本日もご訪問ありがとうございます。
今回も名越康文さんの行ったYouTube LIVEで感じたことを書いていきます。
クローズに販売する戰略
最近名越さんは自身が手がけた音樂アルバムを発表されたそうです。
そのアルバムはアマゾンなどでは入手できず、名越さんが所属する『夜間飛行』という出版社でのみ購入できるそうです。
この『外部に委託せずにクローズ的に売る』商法ですが、これからの世界ではこの感覺や考え方が必要になってくると、ともすれば必須になると感じています。
「今まで通りアマゾンや楽天などの大手サイトを用いて販売すればいいではないか」と思われる方も多くいるとは思うのですが、大手サイトを使う場合だと『利用者(出品者)が制限されかねない』ためですね。
言い方を変えたら『利用するためには利用者は言いなりにならないといけない場合がある』でございます。
a.k.a. 隷従
楽天に出品する際には楽天に不利になる行いはできませんし、YouTubeを利用して発信するためには利用規約を守らなねばいけません。
実際、今現在のYouTubeは言論統制が非常に強く敷かれていると言われています。
そのように『他者が作ったサービスを用いるのなら、作成者の言いなりにならねばいけない』というわけです。
a.k.a. 隷従とでもいった感じです。
内閣府のサーバはアマゾンのものを使っていると耳にしたことがありますが、アマゾンのものを使うということは「提供サービス元であるアマゾンが内閣府のデータを見ることも可能である」ということとも言えると感じます。
このように『他者のサービスを用いる場合は、提供者に首根っこを摑まれている』といっても過言ではないと思うのです。
そのため名越さんが用いたCDの売り方は、これから必要になる感覺だと思ったのです。
『この感覺、考え方が必須になってくる』と先述しましたが、それは『自身で全てを賄うことが必要不可欠になってくる』という意味合いでした。
ファンクラブ型
このマーケティング方法を名付けるなら『ファンクラブ型商法』とでも言えるでしょうか。
わたしが十年以上ファンをしているMUCCというバンドは、この三年前くらいからファンクラブ限定の特典などを新作のCDやDVDに付けるという方法を用いるようになりました。ほうほう。
MUCCの師匠とも言えるcali≠gariというバンドは、もう十年くらい前からファンクラブ限定CDを発売したりと、この『ファンクラブ型商法』を用いていました。
十年前当時はその重要性がいまいち理解できませんでしたが、今になって分かってきました。
これからのマーケティングは『ファンクラブ型』が大事になってくるのでしょう。
これくらいはみなさん既にご理解済みのこととは思います。
あとがき
もちろんアマゾンなどの大手サービスを用いるのは出品者側も消費者側も便利ですが、便利の裏には何が隠れているかわからないな、と思ったというお話でした。
あと、汎用性の高いフォーマットで自己を表現してやり手になるのもいいけど、一番やり手なのは『汎用性の高いフォーマットを作った人』なのですね。
非常に勉強になりました( ¨̮ )
やはり『本当の支配者は、利用者自身に"自分は支配している(自分は利用できる立場である)"と思わせることができる』ということなのですね。
支配されていることを知らぬまま踊るか、知った上で踊るか、躍らせる側になるか、躍らせる側になった上で一緒に踊るか、
ありがとうございました( ¨̮ )