頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

ロゴと広告塔

 

本日もご訪問ありがとうございます。

 

 

シンボルマーク

企業にはロゴというものがあります。

コカコーラ社やSONY社のような「文字のみのロゴ(ロゴタイプ)」の場合もあれば、Apple社やaudio technica社のような「マークロゴ(シンボルマーク)」の場合もあります。

 

このシンボルマークタイプのロゴは、知名度が上がればシンボルマークを見ただけで「あの会社ね」と分かることができるので、効率的とも言えるでしょう。

難点なのは、"その知名度をいかに獲得することか"だとも言えるかもしれません。

 

 

このシンボルマークというのは巧いなと前々から思っていた次第です。

特に、アップル社のMacBookシリーズです。

 

ノート型PCの天板にブランドロゴを置くという手法はおそらく前々からあったでしょう。

ソニー社のVAIOも天板にロゴが輝いていますからね。

 

 

『光るロゴ』

MacBookの何が巧いかというと、『ロゴが光るところ』です。

2000年代のアメリカ映画では多くの場合VAIOが使用されていたのですが、VAIOの場合、暗い場所ではロゴが見えないという欠点がありました(照明の兼ね合いでロゴが見えるように設定していたのだと思われますけどね)。

 

しかし、MacBookの『光るロゴ』は「暗い場所でもブランドロゴをアピールすることができる」のです。

正直なところ、これはとてつもなく強いでしょう。強固です。

 

Apple』という会社のロゴが、スクリーンで映えることで「あのロゴはなんだろう」と興味を引くこともできますし、氣にならなかった場合でも量販店やテレビCM等でりんごのマークを見て「あ!あの映画の!」となることもあります。

それは、アメリカに比べてAppleという会社の認知が低かった日本では特に効果的だったでしょう。

 

ちょっと調べたところによると、『光るロゴ』はスティーブ・ジョブズ氏がAppleに復帰してから生まれたアイデアだそうです。

そのアイデアは1999年発売のPowerBook G3に初搭載されたとのことらしいですね。

 

『光るロゴ』というアイデアで多大かつ圧倒的な知名度を稼ぎ、今では知らない人がいないと言っても過言ではない企業まで発展したAppleですが、現行のMacBookでは光るロゴは採用されていないそうです。

それは、Appleという会社が認知されきった現在では当然とも言えるでしょう。

 

全く人間の心理を上手く利用したマーケティング方法というのは面白いばかりです。

 

 

ヘッドホンのハウジング

正直Appleの『光るロゴ』は前々から思っていたし、「わざわざ書くほどでもないな」と思っていました。

じゃあなんで書いてんのかというと、ヘッドホンを見たからです。

 

ヘッドホンにはハウジングという「機械を包む外装」があります。

『ヘッドホンを頭に装着する際に、両手のひらで包む部分』がハウジングです。

 

その外装部分にロゴやシンボルが刻印されているのを見て、今回の記事を書こうと思い至りました。

 

ABEMA TVの『ラップスタア誕生』というプログラムを見ている時に、回によって審査員が着けているヘッドホンが違っていたのですよね。

実際には「収録回によってヘッドホンを変えている」ということなのだとおもいますけどね。

その時に「あっ、資本」と思いました。

 

それまではハウジング部分のロゴなんて氣にも留めていませんでした。

それこそ「あぁ、オーテクか」「デノンか」「やっぱりソニーは多いよね」といったブランドの確認くらいの認識です。

ですが、知らない内に潜在意識に入り込まれているのでしょうね。

 

 

ちなみに、皆様一度は見たことがお有りかもしれない『THE FIRST TAKE』というYouTubeブログラムはSONY資本だと思われます。

理由は『レコーディングする際につけるモニターヘッドホンが全てSONY製のものだから』です。

実際に世界基準のヘッドホンとはいえ、流石に歌い手側が好きなヘッドホンを使うでしょう。

www.youtube.com

 

 

以前映画の『トゥルーマン・ショー』を取り上げた記事がありましたが、やはり似たようなことが起きているのですね。

floodinhead.hatenablog.com

 

でも、こういった心理的マーケティングって資本主義社会特有のものなのか?

共産主義社会の下では無いのかしら?

 

 

無自覺な広告塔

アパレルの世界でも、そのブランド名がプリントされた服や小物なんてものがあります。

どのブランドでもブランド名がプリントされたTシャツはあります。

 

多くの服ってものは、利用者が着ることで完成しますよね。

当然ですが、ブランド名がプリントされたTシャツも、着てもらうことで完成します。

二つの意味合いで。

 

一つは服としての完成。もう一つは『ブランドの広告塔』として。

 

 

ブランドロゴ入りの服を着た消費者が、各地を歩き移動することでブランドを広告することができます。

わたし個人としては「あぁグッチだ、シュプリームだ、ノースフェイスだ」と思うくらいなのですけどね。成金趣味や権威主義すら感じて嫌だなとも思うけど、これは偏見。

 

 

つまり、『ブランドロゴのプリントされた服を着ている人』というのは『そのブランドの看板を背負っている』ということなのですね。

おそらく当事者様は思い至ってはいらっしゃらないと思いますが( ¨̮ )

 

 

 

 

音樂が愉しい

余談ですが、最近JVCのHA-MX100Vというモニターヘッドホンを購入しました。

 

良いヘッドホンというのは本当に音樂を聴くのが心底愉しいですね。

ぜひ騙されたと思って聞いて頂きたいのですが、ヘッドホンのイヤーパッドはある程度いいものにした方がいいですよ。

www.youtube.com

 

 

ありがとうございました( ¨̮ )