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行ってきました『幻魔大祭2022』!魔つやま!
わたくしごとで恐縮にございますが、わたしは出身が愛媛でございまして、なので魔族のリズム隊と同郷、そんな魔族の凱旋は同郷の民として喜びもひとしおなのですよ(魔族の愛媛では『松山』ではなく『魔つやま』らしいので厳密には違いますけどね。しかもわたしは松山の出ではないし)。
なっがい前段。飛ばしていただいてもなんら問題ございませんよ
とまぁそんな感じで、學生の頃に通學で乗った電車で車窓を愉しみながら、おっちらおっちらと鈍行列車に揺られたわけです。
ここらへんはもう蛇足も蛇足ですが、學生時分にはあゝもつまらんと思っていた田舎な田園風景も、離れてみればなかなかに愉しい風景だと思います。
しかし、これは現在離れて都会で汲汲と窮屈な生活を奔走しているからこそ、面白がっているのだろうと感じます。
だから人間我儘なもので、いざ田舎に戻ったらつまらんなどと思うのでしょうね。
しかし愛媛の「のんび〜りと時間が流れる」空氣の空間はいつ体験しても良いと思えるものですね( ¨̮ )
そんなように怒喜怒気と浮き浮きを感じながら松山に到着。
今回の箱である『WstudioRED』というライブハウスは、2014年にできた比較的新しいライブハウスです。
やっぱり愛媛のライブハウスといえばサロンキティのイメージが強いですね。
2013年にMUCCさんのシャングリラツアーで行ったので、どうしても印象は強いです。
そんな余談はよいとして。
開場まで時間があったので、箱の場所を確認するとふらついて喫茶店へ。
『路地裏珈琲店』というお初な喫茶店様へお邪魔したのですが、最高でした。
コーヒーは美味しいわカスタードプリンは美味しいわ原料にこだわって素晴らしいものを使っていらっしゃるわ店主の方の覺悟が感じるわ。
本当にコーヒーが美味しかったからまた行くでしょうね( ¨̮ )
とはいえ松山に行く機会もあまりないのですけどね( ¨̮ )
開場時刻近くになり、箱へ戻るわし。
ここでびっくりしたのですが、それは客層の広さです。
わたしと同じ歳くらいのレディやお兄ちゃん、お兄様方お姉様方、マダムやダンディなオヤジ(後輩より愛を込めての形容)。
初めて八十八ヶ所巡礼さんを観に行った去年の心斎橋JANUSでも、その客層の広さに驚きましたが、その時以上の幅広さにございましたので「やっぱり温故知新バンドだからだ…」と思ったりいたしました。
中には親子?と思わしき貴様らの皆様もいらっしゃったりしました。
わたしもいつか母を八八に連れて行きたいですね。
そんな母はわたしが聴いていたムックさんを氣にいったり、人間椅子さんを好んだり、最近だとラッパーのANARCHYさんにハマっていたりと、我が親ながらよくわからん人です。
いや!人なんてそれぞれ違うんだからわからんで当然なんだ!思い上がるな!
個人的には5月以来の八十八ヶ所巡礼さんなので二ヶ月ぶり、一般的な感覺だとなかなか短いスパンで観ていることにはなるのですが、それでも怒喜怒気と浮き浮きが混ざって手が震えました。
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あ、開場したくらいで黒いアゲハ蝶のおひとりさまがひらひらと頭上を舞っていらっしゃって、とても優雅でございました。
わたしはクソスピさんなのでそういったことがあるとすーぐに〈意味〉を調べるわけですが、そうすると『アゲハ蝶は神の使い』なのだそうです。
「神も魔族の演奏を愉しみにしているのだ(キャッキャ」とか思ってたりしました。
ひとつ氣になるのは、そのひらひら舞うアゲハ蝶さんの羽がぼろぼろだったことです。
心配ですよね。
開演です。
開演SEが鳴る。
やっぱり新しい箱だからかスピーカーがヘタってなくて音が良い。
もちろんPAさんの腕が良いのもある。
音の輪郭もしっかりと立って聴こえて、それぞれの樂器のイコライジングも絶妙Σなバランスで耳に心地よい音でした。
メンバーが登場するセクションに鳴っているウッドベースの音も艶があって、今回はどこか『樹の虚の中で演奏されている』かのような芳醇さを感じました。
粋NALI
さてはて御三方の登場。
いつもはSE後すぐに演奏がスタートですが、イントロのドラムに乗せてマーガレット廣井さんが、
「どうしてライブハウスって暗くてじめっとしてるか知ってる?どうして音がでっかくて照明がビカビカしてるか知ってる?意味なんてないんだよ。意味がないのが意味なんだよ。何にでも意味を求めるもんじゃないんだよ。でもそんな意味のない時間の中で、自分なりの意味を見つけて帰ってくれ(後半はかなりうろ覺え)」と仰っており、なるほどさすがマーガレット廣井さんは良いことを仰るなぁと思っておりました(すぐ意味を求めるクソスピさんはすーぐ棚にあげる)。
『粋NALI』は、イントロに聴こえるマーガレット廣井さんの「とぅっとぅっとぅ♪」が印象的な曲ですが、あの『樂器の出音と自分の声とをユニゾンさせる』という演奏方法?は、ジャズとかそこらのテクニックです。
ライブの終演BGMをLee Morgan氏の『The Sidewinder』にしたり、Chick Corea氏の『Return To Forever』をカバーしたりしている八十八ヶ所巡礼さん(もといマーガレット廣井さん)なので、ジャズとかの奏法?テクニックも履修されているのでしょう。
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もともとスタジオミュージシャンを御志望とのことらしいですしね。
その「とぅっとぅっとぅ♪」ですが、これまたマーガレット廣井さんのスキルの高さを垣間見ました。
あの演奏はスタッカートといって、『ターターター』と音を繋げて鳴らすのではなく『タッタッタッ』と音を切り離して発音する演奏方法です。
音の作り方と樂器自体のセッティングにもよりますが、一般的にベースという樂器は弦が太いためにサスティーンという〈音の残り香〉みたいなものが残りやすい特徴があります。
その『サスティーンが残りやすい』という特徴があるために、ベースはスタッカートがし難い、また、難しかったりします。
し!か!し!
マーガレット廣井さんはそれを難なくこなしている。
音も、よれたりぼやけたりしていない。
歌と樂器とのユニゾンがぴったり。
=イコールつまり「めちゃくちゃスキルが高い」ということなのです!
『できてから比較的時間の経っていない新しい箱だからスピーカーもヘタってない』と前述しました。
「じゃあスピーカーの性能じゃん?」と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、スピーカーがヘタっていないからこそ、誤魔化しが効かないのです。
要約すると、すげー巧くてびびった。です✌️
『狂感できない』のベースリフを聴くとわかりますが、おそらくマーガレット廣井さんのベース(日の丸スタインバーガー)は、弦高(指板と弦との幅)が極限まで低いのではないかと思います。
弦高の高い低いはそれぞれに良さがあるので、どっちがどうとは言えませんね〜だれからも何も言われてませんけどね〜。
曲の感想?樂しかったから覺えてないです!!
あ、歌い出しからマーガレット廣井さんの声がとても出ていらっしゃって、やっぱりヴォーカルとしてのポテンシャルも高いよなぁなどと偉そうなことを思っておりました。
幽星より愛を込めて
上に同じ!!樂しすぎて覺えていません!!!遺影!!!!
幽楽町線
夏ですね…。日本には幽霊という風情があります…。
ギターソロの時に上手でKatzuya ShimizuしてるKatzuya Shimizu先生とは反対に、(以前に書いたステージングの基本に倣って)下手に行くマーガレット廣井さん。
そこで下手の貴様らにじっと見られたのか、「あっち!あっち見な!」と口パク&顎で上手に促すマーガレット廣井さんと、それを意に介さずマーガレット廣井さんを迎え入れている下手の貴様らの皆様の攻防?やりとりが面白かったです。
それ見てめちゃ笑ってた。
幻魔大祭
ドラム始まりの曲なので、実は最初『脳の王国』かと思っておりました。
「生前にお祭りや賑やかな場所が好きだった魂は、樂しげな場所やみんなが樂しそうにしている場所にやってくるそうだ」とマーガレット廣井さんが曲の開始前に話されていました。
超個人的な話になり恐縮ですが、つい先月わたしの父が亡くなり、その父も祭りが好きな人だったのでちょっと泣きそうになりました。
『お祭りが好きだった人を弔うには、目一杯愉しむしかない!』と愉しみました。
鼻茸
「わたしとKenzooooooooは松山出身なんだけど、、、魔界にも愛媛があって、まつやまがあるの。まつやまの『ま』は魔界の『魔』ね」と話すマーガレット廣井さん。
7/17に、「明日ライヴあるんで奥さんと一緒に来てくださいよ」と二十年来お世話になっている先輩さまにメールを入れたマーガレット廣井さんですが、「『鼻茸』?っていう鼻の中にキノコができる病気になって、日赤病院に入院してるから無理だ」と返信があったそう。
『こっちが年下だからってばかにして』と思ったマーガレット廣井さんは「からかわないでくださいよ」と返信したそうですが、MAJIだと。
「『いや、本当だからLINE教えてくれ!写真送るから!』って言われたんだけど、わたしらいんやってないから(ここすごいマーガレット廣井さんっぽい)、らいんやってないですって返信したら『じゃあSNSに送るから!』と言われて、実際に送られてきたのを見たら、本当に鼻の中にエリンギみたいなのができていて!いや、しめじかな?白いしめじがグン!って鼻の中に突き出てて、それを取って入院してるって。次!」
→『OH! SOJI!』へ。鼻茸をOH! SOJI!した奥平さんへ捧げていて、粋で笑いました。
この日の『OH! SOJI!』はベースの音がこれまでに比べて、すごくブリブリな音になっていて氣持ち良かったです。
そしてドラムの「ドッドッタ、ドタン ドンッドッタ、ドタン、」のバスドラ『ドッド』とベースとが綺麗にユニゾンしていて、とても心地よいリズム隊でした。
狂感できない
以前『狂感できないは世間との決別の曲』と評しましたが、この日の演奏は「より強くて決定的な怒り」を感じました。
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「この三千世界の〜」から「〜狂感できない」までのセクションが、だんだんとダイナミクスが上がっていく演出になっており、上記した『怒り』が積もっていく様を想起いたしました。
そのあとにスッとクールダウン?しますが、その雰囲氣?がPVと一緒だ!と思いました( ¨̮ )
上記した『怒り』ですが、この直前?のMCでマーガレット廣井さんが悲しくなって泣きそうになっていました。
その原因に対しての『怒り』なのでしょうか?
鬼畜
重い。
やっぱりこの曲の冒頭にKenzooooooooさんが鳴らすエイトビイトが重い。
心臓にそのまま拳を打ち込んでくるようなパワーと重さを感じます。
あと、これはあげつらうつもりは一切ないのですが、Katzuya Shimizuさんがアルペジオのところでミスタッチをされていました!
Katzuya Shimizuさんはギター講師もされていることから、正確無比でミスなんてしない早弾きMachineだと思っていたので、ミスした時は「あっ!ミスした!先生も生きているんだなぁ😌❤️」などと思っておりました( ¨̮ )
JOVE JOVE~M.O.8
この流れは定番になっておりますが、やっぱりテンションが高揚しますね。
『M.O.8』の曲が始まる前にマーガレット廣井さんが「モヤ」といいますが(あ、そういえば今回はKenzooooooooさんのドラムオンリーの始まりではなくて音源イントロの「みょっみょっみょ」があってからの「モヤ」でした。伝わってる?)、最初の「モヤ」にはディレイがかかっておらず、二度目三度目の「モヤ」でマーガレット廣井さんが空中の『モヤ』を探すように中空を見回す、という所作が可愛らしかったです( ¨̮ )
絶妙Σ
曲が始まる前の「拳を拝借!」からの『DBTコール』が無かったので、「あれ?今回はそういうアレンジなのかしら?」と思ったりしてました。
久しぶりに聴いたけども、やっぱりこの曲は樂しいですね。
浮き浮きするしかないですし、マーガレット廣井さんのお好きなニヤニヤも無限増産されてしまいます( ¨̮ )
攻撃的国民的音楽
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貴様らの皆様が『攻撃的国民的音楽』の『新しい國では心臓の爆音が鳴り放題』の後にある〈選手宣誓みたいなキメ〉で同じように選手宣誓をしたり、『今日も軽い冗談と』の後の『ワオ!』で手を挙げたりとしているのを見て、ニヤニヤしたマーガレット廣井さんを見てわたしもニヤニヤしたりしてました( ¨̮ )ニヤニヤ
そういえば『攻撃的国民的音楽』の「はたらき蜂⑧では死に切れない」がなぜかやたらと脳についたな。
やっぱりはたらき蜂⑧ではやりきれないもんね。
あと『その胸の太陽を燃やせ』の部分に、よりマーガレット廣井さんの熱が入っていたように思いますね( ¨̮ )
マーガレット廣井さんも生きている
具現化中前のMCにて。
「我々は貴様らに、ここライヴハウスでやりのこしたことがないように帰ってほしい。魂とか氣持ちの面でもだよ」と話すマーガレット廣井さん。
「ライヴハウスがどうしてこんなに音がバカでかいのかとか、なんで照明がビカビカしてるのとか、そういった意味なんてないもののでも、何か意味を、それぞれの意味を見つけて帰ってほしい。わたしはこのライヴハウスでやりのこしたことがある。『絶妙Σ』の頭で『DBT! DBT!』って言い忘れてしまった」
なんと!アレンジじゃなくて単純な言い忘れだった!マーガレット廣井さんも生きているのだ!
「『M.O.8』の後が『攻撃的~』だと思ってて、足元を切り替えてたから言えなかった。このまま帰ると絶対に後悔するから、最初だけやりなおしていい?」と問いかけるマーガレット廣井さんに対し、貴様らの皆様は大いなる拍手で『もちろん大歓迎』を表現。
「拳を拝借!」からの『DBT!コール』で会場のボルテージは最大値を超えていたように思います。
少なくともわたしのボルテージは超えておりました( ¨̮ )
あとこの時?に『地元凱旋なのにチケットが売り切れていない』って話をしていたんだっけか?
「そりゃ全國各地にいろんなライヴハウスがあって、それぞれ規模も違う。行きたくても予定があって行けなかったとかもあるのだろう。チケットが売り切れていないことは何も氣にしていない」と強がるマーガレット廣井さんが非常に可愛くて、今思うと愛おしい感情でした( ¨̮ )
「年に一回FMえひめに出演するくらいで、普段メディアに出ない我々を求めてこんなにも多くの貴様らが集まってくれている。我々がメディアに出て急にチケットが取れなくなったら、貴様らも嫌でしょ?」と、ファン思いと強がりがないまぜになったことを話すマーガレット廣井さん、かわいい( ¨̮ )
「我々はメディアには頼らない。あんなものは嘘っぱち」みたいなことも仰っていたかも。
わたしの脳内が勝手に作ったのかもしれないけど、同感ですよ、マーガレット廣井さん( ¨̮ )
金土日前のお話
以前の公演で「金曜と土曜と日曜しかしない曲!金土日!」と言っていたので、「今日は月曜だからやらないだろうな。何を演奏するんだろう?」と思っていたら、イントロのドラムが始まって「あら、やるんだ( ¨̮ )」と思いました。
メンバー紹介では「徐々に木と一体化して、最近は木を削り出してスティックを作ろうとしている男」と言われ、いつもの困惑の表情を浮かべるKenzoooooooさん。
もしかしてマーガレット廣井さんしか喋らないから、マーガレット廣井さんは好きなことを喋っている??
「on!徐々に木と一体化しているドラム!K,e,n,zにoが八つで!Kenzoooooooo!」
「我々一昨日広島でライヴをして、ここの二人(リズム隊)はそのまま愛媛に来たんだけど、かっちゃんだけ地元、、魔界に帰って身内の結婚式に行ってきて、すぐあとに魔界から怪鳥に乗って、大きい烏に乗って松山に来ました」と紹介されて、どこか恥ずかしげなもじもじ顔をするKatzuya Shimizuさん。
「on!妹の結婚式でちょっとウルッときた、徐々に人間になりつつある早弾きMachine!Katzuya Shimizu!」
「徐々にわたしは何になっているかというと、貴様らになっておる。貴様らのそのマスクの下の表情や氣持ちが手に取るようにわかる!我々は魔族だから人間の氣持ちなんて簡単にわかる!」
最後のは言ってたか定かではないです。でも似たようなことは仰っていました。
「on!徐々に貴様らと同化しているベース!マーガレット廣井でございます!」
金土日
「金曜と土曜と日曜の曲。今日は月曜。今日は月曜日なんだよ!海の日なんだ!金曜と土曜と日曜と海の日にしか演奏しない曲!金土日!」で曲のスタート٩( ᐛ )و
曲途中の『やってる意味のないことが大切♪』の部分で、「わざわざ凍狂から12時間かけて我々はこの松山まできておるわけだが、正直なところ、こんな行動になんの意味なんてない!ライヴハウスの照明がビカビカしてるのも、音がばかでかいのも、意味なんてないがそんな意味のないものを求めて貴様らがこうやって集まってくれておる。それが意味でいいじゃん。二時間のライヴが愉しい、意味なんてそんなもんでいいんだよ」とマーガレット廣井さんが仰っており、そうだよ、いい事言うなぁとウンウン頷いておりました。
【意味】とかに囚われて汲汲とならんでも、今生きてるってことが意味だったりしますしね。月並みですがそんなもんでいいんでしょう( ˘ω˘ )
マーガレット廣井さんは「そんな意味のないものに人生をかけておる!というよりもう人生になっておる!」とも仰っていたのですが、この時に「なんかゴッホみたいなことを話してはる」と思いました。
ゴッホさんは『そうだ、僕は絵に命を懸けた。そのために半ば正氣ではなくなっている。それもいいだろう』と仰ったそうです。
ゴッホ展で見ました(・◡・)
マーガレット廣井さんは『金土日』で起こる手拍子に「もう崩しようのない一体感ができておる!一体感なんてなくて良いんだ!、、、わざとずらして手拍子するの難しい!」と言いながら手を叩いたりしていました( `◟ 、)
「みんな元々はバラバラなんだから、わざわざ一つになんてならなくていいの!個性!手拍子の仕方!個性!マスクの色!個性!」
この一体感については、賛成でもありますが、そんなばらばらな個性が『一つのものを作ろうとしている様』が美しいという見方もできるので、バランスだよね、と思います。
一応言っておきますが、マーガレット廣井さんへの反対では、一切ないです( ¨̮ )
良く無いと思うのは『どちらかを良い/悪いと断定し、片方に偏りきること』ですからね。
余談ですが、『ロックバンドと観客との一体感』は、やっぱり伊坂幸太郎著作の『魔王』を思い出すなぁ。
『魔王』はファシズムを取り扱った作品であったから、ライヴハウスでの一幕はすこし物騒に捉えた描き方をしていたけど、個人的には【バンドとファン】の関係はどこか宗教っぽいというか、信仰的な側面があっても良いと感じます。
大体、ファンという呼称は〈fanatic(狂信的)〉から来ているそうですしね。
しかしマーガレット廣井さんの言葉を聴いていると、本当に六種体癖的な主張をされる人だなと思います。
「Kenzooooooooのお兄さんKenzooooooooとおんなじ顔してるから探したらいいよ」とマーガレット廣井さんが言ったのを契機にフロアをキョロキョロしだす貴様らが面白かったのと、「かっちゃんのお兄さんもがんばってる!」と「Kenzooooooooのお兄さんもがんばってる!」とマーガレット廣井さんが言った時のお二人の表情がなんとも良かったです😌
ブロマイドにして物販で売りましょう😊😊😊
総括
毎度のことながら、良いライヴでした( ¨̮ )♡
地元凱旋だったこともあり、これまで観た公演で一番マーガレット廣井さんが暖かい感じがしました。
マーガレット廣井さんはいつも暖かい人ですが、その暖かさの種類が違うというか、アットホームな感じというのでしょうか、やっぱりマーガレット廣井さんも浮き浮きされていたのでしょうか( ˘ω˘ )
チケットが売り切れなかったのは氣にされていましたが、それも愛嬌というか、別になんら問題ないんじゃないかと一介のファンとしては思います。
なんというか、八十八ヶ所巡礼というバンドを好む人って、御三方が奏でる音を『魂が求めている』感覺があるので、ファンが増えることはあっても減ることってそうそう無いんじゃねえかなって思うからです。
最初の方で『客層の広さに驚いた』と書きましたが、マダムやオヤジたちはそれだけ触れてきた音樂の積み重ねが厚いわけです。
そんな諸先輩方がわざわざライヴハウスに足を運ぶ、なんてのは、ある意味合いで『八十八ヶ所巡礼というバンドが〈本物〉であるから』ってことなのではないか、と感じます。
個人的に【本物】みたいな形容は好きではありませんが、分かりやすいのでそう表現しました。
それこそ、メディアに出てないのに恵比寿リキッドルームを埋めてたってことは、それだけバンドの地肩が強いってことだと思うし、どうしてもメディアに出て『売れた人』って、どこかに『やりたくなさ』みたいなものを(わたしは)感じるので、たとえメインストリームから外れたところでも『信念を持って純粋にしたいこと』を突き詰めていけば良いじゃんね。と思います。
ICE BAHNのFORKさんのリリックをサンプリングしますが、『流行は文字通り流れて行く』のですよ。
メディアで恣意的に「作られた」急繕いの流行なんてものは、所詮すぐに淘汰されるもんですから。
on!
地球に根付いた大樹のように愛されるバンド!
八十八ヶ所巡礼!!!!!!!!
bibouroku。
あと、ライヴでは「東京!」や「大阪!」と、その土地の名前を呼んで空間の空氣を盛り上げるという手法がありますが、この日は「愛媛!」ではなく「松山!」だったのが、なんというか、思い入れを感じてほっこりしました( `◟ 、)
『エイトビイトな人々』は今回も聴けなかった!残念です!
しかしそういった心残りがあるからこそ、生きる活力になるってもんです( ¨̮ )
「会いたいな」と思うからこそ、未来には会えるし、死なないんですね( ¨̮ )
さて!
次は8/28の心斎橋JANUS『八=八』です!
『幻魔大祭』とのタイトルではないので、レア曲がセットリストに組み込まれていることを期待し、生きましょう( ¨̮ )
ありがとうございました( ¨̮ )
Bonus Track🍆
なんでか八十八ヶ所巡礼さんのライブ後は酒が飲みたくなるので、お食事も兼ねて酒場へ。
好きなものを目についただけ調子に乗って頼んだら、量が多くて食べるのに必死でした。
終電の時間もありますしね。
しかし、物価ってものを考えていかなった…。
生活の拠点にしている都会よりも愛媛の方が物価が安いに決まってるよねぇ。
御会計は3,330円でしたが、都会の魔界だとプラス野口くらいはするぜ…。
あるいは量がダウンサイズ。
蛸の唐揚げが好きで、お品書きにあれば大抵注文するのですが、店員さんが持ってきた時にX JAPANさんの『紅』が聴こえてきたので「たこからだー!」とか言って一人ではしゃいでおりました。
何の話?
しかしお茄子の揚げ浸し(煮浸し?)があんなに美味しいものだとは…。
マーガレット廣井セット
ありがとうございました( ¨̮ )