頭の中の洪水

言葉に頼っているうちなのでまだまだです。

巧いなぁ。

本日もご訪問ありがとうございます。

 

本日ですね(つまり公開日からすれば昨日か一昨日か先日)、とある広告を見かけました。

 

ペリエジュエというシャンパンの広告でした。

 

その広告は白地に、

・商品の名前『Perriet Jouet』『ペリエジュエ』

・英語のキャッピコピー

・商品の画像

・モデルさんを起用した商品のイメージ寫眞

・飲酒についての注意書き

 

以上が印刷されており、それが繰り返して掲示されておりました。

冒頭に貼ったものですが、大きい広告に上記が書かれています。

 

この広告を見て、わたしは「うわぁ、とっても巧いなぁ」と思ったんですね。

 

何が『巧い』のか。

 

日本國において、この広告は日本人に向けて打たれています。

日本人は〈日本語話者〉です。

 

この広告上において、日本人が読める部分って、カタカナ表記のペリエジュエ』だけなんですよね。

その広告が繰り返されている。

 

広告というものにおいて、繰り返し、反復は非常に有効かつ常套手段になると考えているのですが(これはほぼ確定)、広告の受け手である【ほとんどの日本人が認識できる部分】が『ペリエジュエ』という部分だけなんですよね。

正確には「飲酒についての注意書き」もあるのですが、その部分は細めのフォントになっているので、やっぱり目立つ、目が行くのはペリエジュエ』という商品名です。

 

大きい広告を打っているくらいなので、広告代理店が噛んでいるのだとは思いますが、その広告術に思わず「うわー…巧いなぁ…」と感想が口から漏れ出ていました。

 

わたしは広告業に従事しているのでは一切全くそんなことはないのですが、広告というのは本当に面白すぎますね。

そして、途轍もなく興味深すぎる。

 

世間と世界の觀察が樂しくなりますね。

 

 

 

ありがとうございました( ¨̮ )