本日もご訪問ありがとうございます。
読んで觀て聴いた作品たちから個人的な一番を勝手に決めます!
作品名/作者名 と表記いたします。
【音樂編】
[邦樂]
幻の巣箱 - 蛸地蔵
MUSIQUE NON STOP A TRIBUTE TO KRAFTWERK - Various Artists
汽車には誰も乗っていない - たま
BEST +Ⅱ - 中森明菜
[洋樂]
Real Life - Kinga Glyk
That's What I Am Here For - Roy Buchanan
Misterioso - Thelonious Monk Quartet
Thelonious Himself - Thelonious Monk
Waltz For Debby - Bill Evans
Light As A Feather - Chick Corea & Return To Forever
A.R.C. - Chick Corea
Fabiana Palladino - Fabiana Palladino
Mingus Ah Um - Charles Mingus
In The Court Of The Crimson King - King Crimson
Larks' Tongues In Aspic - King Crimson
The Melody At Night, With You - Keith Jarrette
Joker: Folie À Deux - Music From The Motion Picture
A LOVE SUPREME - John Coltrane
WINELIGHT - Grover Washington, Jr.
MUSIQUE NON STOP A TRIBUTE TO KRAFTWERK
【書籍編】
[日本]
闇に染まりし、闇を祓う - はやせやすひろ
人獣細工 - 小林泰三
恐の胎動 - クダマツヒロシ
近畿地方のある場所について - 背筋 (二回)
正欲 - 朝井リョウ (再読)
11人いる! - 萩尾望都
廣井きくりの深酒日記 1 - はまじあき、くみちょう
14歳の君へ - 池田晶子
廣井きくりの深酒日記 2 - はまじあき、くみちょう
向日葵の咲かない夏 - 道尾秀介 (再読)
総員、玉砕せよ! - 水木しげる
頭のいい人が話す前に考えていること - 安達裕哉
本心 - 平野啓一郎
書いてはいけない 日本経済墜落の真相 - 森永卓郎
飛ぶ男 - 安部公房 (二回)
モダンタイムス (単行本) - 伊坂幸太郎
ノックの音が - 星新一 (再読)
[海外]
シャーロック・ホームズの帰還 - コナン・ドイル
ナッシング・マン - キャサリン・R・ハワード
星を継ぐもの - ジェイムズ・P・ホーガン
ビッグ4 - アガサ・クリスティー
流れよ我が涙、と警官は言った - フィリップ・K・ディック
動物農園 - ジョージ・オーウェル
バーティミアス サマルカンドの秘宝 - ジョナサン・ストラウド
人獣細工 - 小林泰三
最低!最高!!
表題作の『人獣細工』は倫理観なんてフル無視で突っ走っています。
ラストの場面なんて、以後の生活で思い出すのだろうと思うほど衝撃的でした。
確かに面白かったのですが、この作品はとてもじゃないけど人には勧められません。
ですが、一読の価値はあると思います。
そして、個人的には『本』の方がすごかった。
終盤にある場面で「かあっこいいいいいぃぃぃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」と思わずにはいられませんでしたね。
《本を読むという行為》に付与された作用と、それを巡っての騒動。
本を読むことと読まれることと書くこと。
あのトリックはとてもかっこよかったなぁ。
また「現実だと思っている現実は、果たして現実なのか」という実存を問うような姿勢は、フィリップ・K・ディック氏の作品を想起いたしました。
「コオ!!」の場面と、その前後について、一條次郎さんの作品が過ったので、一條次郎さんは小林泰三さんから影響を受けたりしているのかな、とも思ったりもしました。
『玩具修理者』に収録されている『酔歩する男』を読んだ時にも思いましたが、小林泰三さんのホラーというのは明るかったり、色味があったりするように感じます。
暗い場所では何も見えないが、強烈な光に当たっても何も見えないのだ。
虐殺器官 - 伊藤計劃
総員、玉砕せよ! - 水木しげる
頭のいい人が話す前に考えていること - 安達裕哉
バーティミアス サマルカンドの秘宝 - ジョナサン・ストラウド
【映画編】
[邦画]
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎(二回)
鬼滅の刃 絆の奇跡、そして柱稽古へ
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(二回)
ぼっち・ざ・ろっく Re:
ぼっち・ざ・ろっく Re:Re:
あの人が消えた
cloud
[洋画]
JOKER :Folie A Duex
ネットワーク
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
鬼滅の刃 絆の奇跡、そして柱稽古へ
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
JOKER :Folie A Duex
今年はあんまり映画觀てないのですね。
なんか意外です。
2024年のベストは?!
総合ベスト!!
Larks' Tongues In Aspic - King Crimson
です!!!!!!!!!!
本来ならば各部門の一番を決めるのですが、いかんせん決定的なものが『Larks' Tongues In Aspic』しかなかったんですよね。
書籍部門でも素敵な作品は多々ありましたが「ウワー!!これはすげえや!!!」となるものがなく、消去法で一番にするってのもどうなのかと思ったのです。
『人獣細工』は素晴らしいのですがこんな倫理フル無視の作品を「よかった!!」というのはどうか、と思いますし『NSA』も同じ理由です。
作品についての記事を書いた数でいえば『虐殺器官』ですが、打ちのめされた内容ではなかった。
2022年ベストであった『ある男』の平野啓一郎さんがその後に発表した『本心』を樂しみにしておりましたが、わたしにはぴんと来なかった。
ということで書籍部門で該当はなし。
映画の部門ですが、公開前は「『JOKER : Folie A Duex』が2024年ベストか?」と思っておりましたが、いざ鑑賞したらどうにもそこまでではない(作品は好きです)。
なので【映画】の部門では該当作はありません。
が、【映像作品】では有ります。
その作品は『チェルノブイリ』です。
この作品は良かったですね。
なかなか衝撃的な場面などもありますが、この作品は『觀た方が良い』作品です。
ちなみに『総員、玉砕せよ!』も觀た方が良い作品です。
いや、《觀るべき作品》ですね。
そして、音樂部門ですが、2024年総合で一番となった『Larks' Tongues In Aspic』です。
これはもうぶっちぎりです。
第一作目の『In The Court Of The Crimson King』で大ハマりし、二枚目に選んだ五作目です。
一曲目の『Larks Tongues' In Aspic, Part One』から素晴らしいですよね。
カリンバのようなコロコロした音から不安を誘うような弦が鳴り、大Fuzzyなギターサウンドが轟く!
一曲目からニヤニヤが止まりませんし、この氣持ち、なにやら覺えがあります。
ニヤニヤしながら聴き進め、四曲目の『Easy Money』
イントロのギターフレーズからかっこよくて酔っ払いの顔になってしまいます。
この「水が揺蕩うようなグルーヴ」すごくかっこいいです。
しかもこの曲は間奏の後で音量が大きくなるんですよね。
この演出もめちゃくちゃかっこいい。 イカしている。
五曲目『The Talking Drum』
この曲、一見すると退屈な曲です。
しかしこの曲はベースがいい。
なんというか、危うさ?があるような調べです。
暑い日の陽炎のような危うさがゆらゆらと立ち上ってくる。
アルバムタイトルである『Larks' Tongues In Aspic』は邦題で『太陽と戦慄』なのですが、その "戦慄" の要素が濃く演出されていると感じます。
しかもこの曲があるからアルバム最後の曲である『Larks' Tongues In Aspic, Part Two』がより活きてきます。
『The Talking Drum』のエンディングはサックスがいななくのですが、そのいななきをバツっとぶつ切るように『Larks' Tongues In Aspic, Part Two』が始まります。
5/4拍子のギターバッキングが鳴らされてバンドがオールインするのですが、も〜〜〜〜うかっこいい。
最高ですよ。
御託はいらない。かっこいい。
この演出は間髪入れずあるので、ネットやサブスクリプションサービスでは上手く聴けないのではないかと思います。
是非とも音源を購入して聴いてみてください。
そしてこの曲でアルバムの最初から感じていた覺えのある感情の正体をつかみます。
この感情は『とんでもないものを知ってしまったかもしれない』です。
これは直近だと八十八ヶ所巡礼さんの『攻撃的国民的音楽』を初めて聞いた2021年以来です。
『とんでもないものを知ったかもしれない』の感情をまた覺えることができたことにも感激ですし、そう思えるものがまだあることにも感激です。
そしてこの感情を一番最初に覺えたのはYesさんの『Fragile』を聴いたときです。
プログレで更新している!!!
プログレを聴かないとその感情を覺えることができない!!!!
やっぱりプログレッシヴ・ロックは最高です。
おそらく『Larks' Tongues In Aspic』は人生ベストに入るほどの名盤だと思います。
こんなに素晴らしい作品に出会えた時点で2024年は大成功ですね( ¨̮ )
ということで、2024年の個人的ベストはKing Crimsonさんの『Larks' Tongues In Aspic』 でした٩( ᐛ )و
さてはて、今年もお世話になりました。
今年のお正月には酔いに任せた記事を書いた記憶があります。
その際に『今年はいままでよりももっと自分の氣持ちを書こう』と言っておりましたが、できていたのでしようかね。
まあ無事生きただけで儲けもんですわ。
では、良いお年を〜。
ありがとうございました( ¨̮ )



