頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

【八十八ヶ所巡礼】確実に何か居たと思う【八十八夜ナイト!】

 

本日もご訪問ありがとうございます。

 

行ってきました『八十八夜ナイト!』

 

書くことが多すぎて取捨選択しないと…。

全部書けそうなら書きます。

 

👇過去書いた八十八ヶ所巡礼さんについてのもの👇

floodinhead.hatenablog.com

 

 

X JAPANのhideさん

実はこの『八十八夜ナイト』が開催される前日から東京へ前乗りし、呑んだり食べたり怪談を聴いたりしておりました。

なので、お土産とかをロッカーに納めてから行動開始。

 

Number Sugarというキャラメル屋さんに行ったのち(2022年の『大・仏滅ナイト!!』ではお店に到着した時点ですれに売り切れていたためリベンジ)、箱の場所を確認の後、荷物入ロッカーしました。

もしかしたらメンバー入りすらしていなかったかも

ちなみに、O-Eastにたどり着くまで、しっかり迷いました。

道案内を電脳に任せてたらダメだね、やっぱり騙してきやがります‾\_(ツ)_/‾

 

 

 

新宿→渋谷の山手線電車に乗り込むと、X JAPANのhideさんがいらっしゃり、びっくり。

お亡くなりになっていることは存じているので、「コスプレかー、凄」と思ったのですが、本当にすごかったんです。

X JAPANさんの解散LIVE?の時の衣装で、真っ赤なレザースーツにピンク髪のコスプレが本当に完璧でした。

「さすが東京、コスプレも凄い。氣合いが入っている」などと田舎者な感想を持つわし。

 

開場まではギターを試奏させてもらったりしました。

ミニハム搭載のギター欲しい。St.Vincentさんの竿が欲しい。

 

 

開演まで

この日はチケットの整理番号が329〜396番目までだったので「開場時間数分過ぎても大丈ぶ〜」などと思い、少しルーズ目な時間に到着すると、その時点で「現在430番までお入りいただけまーす!」と案内されておりました。

怠慢はいけない。

怠慢はいけない

 

入場し、本日は一階フロア前からひとつめの柵二列目、ど真ん中より下手よりに位置付きました。

「今日はマーガレット廣井さんフロアまで降りて来られるんじゃないかしら!(W.A.9 W.A.9)そしたらタッチとかしちゃうんだ!(浮き浮き)」などという淡い期待があったためです(ネタバレ:マーガレット廣井さんは下手に降りたのでタッチできなかった)。

 

そんなことは知らぬわたしは開演を待ちます。

 

隣の貴様ら様が御歓談をお愉しみだったのですが、当然ですが発音のイントネーションが関東の方のもので、生まれも育ちも今の生活も西側で過ごしてきたわたしにはとても新鮮でした。

実は東京に来た時、街で話していらっしゃる皆さまのイントネーションの違いも樂しみにしています。

その関東の貴様ら様が「普通の真面目そうな大學生だった青年と、この間久しぶりに会ったら、いつのまにか和彫の刺青があってびっくりした」というお話をされていたのですが、その青年の《真面目さ》を表現する時に『こういうところ(ライヴハウス)に来なさそう』と形容されていて面白かったです。

やっぱりライヴハウスは悪い場所…。。

 

閑話休題

 

 

開演を待っている時にふと思ったことがあるのですが、それは「この場所にいる人のほぼ全員が自分の知らない人なのに、この場所にいる人のほとんどが八十八ヶ所巡礼というバンドを知ってるんだよな」ということです。

上記は至極当然のことなのですが、『全然知らない人が、自分と同じものを知っている』という状況を今まで認識していなかったので、すごくはっとしました。感動すらした。

有難いことにこんな変人のアカウントをフォローしてくださっている方もおりますが、それよりも多くの方が居るという状況、現実。

やっぱり電脳は危険だな、電脳は井の中の蛙を作り出すぜこわこわ、とは思いますが、単純にわたしの視野が狭いだけです。

‪( ¨̮ )‬

 

 

開演まであと数分のところで、やけに心臓の鼓動が早いな、と思ったので、テンポを測ってみたところ、♩=80でした。

一ヶ月以上ぶり(しかも何故かここ数日は八十八ヶ所巡礼を聴かなかった)の八十八ヶ所巡礼さんのライヴだったので細胞も喜んだのでしょうね。

五分押しくらいで開演。

 

 

開演

いつもお馴染み幻魔大祭のSEが流れたのですが、なんか、この日は、違った?感じがします。

音というよりも、場の雰囲氣がです。

 

その違和感?ってなんだろうな〜と思っているうちにKenzooooooooさんが登場。

ここで歓声が起きたのですが、わたしが一階に居たからか、武道館で体験できると言われている『声が降ってくる』という体験じみたものがありました。

やっぱりライヴでは声出したいわね。

 

お次はKatzuya Shimizuさんだねー。…Katzuya Shimizuさんが、、出てこない?と思えばドラム演奏がスタート。

『大・仏滅ナイト!!』の時と同じ始まり方です。

floodinhead.hatenablog.com

 

 

聴き馴染みのあるドラムソロを聴き、「この曲は…?」と脳内を探っていると、鋭い速弾きが轟きKatzuya Shimizuさんが登場です。

 

あまりに『颯爽』と登場したので、「スティーヴ・ヴァイジェフ・ベックかよ」と思いました。

かっこよかったです!!!!

あと、この日Katzuya Shimizuさんが装着されていたサングラスが、いわゆる『眼鏡型』のものではなくて一本線なものだったため、『ロボコップ』を想起してしまい「いよいよロボット感が増し増しになってきたぞ。むしろロボットサイボーグの振りを氣にいっている…?」などとも思いました。

ロボコップ (字幕版)

ロボコップ (字幕版)

  • ピーター・ウェラー
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「あれ?見たことない衣装だよな?」とも思いました。

 

 

最後にマーガレット廣井さんが登場。

知らない。こんな衣装は知らない。朱色、チャイナを感じる服だ。

既視感──。

 

らんま1/2』のらんまだ!キャラクターとしてしか知らないけど、マーガレット廣井さんがらんまになっている!

ちなみに三つ編みもしていました。

 

 

御三方が揃い、ソロ回しを経た頃合い(マーガレット廣井さん正面のお立ち台、Katzuya Shimizuさんが上手のお立ち台でソロを弾いていたのですが、どっちも見たくて「あぁ!目が忙しい!!」などと思いました。ドラムセットが一段高くなっていたので、Kenzooooooooさんはいつでもよく見えました。)で、ようやっと『SYG88』だと分かりました。

 

 

SYG88

「生まれてきたのは」とマーガレット廣井さんが歌い出し、にこにこのわたし。

というか観客全員がにこにこしていたような氣がする。

曲最後の「生まれてきたのは」のキメで素早くくるりと翻るKatzuya Shimizuさんが新鮮でした。

 

 

霊界ヌ~ボ~♨︎

まさかの『SYG88』で始まりで大興奮の貴様らの皆さま。

そんな興奮を知らぬ存ぜぬか煽っているのか、畳み掛けるように『霊界ヌ~ボ~♨︎』が開始。

貴様らの皆様の歓声も、より熱の籠ったものだったように感じました。

 

サビの時の照明がビカビカ激しいものだったのですが、まるでこの曲のPVで花火が弾けている様を再現しているみたいでした。

「キマる〜、ブッとぶ〜」と思いながら恍惚なわたし。


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この曲だったかは不明なのですが、マーガレット廣井さんが浮き上がって見えたような氣がします。

 

たしか、この曲の最後でもKatzuya Shimizuさんが素早くくるりと翻っていたので「Katzuya Shimizuさんが活き活きと愉しんでいる」と思いました。

 

 

仏滅トリシュナー

下手のお立ち台に立ってベースを弾くマーガレット廣井さんでしたが、どうしてあんなにもドラムとのユニゾンがかっこいいんだ。

 

「日々のお勤め、誠に誠に誠に誠に誠にご苦労様でありまぁす!」とマーガレット廣井さんが言う前に、Katzuya Shimizuさんが『シュウウウゥゥゥン』みたいな音をギターで鳴らしたのですが、それが狼の遠吠えみたいだな、と感じました。

 

余談ですが、仏滅って本当は『物滅』と書くそうで、新しく始める日としてはうってつけな日なのだそうです。

とはいえ、仏だって滅したい時はありますよね。

入滅?実家に帰る日?実家に帰る日だとしたら、六日に一度は帰っているということになります。

ホームシックシッダールタ。

そんなことを考えたりしました。

 

 

あと、曲の最後から終わりまでの一連が音源と寸分も違わなかったように聴こえたことも氣分が上がりました。

『音源より良い』が難しいのはもちろんですが、『音源とまったく一緒』というのも、それはそれで難しいですしね。


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幽楽町線

踏切遮断機の音、電車が踏切を通る音の再現演奏が、この『幽楽町線』の開始を告げますが、この日は本当に電車が通過しているのかと錯覺しました。

高架下に居を構えるライヴハウスがありますが、その『頭上で電車が通過している状況』が、"今起こっている"ように感じました。

特にベースでブラッシング(弦を押さずに触れているだけの状態で弦全体をピッキングをすること)をしている時ではなく、親指で四弦を軽く叩いている時の「ププッ、ププッ」という音が、本当に踏切の音でした。

どうしたら踏切を音を再現しようと思うんだよ。最高にかっこいい。

 

 

また、後述致しますが、なんというか、この日って『何かが居た』ような感じがしました。

 

この曲はKatzuya Shimizuさんのギターソロ長回しがあります。

この時にマーガレット廣井さんもベースソロっぽいフレーズを弾いたのと同じタイミングでKenzooooooooさんも掻き回すようなドラムソロっぽいフレーズを叩いたので「どうしてそんなにぴったりなのだろう」と不思議を覺えました。

十年以上演奏していると波長も合ってくるのかしらね。

 

 

八十八発

「『八十八夜ナイト』にようこそ貴様ら。八十八夜にぴったりな曲があったからこれから演奏する」とマーガレット廣井さんが口にした後、『八十八発』のイントロフレーズをプレイ。

 

『ドゥッ、ペーン、、ドードードッ、ペッドゥーン、ンペーッ、ンペー』というスラップ(親指で弦を叩くサムピング奏法と、人差し指とか中指で弦を引っ掛けてはじくプリング奏法のコンビネーションで行う演奏技法)のフレーズです(「ドゥ」がサムピング「ペ」がプリングです)。

 

ドゥッ、ペーン』の「ぺ」は手首をひねる奏法での発音でしたが、『ドードードッ、ペッドゥーン』の「ペッ」は指だけで発音していました。

スタッカート(発音した後すぐにミュートする奏法)で鳴らす時は指だけで演奏しているようですね(『永・凹・阿阿瑠』とかはよく指だけでピッキングされていたと思います)。

 

あと指だけでピッキングした時って、押弦している左手でのミュートではなくピッキングした右手でミュートしている?ように思いました。多分両方でミュートされているんだろうけど。

 

 

この『八十八発』はサビが三回ありますが、一回目は何も思わなかったのに二回目になったら、なんか悪い印象の音になったことに驚きました。

なんというか『対バンイベントが開催されているライヴハウス』的な悪さです。

 

あと、この曲のサビの時に(変なこと言いますね)『ステージ上に《ばかでかい獣》が横たわっている』様を想起しました。

ばかでかい獣の毛皮が眼前いっぱいに広がっている様です。

 

そんなイメージから「今日、何かいる?この世ならざる者」と思ったわけです。

 

 

PALAMA・JIPANG

マーガレット廣井さんの「ププペッ、ププペッ、ププペッ」で『PALAMA・JIPANG』だと確信。

YouTubeに上がっているPV版ではカットされているところからの始まりですが、あの、前段部分でゆったりと氣持ちが上がっていく感じ、良いですね。

しかし、最初に『PALAMA・JIPANG』をライヴで聴いた時は、音源版の前段を知らなかったので、前段部分で興奮している貴様らの皆様を見て凄いなと思っていましたが、自分がそうなるとは…。

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前段が終わって、マーガレット廣井さんの「ピンポンパンポン」までのイントロが、どこか機械仕掛けを感じたのですが、その『機械仕掛け感』が脳に浮かんだため〈ジェットコースターでカタカタと高いところまで連れて行かれている場面〉を思い出しました。

「欲望愛好家の楽園へようこそ貴様ら」とマーガレット廣井さんが言ったのち、「ピンポンパンポン」の合図。

 

この曲のベースプレイが『タイトで無駄がない理想の音』をしていると感じました。

 

 

紫光

この曲だったかなぁ、マーガレット廣井さんの背中からピンク色の混じった紫色の照明が当たっていたのですが、マーガレット廣井さんのベースと体に光が遮られるところと遮られないところがあって、放射状に光が伸びていたのですが、その姿がなんとも綺麗で、神々しさすら感じました。

 

あと二番のサビ前でスネアドラムが鳴りますが、そこの音が原曲みたいにリヴァーヴがかかっていたのが、どういうわけか悲しいというか胸にきちゃって泣きそうになりました。情緒が不安定すぎる。秋の空かよ。

 

二番サビの終わりでブレイクする箇所で、手を挙げたマーガレット廣井さんに呼応するように手を挙げる貴様らの皆様。

手をあげる貴様らを見て「手を挙げたくなかったら挙げなくて良い」とマーガレット廣井さんが言ったのですが、この時に思ったことがあります。

 

ここから書くことは、わたしが以前から思っていたことなので、特に興味ねえよという方は※※※の部分はお飛ばしください。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

八十八ヶ所巡礼さんを知る前から個人的に思っていたことなのですが、わたしは『頑張れ』という言葉が好きではありません。

頑張ってるかどうかってその当人にしかわからないのに、頑張れと言うのって凄く無責任な氣がするのです。

もしその人が限界まで活動しているのに、何も知らない人が『頑張れ』と言ったことでキャパシティを超えてしまって、活動ができなくなったらどうするのか、もしその人自死を選んだとしたら、氣樂で容易に『頑張れ』と言った人は責任をとるつもりはあるのか。

『「その程度で潰れたその人」が悪い』とされるのが、現代主流になっている論調というか、そんな氣がします。

そういった無責任さが垣間見てしまうように思って、『頑張れ』という言葉、その言葉を他者に対して言うことも、他者から言われるのも好きではないです。

 

それと、別に『疲れた』とも言って良いはずだろ。自分で自分を無視しちゃだめですよ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

マーガレット廣井さんが発した「手を挙げたくなかったら挙げなくて良い」という言葉は『世間で正しいとされてても、したくなかったり、できる状況になかったらしなくて良い』と言っているように聴こえて、その後、この曲中は『自分に対しては、自分自身に対してだけは全面的に優しくて良い』と、『徹底的に自分を見つめて自分を思いやったら良い』と謳っているように聴こえ、「さあ 飛ぼうぜ」から後はずっと泣いていました。

 

「外は疑惑の雨さ『そんなのどうでもいいじゃないか?』ってさ」という歌詞も、『自分の心の外に雨が降っていても、自分が自分に優しくして大切にしてたなら、それでいいじゃないか』と歌っているように感じました。

 

 

『何か居る??』などと思っていたわたしですが、もしかしたらわたし自身が憑かれていたのかもしれません。

箱が渋谷にあったわけだしな。凍狂だしな。報われない想いや残留思念とかの一つや二つくらいあるんでしょう。

 

滅多なことを言うものではないですが、わたしの意識を残した上で、公演中だけにしてくれるなら、残留思念さんわたしの肉体を使ってユーレイ・ドライヴしても良いですよ。

 

 

 

この曲の後は『狂感できない』だったのですが、この曲のドラムが始まった時、近くにいらっしゃった男性の貴様らさんが「やった」と小さく呟いたのが、とてもナチュラルで本心から発せられた感情だったので、嬉しかったです。

 

 

極樂いづこ

と〜〜〜〜〜て〜〜〜〜〜〜も聴きたかった曲なので、一音目が聴こえてきた時は思わすガッツポーズもしましたし、口元を両手のひらで覆ったりしました。乙女。

 

この曲を聴くとサンセットなまどろみが思い浮かぶのですが、それと同じくらい『なにもできなくて、そのことに悶々と静かな悲しみを感じて、昼下がりの自宅でホワイトノイズな絶望と時間を過ごしている状況・心境』も覺えました。

 

マーガレット廣井さんの奏でるコーラスとトレモロで揺れるベースサウンドがとても心地よかったのですが、その音にも焦燥感とかを感じて、心地よくも恐ろしいものを感じました。

 

『此処に肉体は在るのに 果たして魂もあるのか』という歌詞に、とても切実なものが込められているような氣がしました。

 

 

サラマト(新曲)

噂の新曲です。

Kenzooooooooさんのドラムから始まったので、実は「次は『M.O.8』か!」と思っていました。

 

初めて聴いた時の感想ですが、音樂的な感想でいうと『映画とかの怪しいクラブシーンで流れているアッパーではない曲』って感じがしました。

格好悪いとかっていう意味ではなく、没入型の曲と言いましょうか、『幻魔大祭』で言えばAlbum VersionではなくてSingle版の方、曲に身を任せたら多分相当飛べるんだろうけど、同じくらい危険な場所に踏み込みそうな、そんな曲だったと思います。

なので、この新曲には(悪い意味合いではなく)『ゲートウェイドラッグ的だ』という感慨を持ちました。

 

また別な形容をするなら『全くの平熱なのに、微熱のような高熱でうなされて最高なハイになっている』みたいな感じです。

あるいは『別に好きでもない小鉢なのに、やけに美味しく感じちゃって最高に御機嫌でハイ』みたいな感じです。

 

 

曲の途中でピコピコ音が聴こえたので「えっ、同期?八十八ヶ所巡礼さんもついに同期に手を出したか…」と少し残念な思い(「八十八ヶ所巡礼さんは同期のトラックを使わないだろう」というのは、わたしが勝手に思っていることなので、当人は使ってもなんら問題ない)を一瞬覺えたのですが、違いました。

マーガレット廣井さんとKatzuya Shimizuさんが演奏していたのです!人力シンセ!

この時に心底かっこいいバンドだな、と思ったのと、八十八ヶ所巡礼というバンドなら『どこまで生樂器で電子音を再現できるか』とすら思っていそうだな、と感じました。

踏切の音を再現するくらいですし。

 

 

そういえば「心の底から楽しいと思ったことってあるかい?これってすごく大事なんだけど難しかったりする。でも心を震わすのはいつでも遅くない。だから、心の底から楽しいと思うことを忘れないでくれよな」みたいなことをマーガレット廣井さんが曲中の語りで話していたのですが、ジャンプの主人公?と思いました。

 

 

具現化中〜日本

「若いうちだけが良いみたいな風潮があって、青春とかって言われるものも若いうちしか経験できないみたいに言われることあるけど、貴様らを見てたらそんなことってないと思うんだよ。八十八ヶ所巡礼を聴いて青春を感じてくれてありがとう」と、そんなことをマーガレット廣井さんは仰られておりました。

 

また、この時に「今日五月二日は偉大なミュージシャンが死んだ日でもある。清志郎とhideが死んだ日だ」とも話されていたのですが、だから昼間のhideコスだったんですね。

 

 

お馴染みの「ロックンロール!」を叫び、『具現化中』がスタート。

わたしゃね、この曲で「5678」と言いたかったのよ。ずっと。

 

だって八十八ヶ所巡礼さんの音樂をちゃんと知ったのって2021年の四月とか五月だったので、ライヴとかでも声出し禁止されてたじゃないですか。

『幻魔大祭』に付属していた『日本万歳』は2019年開催じゃないですか。声出しできてたじゃないですか。

ずっと待ちに待った現実になりました。

 

君が代』も合唱したしね!

 

 

前述の通り、マーガレット廣井さんは『日本』の曲間で下手側に降りたのですが(「タッチしたらゆーずーる!」と貴様らさんに言っていました。お母さん?)、しばらくするとステージ正面のお立ち台にKatzuya Shimizuさんが座ってマーガレット廣井さんの動向を見守っていたのですが、すげーイケメンだったし、その様が若い頃のヴァン・ヘイレン氏みたいとも思いました。

 

 

アンコール

本編が終了し、アンコールの手拍子が始まります。

アンコールの手拍子って何度かリセットがかかるじゃないですか。

この日に初めてわかったのですが、放っておくと手拍子が段々と早くなるからなんですね。

氣分も高揚しているし、本編の興奮も余韻が残っているから、意識しなくとも早くなってしまう。

そのためにリセットが入るんだな、と思い、なんか海の波みたいだと感じました。とさ。

 

 

御三方が登場した後、「『某音樂権利の団体』と関係がなくてもこうやって活動できてる、それは貴様らがこうやって来てくれるからだ。来てくれてありがとう」と話すマーガレット廣井さんでしたが、いいえ、お互い様です。こちらこそ活動して演奏してくれてありがとうございます、という氣持ちです。

人はいつ死ぬかわからんので、互いに生きて、また観れている・また聴けていることに有難さしかないので、どうか「五月二日に自分も死ぬ!」なんて仰らず、生活していってくださいな。

 

なんと言っていたのかは覺えていないのですが、「生声で聞こえるだろ」ということで叫んだマーガレット廣井さんのポーズがハンドマイクを持っているような格好だったので『ヒーローショーでヒーローを呼び込む時の、進行のお姉さんみたいだな』と思いました。

ですが、あとで考えるとあれは飛沫対策だったのかもしれません。

 

あ、「ベルトが長すぎる!」とマーガレット廣井さんは嘆いていらっしゃいましたが、あの『ベルトをいじくる様』を見ていると「マーガレット廣井さんが猫になったら絶対に自分の尻尾で同じことするな」と思いました。

 

アンコール明けの曲は『脳がとろける街888』でした。

2022年末の『大・仏滅ナイト!』では大号泣をしたので、「今回は泣かないぞ!」と氣を引き締めて臨みましたが、あえなくちゃんと泣きました。

サビにて『何よりもこの空はいびつさ』と歌っていますが、これって涙目になっているから空がいびつに見えているんですかね。

 

そういえばこの曲のギターソロの時が一番そうだったのですが、なんだかこの日はKatzuya Shimizuさんがレイ・ヴォーンみたいな表情をよくされていました。

 

 

『脳がとろける街888』が、この日最後の曲と言うことで開始したので、曲が終わった後に『金土日』のドラムフレーズが鳴った時の落差にくすっときました。

 

 

十八銀行

「『金土日』で終わりかな〜」と思っていましたが、いつもならあるはずの各メンバーのソロ回しがなかったので、「これは、、もう一曲あるぞ…!」と次の曲を樂しみにしていたところ、『八十八銀行』の特徴的なベースが奏でられます。

思わずほとんど悲鳴のような叫びをあげてしまいました。近くにいた貴様らさんうるさくてすみません。

 

思い返せば2022年の『八=八祭』でもアンコールの最後に『仏狂』を持ってきて同じことをされましたね。

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全く貴様らの喜ばせ方をわかっている。。罪な。。。。

 

曲の途中でマーガレット廣井さんのベースが三弦だけ音が出なくなっていたのですが、ピックアップ(弦の振動を拾うマイク)の特定の弦を拾う部分だけ故障することなんてあるのでしょうか?

電子機材周りに疎いのでわかりません。。

 

曲の最後、八小節ごとのソロ回しで、マーガレット廣井さんのベースで「ブブブ」と弾いた箇所があったのですが、それとユニゾンする形でKenzooooooooさんが「ドドド」とバスドラを踏んでいた箇所があり、アイコンタクトもしていなかったので「どうして合わせられるのだ」と、とても驚きました。

やっぱり長く共に演奏していると呼吸や波長もあっていくのでしょうかね。

 

あとKenzooooooooさん、自分じゃない人がソロ演奏している時、ちゃんとソロをとっている人の方を見ていました。

 

あとあとマーガレット廣井さんがこんなポーズとってた。

 

 

終演

『八十八銀行』が終わったあと、おなじみLee Morgan氏の『The Sidewinder』が流れて終演。


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ちなみに今回のイベント名が『夜が重複している』ことに触れたマーガレット廣井さんが「レジ袋を有料化した政治家みたいなことになっちゃった」と喩えていたのが、とても面白かったです。

 

なんとか書きたかったことを全部書けました。

 

 

今回も樂しかったです!!!!!!!!!!!

 

 

次の八十八ヶ所巡礼さんは五月二十六日のでかねこ!

愉しみ!

 

 

ありがとうございました( ¨̮ )