者として『これがトレンド!』の一本槍でそれらに興じているのなら、まさに踊らされているという事でしょうし、音樂でも『今はヒップホップが流行ってるからトラップの要素をロックミュージックに取り入れてみよう』や、『EDMがトレンドだから同期もエレクトロなアプローチをしてみよう』という行為?思考?も、それって《流行りに踊らされる》のと同義だと感じるんですよね。

だってほら、流行りってどうとでも作れるし。

 

娯楽的なものもそうだし、報道とかの類についてもそうだと思います。

結局メディア次第って事でしょうね。

 

 

そういった【恣意的なもの】で踊らされるのではなく、【自分が今必要と思うもの】で踊んなさいな、という意図があったんじゃないかなどと思いましたが、実際は知りません。作詞者じゃねえし。

 

ですが、今の時代にディスコを感じる曲を作ったというのは『流行りに踊らされていない』ということの照明になるのではないでしょうか。

 

 

ライヴの翌日に『ペテン師ト後ノ祭リ』を聴いたのですが、「同じ嘘に騙されて」ということを踏襲しているのかも?とも思いました。

 

 

幽楽町線

曲が始まる前の煽りでマーガレット廣井さんが「うらめしや〜」と言いますが、この日は全然恨めしそうではない「うらめしやー!」みたいな言い方をされておりました。

 

 

この曲はKatzuya Shimizuさんの長え(嬉しい)ギターソロがあります。

 

Katzuya Shimizuさんが長尺のギターソロを弾く時はサングラスを外しますが、外したサングラスを後ろに投げたらKenzooooooooさんのドラムまで飛んで行っておりました。

それを見てKenzooooooooさんは笑っておりました‪( ¨̮ )‬

 

 

さて、わたしには上手の最前列でしたかったことがもう一つありました。

 

それはギターソロで上手にきたマーガレット廣井さんと交流すること!

 

そして『幽楽町線』のギターソロでマーガレット廣井さんが上手にきた!

この日、どっかの曲でマーガレット廣井さんが下記のようなポーズをされていたので、わたしも同じポーズをしたのですが、すると『何やってんだこいつ』みたいな感じで数秒目が合いました!うれしい!!

こんなポーズ

 

 

八十八ヶ所巡礼さんのライヴで最前列というのが、この日が初経験だったというのは先に書いた通りですが、マーガレット廣井さんってあんなに指細かったんですか???ちょっと細すぎやしません???

あんな細指でぶっといベース弦を押さえてるんですか???

 

ギターソロを終えようとしたKatzuya Shimizuさんに対して「もうひと回し弾いて良いよ」の首肯をしたのと、Katzuya Shimizuさんのペダルを踏み締めるように踏んでいたのがよかったです。

 

 

沙羅魔都

この『沙羅魔都』のPVが公開された時から、ふんわり感じていたけど言語化できなかった既視感(既聴感?)があったのですが、この度、言語化することが出来ました。

 

この『沙羅魔都』はユーロビートの黎明前夜的なsomethingを感じます(イメージするなら一般的なバンドセットで演奏していた頃のKRAFTWERKみたいな印象。あくまでもイメージとして)。

80年代ディスコブームが生まれるかも、が感じだした頃と言った具合です。

 

 

ここで『近頃どうしてる?』を思い出してみると、【流行りに踊らされるのではなく、今自分がしたいことをして、踊る】というようなことを主張されているのではないか、と身勝手に読み解きました。

『近頃〜』は70年代ディスコブーム的、『沙羅魔都』は80年代ディスコブームが始まる直前的です。

 

また、最近の八十八ヶ所巡礼さんは確実に次のアルバムがあることを示唆しているように思います。

 

これらの要素から、身勝手なわたしは『次のアルバム』は《あの頃》のアプローチを八十八ヶ所巡礼というバンドが解釈したら、という【溫故知新な作品】になるのでは?と、答えを考え出しました。

まぁもちろん分からんけど。酔狂な変人が世迷言を言っているくらいの感じで思っておいてください。

 

 

あと邪推ですが、上記のような『《あの頃》のアプローチを今やる』という観点で考えたら、『沙羅魔都』というタイトルもそれであると思えてきます。

 

どうやら、「さらまと」はフィリピンの言葉で『ありがとう』という意味らしいです。

今から20年くらい昔の当時、ジャパニーズなポップスは執拗に「ありがとう」を言い出す『ありがとうブーム』があったのですが、それを今やってんじゃね?とか邪推してしまいます。

 

「誰もが目指した愛の街」ってのも、いかにもその当時に『夢と魔法に酩酊してた頃』っぽいように思うし。

忘れてください( ˊᵕˋ )

 

 

そういえば「好きなことが分かってるってだけで最高の人生じゃないか!」とマーガレット廣井さんは仰っておりました。

全く同感です。

 

 

仏滅トリシュナー

この日は上手の最前列にいたのは先に何度も申した通りですが、この場所の特権がもう一つありました。

 

仏滅トリシュナーはイントロでマーガレット廣井さんが下手のお立ち台に左向きで立ちますが、そうすると上手にいる人間にはマーガレット廣井さんを正面から拝めるんですね。

まっこと有難ぇ。

 

 

曲の最後でギターがヴォリューム奏法で鳴らされる部分(「渦巻き状の無限ミネラルを押し付けることって」からの部分。『ヴォリューム奏法は、ギター本体のヴォリュームノブを0にした状態でピッキングして、ヴォリュームを上げていく演奏方法。ヴァイオリン奏法とも言われます。ピッキングした時のアタック音が鳴らないのが特徴)がありますが、ヴォリューム奏法の時って、ギターのノブがフルじゃなくて8,9くらいでタッピングしてるんですね。

「…〜〜ゥワァ〜ン」のとこは0から10までノブを開き、ちょっと絞って8くらいにしてからタッピングのピロピロを演奏されておりました。


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ギターって、音の作り方によってはギター本体のヴォリュームを10で弾くと音が硬かったり、耳に痛かったりするんですよね。

好き好きだし、演奏する音樂によっても向き不向きはありますが、個人的にはヴォリュームノブををちょっと絞った音の方が芳醇な感じがして好きです。

基本の音をノブ7,8くらいで作ってたら、ソロの時にノブを10にするだけで事足りたりもしますしね。

 

 

脳の王国

この曲で歌われている『脳の王国』とは、言わずもがな《都市》のことを指しているのだと思うのですが、これって、安部公房さんが養老孟司さんとの対談で話されていた「ビルは目的じゃなくて手段でしょ」というのと同じ意味合いなのかしら?

 

曲のはじめの方で上のことを思い至って( °0° )みたいな顔をしておりました。

 

八十八ヶ所巡礼の御三方が好きな作家さんが知りたい。

 

 

 

日本

この曲かっこいいですよね〜。

何度も言っていると思いますが、「御清聴有難う」の後からが本当にかっこいい。

あ、マーガレット廣井さんはその時にモンキーダンスをされておりました。

 

 

わたくし事で大変恐縮ですが、先週サッカーを観戰してきました。

わたしはスポーツには本当に一切聡くないのですが、試合の開始前に國歌斉唱があり、その時に「あっ、そういえば『君が代』ってこんな感じで厳かだったよな」と思いました。

スポーツには聡くないめちゃ文化大好き人間ですが、サッカーの試合は樂しかったです。

閑話休題

 

 

あ、もう一つ上手最前列の特権がありました。

この『日本』はエンディングでマーガレット廣井さんがステージ中央のお立ち台で『君が代』を弾きますが、その時のマーガレット廣井さんが目を瞑って、音を探して心の目で視るように弾いていたのがとても印象的でした。

 

マーガレット廣井さんの定位置である下手だと、指板を押さえる左腕で顔が隠れちゃうので、あの光景は上手じゃないと見れないんでしょうね。

大変良いものを見せていただきました。

 

一見の価値はあると思いますが、愉しみ方なんて好きにすりゃあ良い。

 

 

あ、そういえばこの日初めて知ったのですが、Katzuya Shimizuさんってツーブロックなんですね。

あとアーミングマシマシで個人的にとても最高でした。

 

 

金土日前の煽り

「最近Kenzooooooooは恋をしている」とマーガレット廣井さん。

いきなりなにを言い出すんだ、と思ったのですが、それはメンバーの恋愛話御法度な界隈のバンドに触れて育ってきたからです。

 

ですが、その実は「最近KenzooooooooとリポビタンDとが一緒にいる姿をよく見るから、きっとリポビタンDと昵懇なのであろう」ということでした。

「on!最近リポビタンDに恋をしている、K,e,n,zにoが八つでKenzoooooooo!」と紹介されていつも以上にパワフルなプレイを披露するKenzooooooooさん。

Kenzooooooooさんがソロを取っている時に、ステージ袖の樂屋と繋がっている暗幕からお顔がにょっきり出ていたのですが、あれってKenzooooooooさんのご家族の方でしょうか?

 

 

Katzuya Shimizuさんは、『最近車の中でアレハンドロ・ホドロフスキーの本を読んでいるとのこと』から、「on!アレハンドロ・ホドロフスキーに恋してる!Katzuya Shimizu〜!」と紹介されて苦笑されておりました。

 

不勉強ながらわたしはアレハンドロ・ホドロフスキーさんのことを存じあげなかったのですが、チリの映画監督さんなんですね。


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本当に知らなさすぎたので、メタルとかのコアなギタリストかしら?と思いました。

ちなみにソロ回しの前半は、メタル黎明のクラシック音樂を基調としたような速弾きフレーズでした。

 

 

マーガレット廣井さんは色々悩んだ挙句に何も思い浮かばなかったみたいで(各々のソロ回し中もめちゃくちゃ真剣に考えておりました)、最終「貴様らに恋してる!」と綺麗な着地をされておりました。

ベースソロはKatzuya Shimizuさんと似たクラシカルなメタルフレーズ的なプレイでございました。

 

 

仏狂

「貴様らとお別れするのが名残惜しいから、もう一曲演奏する!」とのことで演奏された『仏狂』です。

 

マーガレット廣井さんは「この曲そんなに盛り上がる曲じゃないから、そんな無理して『ウォオオ!』とか言わなくていいよ」と話しておりましたが、なにを仰る、仏狂の歌い出しである「仏説〜」が聴こえてきた時いっつも「ヴヲォオオオオオオ!!!!!!!」という声がでちゃうくらい好きですよ。

 

盛り上がりにくい?のは、「仏説〜」のセクションが終わってギターだけになる箇所から結構な長さが7/8拍子で演奏されるからじゃないかな?と思います。

そりゃあ一般的なポップスやロックミュージックは4/4拍子なので、7/8拍子のノリは乗りにくいのは仕方ないのではないでしょうか…。出過ぎたことをすみません。

4/4拍子は四分音符で拍を取るので『イチ、ニ、サン、シ』となり、この一ブロックが一小節となりますが、7/8拍子は八分音符で拍を取るので『イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、ナナ』の一ブロックが一小節となります。

四分音符は八分音符二つ分なので、7/8拍子の場合は一小節が4/4拍子に比べて八分音符一つ分前にずれ込むということですね。

『SYG88』のサビとかも7/8拍子です。

 

つまり。

仏狂、好きです。

 

『ペテン師ト後ノ祭リ』と『エイトビイトな人々』も好きです。

 

 

最後のギターソロ?でKatzuya Shimizuさんが上手のお立ち台に登って上手スピーカーに片足をかけ、のけぞりながらギターを弾いているのは多少なりともヒヤリとしました。あと股下のトンネルを潜りたいと思いました。

 

 

以前、『ギターのジャック部分にキューブ状のものをかましている?』と書いたのですが、もしかしたらシールドプラグの部分がキューブ状になっているものを使用されているのかもしれません。

軽く調べたところ、CLASSIC PRO社のL字シールドやオヤイデ社のG-SPOT CABLEとかはプラグの部分がキューブ状になっておりました。

パーツがProvidence社のものっぽかったような記憶がありますが、キューブの形状的にG-SPOT CABLEが有力そう。

 

あと、現在Katzuya Shimizuさんがよく弾いていらっしゃる十重二十重の竿は、ヘッドの正面が『ストラトキャスターの土台にテレキャスターの形が浮き彫りされている』という激イカす仕様となっておりますが、ヘッドの裏面はコンター加工のように削りが入っておりました。藝が細かい。

 

あと、竿はボディカラーが高貴な白色をしておりますが、バインディングのようにボディ側面数ミリだけボディ材の色が見えておりました。

ということは、十重二十重の竿はトップ材を貼っているのか?とかも思いましたが、全く根拠のない憶測です。

全く根拠のない憶測の二つ目としては、ネックは指板と一体型の1Pメイプルなのかしら?というものです。

 

 

MCで話していたことと、雑記

-MC編-

南予にはライヴハウスが一つしかない!八幡浜スモーキードラゴン!」

「スモークマシンの煙は発癌性物質が確認されているらしい!ちゃんとしっかりした検査を何度もしているから、直ちに人体に害はないらしいから安心して!でもあんまり吸わない方がいい!」

「肺は汚れても心は穢れるな!」

「我々は貴様らに元氣を与えにきた!」

「今年はあと一ヶ月ちょっとしかないけど、今年散々だった貴様らもあと一ヶ月でなんとかマシな一年にするため、魔界からやってきた!」

「Kenzooooooooとわたくしマーガレット廣井は死國の吉田町出身で、かっちゃんはまあ違うけど、オセロで挟まれてたら色が変わるのと一緒で、かっちゃんも吉田町出身!」

「我々魔族は貴様ら人間が日々のニュースとかで右往左往しているのを見て『おもしろいなー』と思っている!」

「アイドルの現場だとタッチ一回で5000円くらい取られるぞ!」

とかをおっしゃっておりました。

 

ロックフェスのことやなんやも話しておられましたが、マーガレット廣井さんMAJIで政治が絡んじゃったロックを嫌悪されてるんですね。

まぁわからんでもない。

 

 

他にも「ここ(W Studio RED)が埋まるまで、埋まってもずっとここでする!」と仰っておりましたが、愛媛の人間からすればサロンキティにも出てほしい氣持ちもある。

が、サロンキティは市駅から距離あるもんね…。。

 

終電とかもあるし。愛媛は車社会とはいえ、わたしみたいに車が運転できない方もいらっしゃるだろうし。

そう考えたら市駅からも近いし色々と便の良いW Studio REDさんでブッキングを打つ方が現実的ですかね〜。

 

 

-演奏した曲についての雑記-

『幻魔大祭』の前かどこかで「明後日(親の)四十九日!」と仰っていた貴様らさんがいらっしゃって、その話の流れで曲に入ろうとしたところ、どなたかが入りをミスしたか何かで、一旦中断。

「こんなんじゃ送り出せない。今日来てるかわかんないけど、Kenzooooooooのお母さん、今のKenzooooooooとかっちゃんどっちが悪かったですか」とマーガレット廣井さんが聞くも、「いや、俺が悪かった」と場を治めようと大人の対応をします(ご想像の通り、別にギスギスしていたわけではありません)。

すると、Kenzooooooooさんが「いや俺が悪かった」と挙手をしました。

 

この流れってダチョウ倶楽部さんの『どうぞどうぞ』の流れだと思ったのですが、Katzuya Shimizuさんはそれに乗っからず、でした。

あの時のKatzuya Shimizuさんって『どうぞどうぞの流れを認識していた上でのスルー』だったのか、思い出さなかったのか、どっちなんでしょう?

樂しかったから別にどっちでもいい!!

 

 

「元氣な曲!」とのことで『粋NALI』が演奏されました。

曲がオールインする前にギターがサイレンのように鳴る部分がありますが、あそこ原曲とは違ってコーラスがかかってましたね。結構depthの深い音でしたね( ¨̮ )

 

ほかには、「図らずも愉快である」の後の「ッパッパッパッパッパッパッパッ」というギターが、ダウンストロークで振り抜くプレイになっておりました。

音源ではピックじゃなくて爪のダブルストップで鳴らしている音だと思うのですが、音源でもピックで振り抜いてスタッカートしているのでしょうか。

音が良かったらええねん。

 

 

そういえばマーガレット廣井さんのステージドリンクが『豪快』から『大吟醸』に変わっておりました(・◡・)

 

最後に

毎度のことながら長いですね。

書いている自分でも辟易としそうです。

 

 

書き忘れではないですが、『金土日』前の煽りで、マーガレット廣井さんが「ちゃんと音樂を聴いてくれてありがとう」と話していたのがグッと来ました。

 

個人的にの話ですが、音樂は音に込められた心をすら聴くものと認識しております。

 

八十八ヶ所巡礼さんの音樂は、その《音に込められた心》がより強い?ように思います。

なので、何度聴いても飽きない。

 

個人的に八十八ヶ所巡礼さんの音源はアルバムを通して聴くようにしているのですが、一番聴いているのは『攻撃的国民的音楽』で、2023年の11月23日現在194回だそうです。

アルバム単位で194回通して聴いて飽きないって、冷静に考えても考えなくてもとんでもないことですよね。

 

 

 

終演後は終電が危険だったので(愛媛の終電は、早い…)、大急ぎでタクシーに助けていただき、無事帰宅しました。

 

夜空に見事なうろこ雲ができていて、「あぁ〜、秋だなぁ」なんて思ったのですが、うろこ雲なんて本当に数年見ていなかったような氣がします。

普段生活している都会ではうろこ雲ができないのか、できていても髑髏の光で見えないのか、できていても見れないほど汲々としてしまっているのか。

なんにせよ、定期的に自然へ還るのは必要だなと感じたと同時に、非常に豊かだな、と思った時間でした。

 

 

さて、今年もあと少し。

行くことが決まっているライヴイベントもあと少しです。

 

八十八ヶ所巡礼さんなら、東京と大阪の『幻魔大祭 FINAL』

その他は上原ひろみさんの新プロジェクト『Hiromi's Sonicbloom』の公演です。

上原ひろみさんの公演は初めて行くので、それも樂しみですし、会場がフェスティバルホールなのでそれも相まって樂しみの六乗です。

フェスティバルホールは、以前KRAFTWERKさんの来日で行った時に音が良すぎてビビビビりましたので、本当に樂しみです( ¨̮ )

死ねねえな。

 

 

 

あ、そうそう。

『良いお年を』って良い言葉ですよね。多分去年も言っておりますけどね。

 

ありがとうございました( ¨̮ )