頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

力関係

 

本日もご訪問ありがとうございます。

 

SMというコミュニケーション方法があります。

一般的にはSはサディズム(サド)で、Mはマゾヒズム(マゾ)だと言われています。

 

しかし、これってちょっと違うんじゃない?とわたしは感じています。

 

なにが違うのか。

 

それはっていうと、力関係です。

 

 

主導権

『サドの要求をマゾが叶える』ものだと思っている人が多いのではないかと思うのですが(かくいうわたしもそうでした)、これって『マゾ側が要求を飲み込まないと成立しない関係』なんですよね。

つまり、『力関係として主導権を持っているのは、サド側に見えて実はマゾ側』ということです。

 

S側の人間に『嗜虐的なしたいこと』があったとしても、M側の人間が請け合わず「氣にいらない。こっちがなんでも要求飲むからってあんまり調子に乗らないで」と拒否したら、SMの関係は破綻するわけです。

セックスは大前提として信頼関係が素地にあるものですが、SMの関係もまた別の信頼感を必要とするものだと感じます。

 

その信頼感を構築せずに半端者がSを演じた場合は、それは独りよがりなものになるでしょう。

 

SとMの意味

ということは『SとM』の意味合いは、『サドとマゾ』ではなく『マスター(主人)とスレイヴ(奴隷)』だということです。

『サービスのS』だとも言われますが、それは『スレイヴだからサービスもする』ということなのだろう、と思っています。

 

Sの側はMの側の顔色を伺って責めを変化させる。

ということは奉仕をしているのはSの側ですし、『Sが奉仕をしている』ということは主導権はMの側にあるということです。

 

各々の役割

『自称S』が嫌われるのは当然ということですね。

自身の役割や仕事を理解せずに自分勝手な要求だけしているということですから。

可愛くない赤ちゃんなんて誰も愛しません。当然です。

 

また『超敏腕のサラリーマンが実はドMで女王様に飼われている』なんてお話をよくよく耳にしますが、それも当然ということです。

クライアント(S側)の要望を正確に吸い上げて、先方が望むものを提示することを求められている、そしてできるので、カリスマのマゾは仕事のCHOUできる優秀な敏腕会社員としても活躍できるわけです。

カリスママゾが先か、敏腕会社員が先か。

 

🥚 🐓

 

これからは仕事ができそうな敏腕会社員をみたら「Mなんだな」と思うことができますね。別に思わなくて大丈夫です。

 

SでもMでもない"N"という選択

『本当のSは相手に合わせてMの役割もする』というのは有名な話ですが、それは〈相手が求めていること〉を見極められるからなのでしょう。

なので『普段はMだけど相手に合わせてSの役割をする』という逆の場合でも同じです。

 

ここでも『どちらか一方に傾倒しすぎるのは良くない』というわたしの意見が肯定されることになりました。

ぜひとも、SでもMでもない"N(ニュートラ)"でいましょう。

 

 

今回のことは以前に書いていたと思ってたけど、全然一切書いていなかったので、今回認めることと相成りました。

 

これは本当に以前書いたことですが、『"本当に支配するもの"っていうのは、"支配させる"もの』なんですよ。

 

 

ありがとうございました( ¨̮ )