頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』の感想

 

本日もご訪問ありがとうございます。

 

『「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』を劇場へ觀てきました!

kimetsu.com

 

過去に書いた『鬼滅の刃』についての記事👇

floodinhead.hatenablog.com

 

 

この劇場版は『刀鍛冶の里編』最終話と、『柱稽古編』の第一話をくっつけて編集したものです。

 

上映時間の前半は『刀鍛冶の里編』の最終話が流れ、後編に『柱稽古編』の第一話が流れます。

 

 

『刀鍛冶の里編』最終話を改めて觀て

『刀鍛冶の里編』最終話の『繋いだ絆 彼は誰時 朝ぼらけ』にて、禰豆子が太陽を克服します。

 

それを知った鬼舞辻無惨さんは悦び?に打ち震えますが、その際に「増やしたくもなかった同類をこれ以上増やさなくて済む」と言っています。

 

この時に、「もしかしたら、鬼舞辻無惨さんも自身の苦悩を他人に感じて欲しくないと思っていたのかも」と考えました。

太陽を浴びることができない、とかの要素です。

 

そんなことを考えて、氣の毒だな…。。と思っていたのですが、『太陽を克服したら不死不滅の存在になれる』とか言っていたので「あっ、やっぱり小物だわ。他者のこととか考えてねえわ、しょうもな」と思いました。

 

 

ところで反天狗さんって、人間として生きていた頃から頭に瘤がありますが、あれって生前の粗相によって怒られてできたものだったりするんですかね。

 

 

『柱稽古編』の第一話

『柱稽古編』は、不死川実弥さんと伊黒小芭内さん、また二人の鬼殺隊士が登場し、鬼の目撃情報を元に調査をする場面より物語が開幕します。

 

維新を期に打ち捨てられた城で、鬼を発見した。

鬼が町の人間を攫って城へ入ったが、見失った。

などが二人の隊士より柱の二人へ報告されます。

 

不死川実弥さんが報告をした隊士に対してお小言を言いつつも、実際に鬼を認めたので、城へと乗り込みます。

 

 

この場面では不死川実弥さんと伊黒小芭内さんの戰闘を紹介する場面となりますが、風柱の不死川実弥さんは刀を振った時の音がすっきりとして軽いものになっていました。

 

刀を振った時の効果音なんてのは色々あるはずで、その効果音で各々の個性を表していたりするんだな、とはこの時に感じた次第です。

 

伊黒小芭内さんの効果音が結構高音の強めな音で、音も大きかったので、そことの対比で上記のように感じたのかも、とも思います。

 

そして、何よりも「なるほど」と思ったのは表現です。

 

不死川実弥さんの音が軽く感じる、すっきりした音だとは上記した次第ですが、名前のついている型技を不死川実弥さんが繰り出した時は、大きい音が鳴ります。

これで、通常の振りと型技を出した時との違いを表現しているんですね。

 

思い返してみれば、伊黒小芭内さんは型技を中心に出していたので、通常振りの音と型技の音とが違うのは不死川実弥さんだけではないのかもしれません。

 

不死川実弥さん曰く『三下』を斬っている場面がフォーカスされていたのは不死川実弥さんですしね。

 

 

お城の頂点にて鬼を追い詰めた柱の二人。

鬼は瓦の向こう側に落ちるように消えます。

それを追う二人ですが、その先にはかの《無限城》と評される空間が広がっていました。

 

わたしは原画展に行っただけで原作を読んでいないのですが(アニメが終わったら読むつもり)、《無限城》って比喩とかじゃなかったんですね。

『鬼舞辻無惨さんの根城』という意味で【城】の字が使われていると考えていたので、まさか古城を使っているから《無限城》というのだとは思っていませんでした。

 

 

さすがに言葉が足りない富岡さん

場面は変わり、緊急の柱合会議が開かれます。

 

その際、上限の鬼と対峙した際に発現した "痣" について、時透無一郎さんと甘露寺蜜璃さんにその時の状況が問われます。

はじめに甘露寺蜜璃さんが「鬼の攻撃がを交わしている時には体がなんだか軽くて、心臓もドキドキー!ってしてて、耳もキーン!ってなってて!」みたいな説明をするのですが、他の柱が一様に『わけわからん』って表情をしていたので面白かったです。

 

(原画展にて見たのですが)この場面の際、原作では不死川実弥さんが伊黒小芭内さんに「なんって言ってんだ?通訳してくれ」と台詞ではない台詞で語りかけ、伊黒小芭内さんは「ごめん、これは流石に無理」と困り果てる件があるのですが、アニメでは《表情だけでの演技》になっていましたね。

あの場面結構好きだったんですけど、これもアニメーションのならではの良さというところでしょう。

 

その甘露寺蜜璃さんの擬音的すぎる説明のあと、時透無一郎さんの正確な説明が行われます(わかりやすい)。

 

痣の説明があったあと、太陽を克服した禰豆子の話になり「鬼舞辻無惨は禰豆子を奪おうとしてくるはずだから、鬼殺隊士の能力向上が急務になる」と話題が展開します。

ですが、水柱である富岡義勇さんは会議に参加せず場を去ろうとします。

 

その行動に意見する不死川実弥さんに対して、富岡義勇さんは「俺はお前たちとは違う」とだけしか口にしません。

胡蝶しのぶさんが注意した通り、あまりに言葉が足らない説明であったため不死川実弥さんは怒りを表現します。

 

一触即発の空氣になりましたが、岩柱の悲鳴嶼行冥さんが行った一喝により、なんとか場は撮り直します(富岡さんは結局場を去る)。

 

この場面から岩柱の悲鳴嶼行冥さんは他の柱からも一目置かれているんだな、とわかりますね。

こちらも原画展からの知識ですが、悲鳴嶼行冥さんってもともと教員か何かだったみたい?なので、そういったことも一目置かれる理由(且つ富岡さんを頭ごなしに糾弾しない理由)としてあるのかな、と考えます。

 

 

さて、流石に言葉が足らなすぎる富岡義勇さんですが、富岡さんの口にした「俺はお前らとは違う」の真意って、『俺はお前らのような程度の低い者たちと一緒にはいられない』ではなく『俺はお前らのように立派な人間ではないから一緒にいることはできない』なのではないのか?と考えます。

 

圧倒的な至らなさとかを心に抱えているから、です。

自己否定と似た感情ですかね。

そうなると、柱という立場に対しても重圧を感じていたりするのかも、と思います。

 

しかし、富岡さんの性格的に口下手そうだし、言葉の真意を、内訳を話すにも過去あったこととかを反芻しないといけないから、それもしんどいんですよね。

つらいなぁ、富岡さん。

 

 

みんな可愛い

柱合会議から場面変わって、蝶屋敷の炭治郎。

隠の山田さんは確定で出現です。

 

蝶屋敷でのお話は基本ギャグパートなので、あんまり言及することはないかな、って思います。

 

嬉しくて髪の毛がぴょこぴょこなってる善逸がわんこみたいで可愛かった。とか、

うるささに迷惑がっている不死川玄弥さん可愛い。とか、

門から顔を覗かせる禰豆子かわいい。とか、

自分の名前を刷り込ませようとする伊之助可愛い。とか、

「いもすけ」になってる禰豆子可愛い。とか、

炭治郎に感謝されて満面の笑みになってる善逸可愛い。とか。

 

 

鎹鴉より『富岡義勇は柱稽古不参加』の報を受け取った後に、元音柱・宇髄天元さんによる基礎体力向上の稽古場面が流れ、いよいよ柱稽古が始まるのを感じさせます。

 

岩柱の悲鳴嶼行冥さんによるお稽古で滝行を行なっている様子が描写され、脱落した隊士のみなさまが川を流れて行きますが、それがなんとも面白い。

しかし、それって柱自身の「鬼を討つ」や「鬼舞辻無惨を討つ」という想いが、一切嘘がなく純粋で深いものだからこそ、その対比で面白みを感じるのかな、と思いました。

 

 

しかし産屋敷さんの鎹鴉の声かっこよすぎじゃないですか??

 

 

 

あ、あと "痣" についての説明をしている時の時透無一郎さんと甘露寺蜜璃さんの鎹鴉がえっへん!としていてとてもとても可愛かったです。

 

そういえば時透無一郎さんの鎹鴉って結構高飛車というかお高く止まっている性格をされていましたが、時透無一郎さんが過去の記憶を思い出したことで鎹鴉の性格も変わったりしているのでしょうか。

 

しーらね。

 

 

先のお話も愉しみですね( ¨̮ )

 

 

ありがとうございました( ¨̮ )

 

 

 

追伸

上映後に見かけたのですが、劇場にいらっしゃった方はご婦人や旦那ばかりでした。

觀に行った時間もあるのでしょうけどね( ¨̮ )