沼にハマったと思ったら自分が沼と一体化していた。
沼の中で生活しすぎて何がメジャーで何がマイナーなのかわからなくなってくる。
ナイスなグルーヴを奏でている音楽に触れると、からだ全体で何かを捏ねだす。
とても好きな演奏を聴くと、細胞がサンバを踊りだす。
とても好きな演奏や音楽と触れた時のリアクションが、酒飲みが好きなアルコールを飲んだ時のリアクションと同じ。
ドツボを突くプレイや表現があると両拳を握りしめ、小刻みに震えながら噛みしめる。
結局良いものはジャンルとか関係なく良いと知る。
演奏者のバックボーンや育ってきた環境が見える。
The BeatlesやKRAFTWERKなどの、『そのジャンルの始祖』となった存在の圧倒的なありがたみを痛切に感じる。
現役ミュージシャンの曲アレンジが始祖のオマージュだったりすることがよくある。
温故知新の大切さを知る。
高校生(十代・思春期)の頃に深く聴いた音楽がその人の根っこになるというのは本当。
コミックバンド然としている方のほとんどが、演奏はとても上手だし曲もしっかりしている。
アイドルソングやアニメソング侮るなかれ。
世間では一発屋だと思われいているグループが、実は早すぎた天才だったケースは意外と多い。
音楽は合法麻薬。聴いてみろ、飛ぶぞ。
いまだに根強いファンがいるベテランアーティスト(故人でも)を一度聴いてみれば、確かにそのカリスマに納得する。
好きなミュージシャンの曲をシャッフル再生してセルフイントロドンをする。
一度や二度ならず「自分の許容を超えたアルバム」と出会う。(Yesの『Fragile』とか)
知らんジャンルへの見識を広げようと思い、お試しでアルバムを買い、結果ジャンル全体にハマって沼面積を広げる。
演歌の曲展開、ほとんどハードロックやプログレ。
日本産のジャズにはどこか"くささ"がある。
歌詞は大事だけど、非言語コミュケーション(音楽)最高だな、となる。
様々なジャンルに触れていると、自分自身が自分の見る世界を狭めているのだと知る。
中東には傑物がいる。
ノーマークで買った勉強中のジャンルの名盤に、超有名曲が収録していて「これかぁ!」となる。
好きなミュージシャンのバックボーンを調べ、その人が影響を受けた人に触れる。
トリビュートアルバムは本当にその人たちごとの『色』が出るから面白い。
「クセ強いな」と初めは思ったが、いつのまにかそのクセが病みつきになっている。
面白いMVが好き。
売れている(認知度が高い)=良い、ではない。
どのジャンルにも、相容れないジャンルでも名盤は存在する。
初めて聴いた時は良さが理解できなかったが、久しぶりに聴いてみるとその良さ素晴らしさを実感する。
全てにリスペクトを感じる。