頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

シミュレーションはするだけ無駄という話

 

本日もご訪問ありがとうございます。

 

突然ですが、わたしはシミュレーション癖があります。

 

特に寝る前に『こう聞かれた時にはこう答えよう』であるとか、『あの時はこう言うべきではなかったのか』などといったことを考えます。

今はだいぶ減りましたが、その日の出来事を思い出しシミュレーションして煩悶するというようなことも多くありました。

 

そんな時期を経た今だからわかるのですが、シミュレーションはするだけ無駄です。

 

 

 

シミュレーションはするだけ無駄

なぜか。

 

 

シミュレーションを綿密にすると、綿密にした分だけ『シミュレーション外の出来事が起きるとパニックになる確率が上がる』からです。

おそらく、シミュレーションをしたがる理由というのは『不測の事態に備えるため』なのではないか、と考えているのですが、『"シミュレーション外の出来事"という〈不測の事態〉』が起きると『シミュレーションを重ねた人』は価値を発揮できなくなります。

 

そして、そのスパイラルは終わりがありません。

シミュレーションを綿密にすればするほど、イレギュラーな出来事が増えて、枚挙にいとまがない。

『無限ループ編』です。怖くね?

 

 

また別の観点から考えて。

自分の脳内で組み立てられるシミュレーションですが、それは『自分の脳内で』組み立てられるものです。

シミュレーションを実践に移した際、当然、自分の思考外のものと相対すことになります。

 

そりゃあ自分がシミュレーションしたことの外の出来事が起こるよ。決まってるじゃん。

 

 

『わたしはあなた』という大前提があるとはいえ、実際に対峙しているのは『自分以外の他者』であったり『自然現象』であったりするわけですよね。

floodinhead.hatenablog.com

 

自分ではない独立した脳(直接の物理的脳という意味と、観念的脳という意味との両方)から、数々の事象が引き起こされるんだから、せっせとシミュレーションするのは無駄じゃないの?と感じました。

 

昔からことわざとしてありますが、〈百聞は一見に如かず〉というわけですね。

『百回聞くよりも、一回見た方が理解しやすい』という意味です。

 

やっぱり昔からあって淘汰されていない言葉は真理を突いている。

floodinhead.hatenablog.com

 

 

となると、〈シミュレーションを綿密に組み立てる想像力〉よりも〈不測の事態に臨機応変に対応できる瞬発的思考力や〉や、〈瞬発的応用力〉の方が大事ではないか、と思うのですが、臨機応変に対応できる瞬発的思考力』も『色々なシミュレーションを経た結果に身につくこと』であるとも感じるので、これは堂々巡りの議論ですね( ¨̮ )

 

大事なのは〈どちらか一方に偏りすぎないこと〉

わたしは基本機能として『綿密にシミュレーションをすること』の方が多いので、逆に『あえてシミュレーションをしないこと』を意識した方が、自分的にバランスが取れて中道を歩けるのではないかと感じました。

 

ですので『いつもシミュレーションがおろそかになっている人』は、一度立ち止まって『思考しシミュレーションをすること』を意識するのが吉ではないか、と感じます。

 

 

胡蝶の夢

さて、シミュレーション魔であるわたしですが、脳内でシミュレーションをよくしていると細部まで想像で補うことができます。

 

この『細部まで想像で補うことができる』というものですが、それだけ詳細に想像できるということは、この『今自分が生きていると思っている世界』誰かの想像で生み出された世界である可能性もある、ということです。

 

今の時代では『ばかばかしい酔論だ』と一笑に付す人がほとんどなのではないか、と思うのですが、どうして『〈ばかばかしい酔論〉だと分かるのか。

 

 

『この世は飛ぶ蝶の夢である』という〈胡蝶の夢〉という仮説もあります。

これは〈シミュレーション仮説〉というものでもあります。

 

 

その真偽はわかりません。

もちろんこの記事を書いているわたしにも。

 

これがわからないのは『絵に描かれた人物が自分を消すことができない』ということと同じなのでしょう。

 

ですが、一つわかるのは『想像するだけでいろんな人を使役したり、世界を作ったりできる』ということ。

その〈事実〉が『自分の世界にも当てはめられている可能性はある』ということです。

 

最近何かと取り沙汰される『メタヴァース』などの電脳空間は、その〈誰かの想像の中に自ら入ること〉なのかもしれませんね( ¨̮ )

 

 

 

酔狂な意見だと思っていただければ( ¨̮ )

 

ありがとうございました( ¨̮ )