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今回はジョージ・オーウェル氏著作の『一九八四年』に関係したお話です。
こいついつも『一九八四年』の話してんな。
『一九八四年』については何度も書いていますので、わざわざまた説明するのもなんだか、という氣持ちもありますが、一応説明します。
『一九八四年』はイギリスの作家であるジョージ・オーウェルが1948年に執筆した小説です。言論統制・情報統制の行われている環境の中、主人公のウィンストンは体制のあり方に疑問を感じていました(体制に疑問を感じて考えている時点で犯罪。思考犯とされてしまう)。体制に対しての疑問を抱えながら生活していたウィンストンでありましたが、あるタイミングで同じ思いを感じていると思われる、ジュリアという女性に出会い。ウィンストンの生活は変わっていく。
大きな栗の木の下で。
と、こんな具合の内容です。
言論統制や情報統制が、2015年前後から世界的に行われ始めたいうことで《『一九八四年』は未来を予知しているのではないか》などとも言われていたりします。
いやぁ、別に言論統制や情報統制なんて2015年前後から始まったわけではなくて、昔から連綿と行われていたことが表層化しただけだと思うんですけれどね。
今回の記事のタイトルに用いました「真理省」ですが、これは物語の中で主人公のウィンストンが務める政府組織です。
真理省はその内部でどのような仕事を行っているか、なのですが、党の頭であるビッグブラザーが発言したことを編纂しています。
そして過去に発言したことと、"今発言したことと"にズレが生じた場合には、過去の発言をなかったことにします。
つまりは改竄の機関ということですね。
さて、わたしは一年近く前にこんなことを書いておりました。
ここでは『真理省はウィキペディアのみだ』としておりますが、いいえ、それはインターネット全体のことでした。
この間、「『ぎりぎり』や『うきうき』などの、同じ言葉を二回続けて言う言葉の漢字って、どんなのだろうか。調べたいな」と思いました。
『ぎりぎり』は『限り限り』と書くそうで、『うきうき』は『浮き浮き』です。
しかし、『ぴかぴか』や『はらはら』の漢字は知りません。
こういった「氣になるものを知りたい時」に何を用いて調べるかといえば、現代であればインターネットでしょう。
わたしも"それ"に支配されているので、どうしても何かを調べる時にはインターネットを用います。
しかし、ですよ。
インターネット上で「これが正ですよ」と言われている情報が、実は手が加えられていたら。
人間は、あらゆるものにおいて『《初めて知る情報》は、その内容が如何にまがい物であっても「正しい情報だ」と思い込む習性がある』と、わたしは考えています。
「その真実は氣にいりません。真打をお願いします」と言わねば、真相にはたどり着けないこともあります。
それはなにもインターネットの世界だけではなく、友人関係や家族関係においてもそうでしょう。
その「これが正ですよ」とされ周知されている情報が、すでに手が加えられたものかもしれない。
『手が加えられていない』という証拠はどこにもない。
インターネットは、その情報のすり替えをいつでも行うことが可能です。
だってビッグなサーバーと常につながっているんですから。
そういうことで、いつでも改竄できるインターネットは『一九八四年』における真理省と同じだとわたしは思い至り、改竄されないためには、情報はデータではないもので持っておかないといけないのですね。
面白いお話があって、もう古いネタになっているかもしれないのですが、どうやら部屋の中で密会をしていても、窓ガラスの振動で中にいる人が何を話しているかわかるそうです(窓ガラスにレーザーを照射し、そのレーザーが感知したガラスの揺れで何を話しているのかを判断するのだそう)。
では、それを防ぐにはどうするのか。
それは、窓ガラスの前にすだれをかけるのだそう。
それだけでレーザーでの盗聴は不可能になるんですって。
面白いお話ですね。
この情報自体が陽動のための嘘情報かもしれませんけどね。
まぁ、ここまで書いてきたことも、これまでこのブログで書いてきたことも、わたしひとりの想像・憶測・妄想の産物ですので、お読みいただいている皆々様方におかれましては、どうぞご自身の脳みそでお考えなすってください。
誰かに凭れた時点で、信仰は発芽いたしますからね。
それもこれも、結局はこの言葉に帰結いたしますが、どうぞ、ご自由に生きてください( ¨̮ )
それでも読書はあらゆる物事への力になるとは思います。
そういえば『過去の発言を無かったものとする』というのは、菅義偉さんが自民党の総裁となった際に、ご自身の著書でも行われていましたね( ¨̮ )
ありがとうございました( ¨̮ )
好い人生を( ¨̮ )