音樂!音樂!洋樂編!!
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音樂が好きなんだよ!!!!!!!!!!
Humbug - Arctic Monkeys
このアルバムは、全体を通しておとぎ話のような雰囲氣が漂っているところが好きです。
不思議の國に迷い込んで、そこの住人やひそひそ話など色々な出来事を秘密に覗いている氣持ちになるのです。
前作、前々作のようなガレージロックなテイストは鳴りを潜め、全体的にメロウさが強調されているところも特徴的ですね。
このアルバムから、盛り上がるようなロックテイストではなく、土に潜って考えるような沈静で雰囲氣のあるアルバムを発表するようになりました。
よりインディーロックに傾倒していったということなのですが、2018年発表の『Tranquility Base Hotel & Casino』でそれは完成します。
本人らとしては元々からインディーロックをしたかったけど、一作目のセールスによりアイドル的な人氣を得たため、セールスを意識してあまり自由が利かなかったそう。
しかし、個人的にはインディーロックに傾倒した結果、よりUKロック然となった印象です。
UKロックの、正統な道筋を辿っているとでも言いますでしょうか。
そんなにUKロック知りませんけれど。
Effloresce - Covet
プレイボタンを押すとともに、心地の良い風が体を包み込むかのような爽快さが良いです。
歌の一切ないインストアルバムですが、ギターのイヴェット・ヤング氏が自在に操るタッピングがとても多彩な風景を魅せてくれるので、歌がなくても、大満足。
また、ピック弾きではなく指弾きなので、一音一音分けてコードを弾いたり、複雑なアルペジオをして音の隙間を埋めることができるので、全体の音像やアンサンブルが情報の詰まったものに聴こえるのだと思います。
正確には違うかもしれませんが、テンションコードを多用しているからこそ、スリーピースで成立がするし、これだけ美しい情景や風景を魅させられるプレイができるのでしょうね。
歪みを抑えキラキラしたクランチサウンドで鳴らすギターとは対照的に、ベースは少し強めに歪みませていることも、バントサウンドに厚みをもたらしているのでしょう。
Blue Train - John Coltrane
個人的にコルトレーンのアルバムで一番好きです。
アルバム一曲目を飾る表題曲の、どうにも煙で燻されたかのようなホーントーンが氣持ちのいい目覺めをもたらしてくれます。
スモーキーなホーンサウンドと、ナチュラルなピアノ、ベースの音との対比が小氣味良い。
『Lazy Bird』のベースソロでは指弾きではなく弓弾きに持ち替えているのも藝が細かくていいですよね。
同曲は「非言語で日々の鬱憤を発散する」というのと「各パートが己のスキルを競わせて仲良く喧嘩する」というジャズの真髄を体現した曲のように感じるので、聴いていてうきうきと心が弾みます。
To Pimp A Butterfly - Kendrick Lamar
大名盤です。
もちろんラップの作品と聴いても大傑作ですが、アシッドジャズのエッセンスを多分に取り入れているため、BGMとして流しても非常に様になります。
去年の総決算ブログに書いたことと被りますが、自身がブラックというパーソナリティを持っているということを身体の内側に飲み込み、最大限に誇っている様を感じるのが最高にかっこいいんですよね。
人種問題とかそういったボーダーもあるけど、それを飛び越えて『自分が自分であることを誇る』ということを身一つで体現証明しているように感じるんです。
その心意氣というか、腹の括り方というか、"立ち方"がかっこいいんです。
その姿勢をアルバムを聴くと見えてくる。かっこいいじゃないですか。
なんというか、必要以上に誇示していない感じといいますかね。
「おれはおれのダンスを踊るぜ」みたいな。
The Mix - KRAFTWERK
ベスト盤ですが、原曲から大幅なミックスが施されていて再録盤と言っても遜色がないものです。
このアルバムの完成度があまりに高かったので、CDも全て集めてLIVEに行くまでになりました。
『The Robots』の、ポップな音色でメロディがメインで流れているのに、裏では極悪な音でベースラインが奏でられているギャップとかもうたまりません。
たまりません。
その極悪なサウンドをLIVEで聴いた時の陶酔は、今でも鮮明に覺えています。
このアルバムで特に好きなのは『Conputerlove』です。
爽快感はあるのにどことなく寂しさを感じるところや、寂しさはあるのにその寂しさがとても美しく感じる所とかが、とても琴線に触れました。秋っぽいとも形容できそうですね。
アルバム『Conputer World』に収録されている原曲の方も、また趣が違って沈静な空氣が流れていて好きです。
イメージするなら"『ニューロマンサー』のようなSFなサイバーパンク都市の、深夜"みたいな感じです。
ちなみに『Autobahn』を最初に聴いた時は「なんだこの退屈な曲」と思っていたのですが、これは念仏曲なので聴き続けることで氣持ちよくなれます( ¨̮ )
ほかのアルバムだと、『Radio-Activity』とかが好きで、『Techno Pop』に収録されている『The Telephone Call』のドラムグルーヴ(特にイントロのドラムインのフィル)がとっても氣持ち良いです。
SORRY - Meg Myers
Youtubeでおすすめされたスタジオセッションをたまたま観たのがきっかけでハマりました。
見事どっぷり。
すぐにCDを購入し、聴き込みまくりました。
まさにどっぷり。
伸びるくらい聴きましたよ。
暗めの曲が多いですが、『暗い中でも必死に手探りでも自己を見失わない』みたいな感情を感じるので好きです。
英語はわからないので歌詞の内容とかは全く知らないのですが、二曲目の『Sorry』は歌唱からも限界まで引き絞った感情が伝わってくるようです。
『Desire』のイントロでリフレインされる弦?の低いフレーズがとてもかっこいい。
曲の全体に漂っている『深夜の息遣い』が、樂曲の世界をぐっと上へ引き立てています。
ギターソロも、「ただ曲に合ったものを弾きました」みたいなのではなく、『曲の魂を降ろして、最も適切なプレイを奏でました』とでもいうような情動を感じるソロになっているのもとても好きです。この曲のソロは本当に大好き。
このアルバムは2015年の作品ですが、いつ聴いても何度聴いても褪せないですね。
いつかLIVE行きたい。
個人的にmiletさんと似た雰囲氣を感じるかも?
この曲も大変かっこ良いです。
Rage Against The Machine - Rage Against The Machine
1stアルバムです。
RATMは偉大。
初期衝動と怒りが体現したような作品で、エネルギーが高い上にごちゃついたり散らばったりしていない。
つまり完成度が高い。
無駄な肉が削ぎ落とされていて、非常にタイトに仕上がっているのに、爆発的なダイナミクスを感じられるのも好きなポイントですね。
奏者の持つリズムがしっかりと確率しているため、切れの良い演奏を終始聴かせてくれることも、このアルバムが聴いていて疲れない理由の一つなのだろうと思います。
演奏されている楽器もメンバーの楽器だけなことと、竿の歪みが適切な程度に抑えられているため、音像がばらつかずコンパクトに聴くことができ、氣が散ることなくバンド演奏に集中できるのも好きなところです。
あと裏をはっきりと意識した細かいエイトビートを鳴らしているところも、すっきりと聴こえる理由かもしれません。
Evil Empire - Rage Against The Machine
個人的にはこの二枚目の方が好きです。
ですが、このアルバムは特にくせが強いので、初めてRATMを聴くのならばやはり一枚目か三枚目の方が無難ではないでしょうか。
わたし自身も誰かに薦めるとするなら、そのどちらかを選びます。
薦める人などいないんですけどね( ¨̮ )
『Vietnow』のイントロでドラムが入ってくるところが最高ですごい好き。というよりもこの曲は全部のセクションが好きです。ベースのアプローチも最高。
この曲を含めてアルバム全体的にフレーズのリフレインが多用されています。
フレーズのループを多用することで、バンド演奏を、よりヒップホップトラック的にしてヴォーカルのザック・デ・ラ・ロッチャ氏がラップをしやすいようなアプローチにしたんですかね。
フレーズをループさせて、タイトにビートキープするのは個人的に新鮮でした(1996の作品)。
やっぱりこのアルバムのくせ強い感じが一番しっくりきます。
トム・モレロ氏のギターサウンドもより一層変態的でよくわからんし。
RATMは偉大。
Nightfall - Till Brönner & Dieter Ilg
一言でいうならばブルーチーズジャズ。
まあクセが強え。
しかし、そのクセがわたしのツボにぴったりハマりました。
そして、圧倒的な"夜感"がアルバムを通して流れているのも良いですよね。とても好きです。
実際に夜中に流しながら本とか読んだりお散歩したりしたい。
わたしはビートの入っていない音樂はどうやらあまり好きではないみたいなのですが、このアルバムはトランペットとベースだけのかなり変則的な構成なのに、とても好きです。
『Scream & Shout』はループっぽいアプローチになっているのですが、このアプローチがまぁ絶品。
あとこの曲が纏っている『誰もが経験したことのある感覺』の表現が上手い。
うまく言い表せないけど、深夜から明け方にかけて特有の白っぽい澄んだ意識がクリアになっている時の空氣感です。
わたしが言うまでもないですが、ベースの音が芳醇なことや、ロー(低音域)がふくよかで懐の広さを感じるのもいいですよね。
Fragile - Yes
初めて聴いた時は困惑しかありませんでした。
ともすれば宗教だぞ…。と一周目では面食らっていたのですが、とっっっっても完成度が高いので何周も聴いてしまいます。まさに中毒です。
たぶん今聴いても困惑は感じるのでしょうが、その困惑を完成度と説得力が超えてくるので不思議に聴き続けます。
ぜひ一度、全曲を通して聴いて、面食らって困惑に困惑しまくってほしいです。
一曲目の『Roundabout』のイントロは、扉がゆっくりと開いていく様のようで、未知の世界へ足を踏み入れるような氣持ちになります。
この曲は『ジョジョの奇妙な冒険』の第一部アニメのエンディング曲にも起用されていたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
御託はこのアルバムには不要、かつ野暮でしかないと思うので、ぜひ一度通して聴いていただきたいですね。
余談ですが、やはりイギリス出身のバンドはどこか一本の線で繋がっている感じがしますね。
Queenさんのアルバム『A Night at the Opera』なんてすごくYesを感じます。
言語がわからないから純粋に音を愉しめる
わたしは純日本人ですので、英語はほとんど理解できません。
いずれは勉強したいとは思っていますが、その英語の意味がわからないために、洋樂というものは『音樂を音樂として純粋に愉しめる』のかと思います。
歌もリズムやメロディの一つとして聴くことができますからね( ¨̮ )
知りたい音樂が多すぎて、死ぬに死ねねえな\(´-`)/
ありがとうございました\(´-`)/