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先日、全く愚かにも我が右奥歯に虫歯が発見されましたので、まったく好まない病院(歯科)に行ってきました。
あまりに早い余談ですが、學生時分、地元の愛媛にいた頃には歯の定期検診に行っても『歯がとても綺麗』と言われていたので、無意識ではありますがその過去にあぐらをかいていたのでしょうね。
本州に来て親知らずが生えだしてから、よくよく虫歯に悩まされております。
まったく愚かだと思います。やはり自負などは持つものではない。
ちなみに以前親知らずを抜歯した際、歯科医の方にお聞きしたのですが、どうやら愛媛出身の方は歯が丈夫で綺麗な人が多い印象なのだそうです。
歯科医の先生曰く、小魚などの食が豊富だからではないか?と推察されておりました。
確かに愛媛はじゃこ天(お魚のすり身の天ぷら)なんてものがソウルフルフードとして根付いていますので、一理あるのだろうなぁと思います。
あと個人的に思うのは地産地消(その土地で採れたものをその土地で消費する食育運動のあれ)の取り組みが盛んだったので、それもありそうかな、と思います。
所詮は、利潤
病院に着いたのがお昼くらいだったので、待合では某お昼のワイドショーが放送されておりました。
内容は、お掃除について。
お風呂場の黒カビを効果的に除去するには。その裏技、そんな内容だったと思います。
なんとーはなしにその放送を見ていました(いつも待機中には本を読んでいるのですが、その本を忘れてしまったため)。
『お風呂場の落ちない黒カビは、まずカビが発生しているゴムパッキンの表面に軽く細かい傷をつけてから、市販のカビ取り剤を使うと綺麗になりますよ!』とそんな内容です。
細かい傷の付け方はタイミング的に見れていないのですが、おそらく使い古しの歯ブラシとかを使うんだろうな、と推察しています。
お次は、お台所の掃除方法に転換。。。
おい!!黒カビの予防方法わい!!!!
思わずそう突っ込んでしまいました。放送を見ながら。心の中で。
除去の方法を教えるんなら予防方法も伝えるんが道理とちゃうんかい!!!と思いました。
いえ、道理ではありません。ただの一消費者のわがまま、勝手な自動思考です。
しかし、そうつっこんだ後に思いました。
「あぁ、消費を促すためなのか」ってね‾\_(ツ)_/‾
今回の放送で、一時的にはカビ取り剤の売り上げが上がるのかもしれませんが、カビの発生を防ぐ方法を電波に乗せて拡散してしまうと、カビ取り剤を販売している企業の業績は下がりますし、ほかに「カビ取り作業を商品としている清掃業者の方々」にも打撃を与えてしまいます。
そして、おそらくですがゴムパッキンに細かい傷をつけたが故に、カビがより発生しやすい状態になっている、ということもあり得るでしょう。
また発生したカビを除去するために、カビ取り剤が売れる。
そんな利潤のいたちごっこ。
企業からすると金の生る永久機関とでも言えるでしょうか。
そんなワイドショーの一場面から憶測を逞しくした、そんなお話です。
ちなみに、以前目にした情報では『カビ発生前のゴムパッキンには、マスキングテープを貼ると良い』なんてありました。
所詮は(たしか)You Tubeの情報なので、真偽は不確かな部分ではあります。
「どだい、無理なんだな」って。
そんなこんなで名前を呼ばれ、治療台へ誘われました。
虫歯であることは自覺しているので、歯を削ることは確定しています。
まさに『まな板の上の鯉』というような感覺ですね。
虫歯のある右上顎に口腔麻酔を済ませ、いよいよ、歯科医の方がドリル(掘削機)を手に治療を開始します。
歯を削る音が、金切り声のように骨を伝わって鼓膜を震わせます。まったく困る。
歯を削る音にも種類がありますが、特に低いごりごりという音は不快ですね。おそらくですが脳に響く類の音なのでしょう。
「あぁ、脳に響く音だから恐ろしいのだな、だから余計に恐怖を覺えてしまうのだろう」と、そんなことをどこか冷静に観察しているわたし自身もいます。
歯科治療を恐怖してしまう理由はほかにもあると考えており、その理由は『口』というプライベートパーツの治療だからなのでしょうね。
以前に『おうち性教育はじめます』というエッセイ本の記事を書きましたが、その書籍にて「人間の体には〈プライベートパーツ〉なるものがある」と載っておりました。
〈プライベートパーツ〉とは『口・胸・性器・お尻』のことを指し、お世話や看護が必要な時以外は、たとえ親であっても不用意に見せたり見せようとしたり触ったり触らせようとするべきではないのだそうです(その理由は直接生死に関わる部分だから)。
そんな場所を自分じゃない人にいじくられるのですから、そりゃあ怖くて当然なのですね。
しかも口腔内は鏡を使わないと見れないし、顔にタオルを置かれるから見えないし。
そんな恐怖を感じながらも、冷静であろうと努める健氣なわたし。
「大丈夫、大丈夫。恐れることはない。リラックス。副交感神経を優位に。弛緩、弛緩」だなんて、脳内で自分自身に言い聞かせます。
健氣ですね、思わず涙がちょちょぎれます。
しかし、そんな時にふと思います。
"『副交感神経を優位に』って思ってるけど、口あけたままでいようとしている時点で交感神経優位になってね???副交感神経優位に弛緩しよう、なんて無理じゃね????"
はい。
たぶん歯医者さんの治療中に、副交感神経を優位にして弛緩するのは、無理です。
てか〈プライベートパーツ〉をいじくられている時には副交感神経を優位にしてはいけなくね?とも思います。
そんなことで、開き直ることにしました。
いやMAJIで「歯がなくなったら死ぬしかねえ」ってのはマジだね。
治療が終わり。
その日は何も食べていなかったので、お食事へ。
とんかつを食したかったのですが、お目当のお店がお休みだったので別なお店へ。
さて、ここまでで『御』を何回使ったでしょうか。
数日前からおうどんをいただきたいな〜と、そんな直感だったので、うどん屋さんで遅めのお昼をいただくことに。
注文したお料理が配膳され、お箸で相当量を口元に運び咀嚼をします。
食べにくい。
口腔麻酔が残留しているために、やたらと食べにくい。本当に食べにくい。
しかも『虫歯ができてるじゃん!!!!』とその存在を知ってから左側で咀嚼していたため、腱か何かを痛めたのか"左側で噛むと痛い"という顎関節症的な事象も発生している我が左顎。
必然的に右側で咀嚼を強いられることになるのですが、右側は口腔麻酔が残留している。
氣を抜けば咀嚼から免れたおうどんが、ちゅるりと口から表出しかねない。
食べにくい…。。。
そんなこんなで惡戰苦闘しながら「生物は歯が無くなったら死ぬしかない、なんていうけど、あれはマジだな。たかが麻酔程度でこんなに狼狽えているんだから、本当にものが食べられなくなったら死ぬしかねえよ。自分の口で物が食べられない人間も、とりあえず延命するようなシステムを人間は採用しているけど、全くそれってのは人間のエゴでしかねえよな。愚かだよ。本当に」と思っておりました。
おうどんはおいしかったです。
ちなみにもっと以前に歯科治療後の麻酔が残っている状態でお蕎麦をいただいたことがあるのですが、味を感じない状況で食べるお蕎麦は本当に輪ゴムを食べているみたいでした。
味を感じないのであれば、食の愉しみなんてものは感じなくて当然だよな。と思います。
No more 氣分の落ち込み
JKインド本
冒頭の方で『いつも本を持って歩いているが、この日は現在読んでいる本を忘れた』と書きました。
わたしはどうしても本が読みたい属性を持っているので、少しでも食事前に麻酔を抜こうと思って本屋さんに行ったのですが、そこで衝撃的な出会いがありました。
めちゃくちゃポップな表紙なので、軽い書籍と勘違いされがちではあると思いますが、とんでもない。
2022年ベスト級のJKインド本でした。
またいつか。
ありがとうございました( ¨̮ )