本日も訪問ありがとうございます。
昨日ある夢を見ました。
赤福餅みたいなものを食べているとベースラインが聴こえてきて、その音に対して、わたしが「このベースはこれ(赤福餅みたいなもの)の情報から流れているの?」と言いました。
その発言の意味不明さに、場にいた人には大笑いされる。自分も自分で意味不明な発言すぎて笑ってしまう。
という内容です。
いざ起きて夢を思い返すと可笑しみが浮かんできたのですが、どこかインスピレーションがありました。
今回はそのインスピレーションから得たお話です。
赤福餅みたいなものに詰まっているもの
その夢の中で持っていた赤福餅みたいなもの。
それは食べ物ですが、情報の塊でもあります。
小豆という情報、お砂糖という情報、もち米という情報、使用されたお水の情報、それらを形成した経緯たる大地の情報。
それらからベースラインが聴こえてきた、というのは流石に突拍子がないですが、上記した情報だけでも何万何億という情報の数でしょう。
そんな何億何兆という情報の集積の、一つの結果が赤福餅みたいなものだったのです。
そんな何兆何京という情報が詰まっているものなのであれば、ベースラインの一つや二つ聴こえてきてもおかしくはないのではない?とも思ったりします。
いや、全くへんてこで突拍子も無いことを言っているのだろうなぁとは思います。
広告は花だけど、パッケージは歴史を紐解くヒントだらけ
「どうも、いきなり失礼します。ポンジュースです」
あら、これはどうもポンジュースさん。
ポンジュースは我ら愛媛の民にとってのソウル飲料です。ちなみに生物にとってのソウル飲料は、水です。
そんなポンジュースさんに今日はお越しいただいたわけですが、実は皆様が普段何気なく観ているこのお姿にも、とてつもない量の情報が詰まっています。
「アッハッハ。ちょっと恥ずかしいなぁ、やめておくれよ」
パッと観ただけでも
- 『POM』というのがブランド(企業)のロゴなのだろう
- ブランドのキャッチコピーは「こだわりは、まじめです」である
- オレンジとみかんを使ったジュースで、濃縮還元の製法を用いている
- 果汁100パーセントの果物ジュースである
- 開栓後は冷蔵保存をしないと痛んでしまう
- 内容量は800mlである
- JAS規格に沿って作られている製品である
- 〈酸素バリアボトル〉という技術を用いて、未開封の長期保存でもおいしさが持続するようになっている
- イラストで描かれたみかんの皮の光沢が、"丸ではなく四角"で表現されていて、みかんの皮の質感が非常に巧みに提示されている
- ラベルはプラスチックで、ボトルはペットボトルである
- ボトルの表面にエンボス加工が施されていることにより、みかんと同じ手触りになり、よりみかんへ没入できる
- プラスチックとペットボトルが使用されているということは、それらが石油からできているこということであるので、石油自体にもとてつもない量の情報が含まれている
- ジュースのその液体自体にも様々な栄養が含まれている
- 果物は植物から生まれるので、大地の様々な成分を吸収している
- 植物も水分を得て生きているため、その水分に含まれた情報の量も膨大なものになる
などでしょうか。
ボトルを回せば、原料の産地がどこなのかもわかりますし細かい成分なども提示されています。
「じっくり観察されるといよいよ恥ずかしくなっちゃうなぁ」
このように、一つの商品を見ただけでもこんなにも多くのデータが含まれているのです。
その情報を一つ一つ、一切をデータ化したら途方も無い量のバイト数になるのではないでしょうか。
ポンジュースさん、ここまでありがとうございました。
「どうもありがとう」
データ化への懸念
果物は情報の宝庫である、というようなことを先に書きましたが、はたしてそれは我が人体でも同じなのではないでしょうか。
この肉体は、自分が食べたもので構成されています。
ということはこの肉体も情報の宝庫である、髪の毛一本だろうが、垢のひとかけらだろうが、それは我が肉体の情報の全てなのでしょう。
全は一、一は全。
そんな人体は、まさに神秘と言えるのだと思うのですが、メタヴァース移行の流行というのはその神秘性を手放させようとしているのではないでしょうか。
しかも自ら進んでその神秘性を差し出すように仕向けて。
わたしは再三主張していますが、自らが自らをデータ化しに行くだなんてとんでもないと思います。
まずこの『世界だと思っている空間』がデータの中なのかもしれないのだから。
てめえをてめえで生きろ。
人生は過不足無しですよ。
この現実世界に存在するものの全てが、情報(データ)でできているということは、いよいよこの世が仮想された空間であるという『シミュレーション仮説』の価値観が現実味を帯びてきますね( ¨̮ )
ありがとうございました( ¨̮ )