本日もご訪問ありがとうございます。
わたしは伊坂幸太郎さんの作品が好きです。
特に『モダンタイムス』が好きです。
もう五回以上は読み直しております。
そんな『モダンタイムス 』好きのわたしですが、現在単行本版を読んでいます。
やっぱりいいですね。
なんども書いておりますが、わたしは基本的に文庫で読書を娯しむ層です。
「文庫で読んだ国内小説を単行本で読む」という経験を初めて行ったのですが、文庫と単行本でページの文字数構成が違うんですね。存じ上げませんでした。
今は株式会社ゴッシュの仕事を主人公の渡辺拓海さんが請け負うようになったくらいです。
『モダンタイムス』の作中、主人公が電車に乗っているときに、電車内広告に言及する場面があります。
「前時代では不特定多数に向けて大々的に広告が打たれていた」と書かれているところを見ると『モダンタイムス 』の舞台ではそうではないことが容易に想像ができます。
今の時代でも基本的には不特定多数に向けて広告は打たれていますが、だんだんと変化はして行っています。
そうです。インターネットの登場によって、広告というものの宣伝方法が変わってきているように思うのです。
今の世の中、なんでも『どの商品を見たか』『どんな購買をしたか』が分析され、『いつどこで何を』がアルゴリズムに絡んでいます。
SNS等での『何を何秒見ていたか』もアルゴリズムに組み込まれるそうじゃないですか。
こういったアルゴリズムによって、各々が持っている携帯機器の表示は〈その人用にカスタマイズ〉されます。
それこそが【広告の変化】なのですよね。
では、これからの電車広告がどのように変化するのか。
憶測の域を出ませんが、これも〈その人用にカスタマイズ〉されるのではないかと思います。
ARという技術がありますが、それを用いてですね。
今はまだAR技術搭載の眼鏡、コンタクトレンズなどは一般的ではないですが、これから一般化していくのではないかと思われます。
そのAR技術搭載機器はその人の所有するインターネットデバイスと繋がっており、所有者が興味を示す広告を映し出す。
肉眼で見ればQRコード的な模様でしかないけれど、機器を通したら広告が表示されている。
話題性のあるもの(話題とさせたいもの)は一律同じ表示とするように設定されるが、三文広告的な部分は、受け手によって変化する。
そんな容態へと変化していくのではないのか?と感じます。
それが良いのか悪いのか。
ま、そもそもが憶測ですが。
というより、今現在ですでに〈その人用にカスタマイズ〉された広告は手元の機器で表示されるのだから、上記した広告方式はもう完成されているのかも。
そう考えることも可能ですね。
しらんけど、
いやしかしインターネット上の広告って本当に邪魔くさいですね。
わたしは広告ブロックのブラウザを使っているのですが、この間たまたま普通のブラウザでインターネットを興じたらばストレスがすごかったです。
しかし、それって温室化の賜物なのか?と今思いました。
こわいですね。
そういえば作中で『日本の國産OS』の話が出ており、なんとなく希望的な感慨がありました。
TRON以来ということですかね。
ありがとうございました( ¨̮ )
インターネットブラウザってシークレットモードがありますが、むしろシークレットモードこそマーケティングに用いられていそうですよね。
シークレットモードで検索されるものこそ、欲求の深部にあることである。